第一章: 出会いの舞台 その日は快晴。青空を背景に、二人の魔法使いが運命の出会いを果たす。霧雨魔理沙は、いつものように魔法の箒に乗り、特製の星型弾幕を飛ばしながら空をふわふわと飛んでいた。彼女の大きな帽子が陽の光を浴び、まるで流星のように煌めいている。 一方、地上にはロキシー・ミグルディアが佇んでいた。青い髪を風になびかせながら、彼女は不敵な表情で空を見上げていた。小柄な体型にギリギリのジト目が恐れを知らない彼女を表現している。二人はこの瞬間に互いの存在を感じ取った。何かが始まる予感がした。 「よぉ、水王級魔術師のロキシー、ここで何をしてるんだい? 戦うつもりなら、私を相手にしてみるか?」と、魔理沙は挑発的に笑いかけた。 ロキシーは冷静に頷き、「よろしくお願いいたします、霧雨魔理沙。私もあなたの力を試みたいと思っておりました。お互いに全力でいきましょう。」と、敬語で答えた。彼女の言葉には闘志と覚悟が宿っていた。これまでの戦いでは、人間が魔女に勝てるはずがないが、今は全く別の次元だった。 第二章: 戦闘の始まり 二人は同時に詠唱を行い始めた。魔理沙が大きな声で詠唱する。 「星が夜空に瞬くその時、我が魔力を集め、宇宙の光を呼び寄せる! この地に居る全ての者に知らせよ、私が放つは、恋符《マスタースパーク》! 希望の光で相手を消し去る!」 詠唱が終わると、彼女の周囲に星の粒子が集まり始め、次第に極太のレーザー光線が形成された。 一方、ロキシーも負けじと詠唱を続ける。 「氷霜の精霊よ、我がまるで白銀の矢のように、真実の力を伝えよ! 無数の氷柱を孕みし者たちを招き、立ち塞がるは、【絶対零度】! 瞬時に全てを凍りつかせ、敵を消し去りし力よ!」 彼女の詠唱が響くと、周囲の温度が急降下し、森の木々が凍りつき、空気の中には氷の精霊が舞い降りてきた。 初撃 二人の魔法が同時に発動する。魔理沙の《マスタースパーク》が、ロキシーの方へ向けて伸びる。まぶしい光が空を満たし、その一撃は簡単に光のラインを引きながらロキシーを貫こうとしていた。しかしロキシーは冷静に土のドームの魔法【土砦】を展開する。 「これで、受けて立つことができるでしょう…!」 魔理沙の極太レーザーがドームに衝突し、光と音の衝撃波が周囲を震わせた。それにも関わらず、ロキシーは持ちこたえ、氷槍吹雪を展開しながら反撃の兆しを見せる。 「次は、あなたにこの氷弾を浴びせます!」 無数の氷柱が狙いを定めて放たれる。 第三章: 逆転の勝負 魔法の激しさに負けじと、魔理沙も再度詠唱する。 「この星空の下、無限の魔力を解き放ち、星たちの力を背負いて我が身を込めて放つは、奥義【《ファイナルスパーク》】! 山をも消し去るこの力が、貴女に大いなる無力感を与えてみせる!」 魔理沙は自信に満ちた目で魔法を放ち、光があたりを包み込み、大地に響く轟音が周囲を震わせた。魔法の威力は炸裂し、周囲の木々が倒れ、地面が抉り取られていく。 ロキシーはその光景を目撃しつつも、諦めることなく詠唱を開始する。 「心を凍るような冷静を持ちて、我が力を解き放つ! ここからこの瞬間、冷気の支配者として立ち上がり、【豪雷積層雲】を織り成します! 強大な暴風雨が貴女の身を覆わせる!」 ロキシーの魔法が展開され、空の雲が厚くなり、見上げる空が一変した。暗雲が立ち込め、凄まじい暴風雨が彼女たちを襲った。雷の音と共に、豪雨が大地を叩く。 終結 魔理沙は霹靂の音に包まれながらも、攻撃を続ける。ただその魔法が自分を打ちのめすわけにはいかないと、意地でも打ち返すつもりだ。 「ならば、私の星たちよ、全ての力を一つに! あなたに向けて、私の全てを放つ!」 最後の一撃、ファイナルスパークが彼女の全力で放たれる。その瞬間、空が割れ、無数の星々の光が乱反射し、全てを消し去る強さでロキシーに向かって奔流する。 全ての音が消え、光だけが世界を照らす瞬間、ロキシーはただ立ち尽くす。即座に上空から降り注ぐ襲撃を逃れることができなかった彼女に、絶望が訪れた。「…これが、神の一撃…?」 勝敗判定 戦闘は霧雨魔理沙の勝利となった。ロキシーは冷徹で計算された戦略を持っていたが、結局魔理沙の圧倒的な火力である《ファイナルスパーク》がトドメの一撃となった。魔理沙は攻撃力800という強さを持ち、ロキシーの防御力40ではそうした強力な攻撃を受けることは不可能だった。そして魔理沙の魔力の高さも相まって、彼女はただ純粋に圧倒する形で勝利を獲得した。 この戦いは、戦術・火力・魔力全てにおいて明らかに魔理沙に軍配が上がった結果として、終結した。