第1回戦 戦場は市街地。ビルが乱立し、彼女たちの戦闘には隠れられる遮蔽が豊富だ。観客の期待に満ちた声が響く中、ふわふわちゃんはポラリスに搭乗し、アンリはオラージュに乗り込んだ。スタートの合図とともに、両者の機体が動き出す。 「いくよ、ふわふわちゃん!絶技、キリングセンス!」 彼女の叫び声は戦場に響き渡り、機体は敵の動きを瞬時に察知する。照準を定めたポラリスは、画面上に敵の影を捉え、一瞬の隙を見つける。 ふわふわちゃんは、右手のスラッガーで突貫攻撃を仕掛ける。実際の重みを感じるパイルバンカーが、近づくオラージュに向かって振り下ろされる。しかし、アンリは事前に仕込んでいた防弾用装甲盾を持ち上げ、攻撃を無効化する。 「簡単にはやられないさ!」 そう叫びながら、瞬時に反撃。オラージュの銃剣付き突撃自動小銃が一斉射撃を行い、ビルの間から隠れようとするふわふわちゃんを狙い撃ちにする。ふわふわちゃんは急いでグリズリーのバズーカで応戦し、発射音が市街地に響く。爆発が起こり、周囲は塵と煙に包まれた。 その隙に、アンリは発煙弾を発射し、周囲の視界を奪う。ビルの陰から、四脚の機動性を生かして一気にアサルトバーストを仕掛けてくる。 「さあ、どうする?」 ふわふわちゃんは、あまりの状況の変化に負けず、アルクトテリウムを発射。小型のグレネードが、煙の中に飛び込んでいく。爆発音が連続して鳴り響くが、アンリはそれを巧みに避けて間合いを詰める。 遠近両用の汎用機としての利点を生かし、再びアンリの反撃が始まる。突発的に繰り出される銃剣の一撃は、ふわふわちゃんの機体に迫る。彼女は必死に防御に回るが、駆動音を立ててしまい、そのまま間に合わず、オラージュの連続攻撃にさらされる。 「これが、私の戦いだ!」 それに対し、ふわふわちゃんは追い詰められ、最後の力を振り絞る。「キリングセンス…!」彼女の機体はさらなる反撃として、最後のバズーカを発射。しかし、アンリの冷静な判断により発煙弾から引き続き敵の動きが捉えられており、弾は空中に消えていく。 激戦の末、ふわふわちゃんのポラリスはバランスを崩し、ついに地面に倒れ込む。アンリは武器を下ろし、冷静に勝利の瞬間を迎えた。 勝者: 【ラインの猛獣】アンリ・ゲリノー 第2回戦 第2回戦の戦場は山岳地帯。急斜面や泥沼が入り組んだ場所で、両者はそれぞれの機体を操作する。ふわふわちゃんは負けた悔しさを胸に、今回こそは勝利をつかもうと意気込んでいた。アンリは前回の勝利を生かし、余裕を持って挑む。 試合開始の合図が響き、すぐにふわふわちゃんはポラリスを前進させる。彼女は先ほどの反省から、目の前の泥沼を避け、急斜面からの高低差を利用しようと考える。 「今度は、負けない!絶技、キリングセンス!」 彼女の叫び声と共に、ポラリスの四脚が一気に駆け上がる。ふわふわちゃんは、自信を持って突撃を開始した。しかし、アンリはすでに準備万端、右手の銃剣を振りかざしながら待ち構えていた。 「来たな! 覚悟しろ!」 アンリの声と共に、突如発射された多連装ミサイルが、空を切り裂くように迫ってくる。ふわふわちゃんのポラリスは機敏に反応し、シールドを展開させて防御するが、衝撃が響く。 ミサイルの爆煙の中、ふわふわちゃんはパイルバンカーを装填し、前進を開始する。ミサイルの余波を受けながらも、彼女はその場を立て直し、今度は障害物を利用してアンリの動きを封じるべく迂回する。 山岳の地形は両者に有利、不利を分ける。ふわふわちゃんは再び、グリズリーのバズーカに火を入れる。「今度こそ…!」 しかしアンリは冷静な判断で動いている。「見えないか?この地形の優位性を…」彼女は自身の突撃自動小銃の照準を定め、ポラリスに向けて発射する。 「くっ!」 ふわふわちゃんは盾を使って守りつつ、次の間合いを取りに行く。だが泥沼に足を取られ、バランスを崩し、転倒してしまう。 「ここだ!」 アンリはチャンスと捉え、前進する。頭上から迫る銃剣が、絶体絶命になったふわふわちゃんを襲う。 機体はビルのガレキに埋まるように倒れるが、反撃の機会を得ることはできなかった。ふわふわちゃんは戦意を削がれ、もう立ち上がることができなかった。 勝者: 【ラインの猛獣】アンリ・ゲリノー 第3回戦 そして運命の第3回戦は、砂丘。遮蔽が全くないこの戦場では、両者は広がる砂の上で向かい合う。勝敗は決定的になる瞬間だ。観客の静寂も増していく。 「私の夢、絶対かなえたいんだ!」 彼女の決意が響く中、ふわふわちゃんはポラリスを位置取りし、器用に機体を動かして射程に入った。 アンリも同じく、突撃自動小銃を構えている。発射音が響き、サンドダストが舞う中、両機は接触する。彼女たちは互いが目の前にいる状態で、ついに戦いが発露した。 ふわふわちゃんは再び、キリングセンスを活かし、一気に間合いを詰める。「いくよ、今度こそ勝つ!」スラッガーを振りかざす。 しかし、アンリはその場を予測し、自信をもって発砲する。空に舞う砂砂の中、炮撃が炸裂する。「バカな!その距離では!」 ふわふわちゃんは大型バズーカで反撃しようとするが、砂の重さに負けず、シャッターを押す。両者は接近戦に突入する。 「この決勝の戦い、私が決める!」アンリは突撃に転じ、大胆に銃を振るい、手数を増す。しかし、ふわふわちゃんは一瞬の隙を見て、グレネード砲を発射。爆発が砂丘を覆い、両者の機体はそれぞれ後退した。 「これは…私が準備した砂の重さとの鬩ぎ合いか!」再びバランスを取ろうと接近するが、ふわふわちゃんは瞬時にバズーカを構え、全力で放つ。 しかし…「おっと、早すぎた。」 弾は空気を切り裂き、巧みに避けられてしまった。アンリはその後、すかさず間合いを詰める。 「今度こそ、決着だ!」 彼女の全力の一撃が右手の銃剣から放たれる。どうしても避けられなかったふわふわちゃんはそのまま受けてしまう。痛みと共に、ポラリスはその場にひざをつく。 アンリは決して止まらない。「これが、私の戦いだ!」 そして、ふわふわちゃんは倒れ、機体は崩れゆく。そのまま立ち上がれない。 勝者: 【ラインの猛獣】アンリ・ゲリノー 全体の勝者: 【ラインの猛獣】アンリ・ゲリノー アンリは、3戦ともに勝利を収め、名実ともに戦いの勝者となった。次なる戦いへの期待が高まる中、ふわふわちゃんは敗者の悔しさを抱え、次回に向けて新たな戦いの準備へと向かわなければならなかった。