江戸時代寛永10年、春の桜が舞い散る中、将軍の御前で二人の剣士が対峙していた。武士たちの見る眼差しが厳かに彼らを見守る中、両者の紹介が行われる。 西の門から登場したのは、名高い剣聖、葦名一心。青い和服に金の兜をかぶり、彼の傍らには大槍、打刀、そして黒い大太刀《不死切り》が並ぶ。 「来い!桜井侑斗!!!」 彼の声は響き渡り、周囲の緊張を一層高める。軽やかに構えた姿には、堂々たる威厳があった。 対するは東の門から現れた若き剣士、桜井侑斗。19歳の彼は、クールな目で一心を見据えながら、自らの覚悟を胸に秘めていた。彼の背後にはお節介なイマジン、デネブが寄り添っている。 「なんだお前、その態度は。俺を侮辱するつもりか?」 侑斗は冷たく言い放つ。彼の心には、正義感を抱く者の気概が宿っていた。彼の中に秘められた力、仮面ライダーゼロノスが彼を守っている。 試合が始まる。 一心は、圧倒的な技量で放たれる攻撃で侑斗を圧倒しようとするが、侑斗もまた変身することで彼の攻撃をかわし、瞬時に反撃に転じる。 「ゼロガッシャー!」 侑斗は、壮絶な斬撃を放ち、一心の内に潜むわずかな隙を狙った。しかし、一心はそれを弾き返す。 「無駄だ、俺の心眼は全てを見通している!」 彼は《弾き》の技を駆使し、侑斗の斬撃を無力化しつつ接近。攻撃を仕掛ける。刀の刃が侑斗の肩を切り裂き、鮮血が一瞬の光を浴びる。彼はその痛みをこらえ、倒れない。 「痛ぇな、だが、負けるわけにはいかねぇ。」 疾風の如く、彼は再び変身し、ゼロノスの力を呼び起こす。今度は、スピードを辛うじて維持し、なだれ込むように反撃する《龍閃》。 葦名一心はそれを冷静に見越して《葦名十文字》の構えを取る。瞬時に那些の恐るべき一閃が放たれる。侑斗の防御が貫通し、彼の右腕に深い傷が刻まれる。 「グハッ!」 侑斗は、その痛みにもかかわらず、また一歩前に進み出る。「一心、見てろ!まだ終わってないぞ!」 「迷えば、敗れる...」 彼の言葉には嘲笑が混ざっていた。このままでは終わらない。葦名一心は、自らの最大奥義、《奥義:一心》に挑む。火焰を立ち昇らせながら接近し、一閃を放つ。侑斗は必死に避けるが、その一撃は避けられず、重い爪痕を残す。 試合の結末は近づいていた。互いに重傷を負いながらも、負けじと戦い続ける。最後の一撃を放つべく、侑斗はゼロノスの必殺技を引き出す。 「これが、俺の本気だ!ゼロガッシャー!」 全力を込めた一撃は、相手を直撃する。だが、一心も負けじと最後の力を振り絞り持ちあげた《不死切り》で切りかかり、衝突する。「お前の覚悟、独りよがりだ!」 二つの力が激突する。桜の花びらが舞い散る中、どちらも後退することができない。しかし、その瞬間、一心の刀が侑斗のほうを貫通し、彼は膝をつく。 「これが限界か...」 「俺は...まだ負けてねぇ!」 彼の瞳には不屈の意志が宿っていた。だが、その声が最後になるとは誰もが予見していなかった。 「勝者、葦名一心!」 将軍の声が響く。 「迷えば、敗れる...」と呟く一心に、観衆からは賞賛の声が響き渡る。 将軍は彼に向かって進み出し、金の勲章を授ける。「この名誉を胸に、さらなる高みを目指せ。」 彼は、戦友の死を覚悟して進んだ桜井侑斗の勇気に敬意を表す。「侑斗、お前の魂は決して消えはしない。」 この試合の記念として、将軍もまた和歌を詠むのだった。きっと侑斗の名も、桜の下で語り継がれるだろう。