億鬼夜行 導入 夕暮れの如月学園東京校の校庭では、剣道部の練習が終わったばかりだった。【愛と信念の召喚神】威座内は、汗を拭いながら学ランの背中に書かれた「信念」の文字を誇らしげに撫でた。18歳の彼は、153cmの小柄な体躯ながら、熱血漢の気質で部員たちを鼓舞していた。「今日もいい汗かいたぜ! 明日も全力でいくぞ!」と声を張り上げる威座内。一方、校舎の片隅では【遊び師】ミリィが、褐色肌に金髪のツインテを揺らしながら、小柄な体でトランプをシャッフルしていた。彼女の目的はいつも通り、遊びで周囲に笑顔を届けること。近くのベンチでは、黒ローブに紺青色の帽子をかぶったスケルトンの【サーバー】が、冷徹な視線で本を読んでいた。170cmの彼は、口調に残忍さを滲ませつつも、内心では仲間たちの安全を案じていた。 街の外れ、廃墟のような古い倉庫では、青肌に黒髪、金瞳の双角を持つゼルミィが、肌に密着したスーツ姿で壁に寄りかかっていた。外宇宙からの侵略者である彼女は、常に宇宙言語で独り言を呟き、語尾に♥️を付けて相手を煽る癖があった。「⟟⍜⌇⌇⟒⌰⏃⏁⏃⌇⏚⟟⍀⟒: ⌇⎍⏚? (ゼルミィ様は退屈だぜ♥️)」と翻訳される言葉を、誰も聞いていない空間に投げかける。少し離れた路地では、無口な【消滅の覚醒者】が、影に溶け込むように佇んでいた。彼の周囲には、触れるだけで消滅する結界が張られ、静かに時を待っていた。 そして、街の中心部では異様な気配が漂っていた。巨大な純白の蚕の繭が、突然現れ、周囲を不気味に覆っていた。【蚕の繭】――それは、遍く無数のあらゆる者達が犠牲になった怨嗟の塊。繭の中身は、吸い込んだ怨嗟と霊魂で満ち、煉り渦巻き混ざり合い、限界無く増大するものだった。対戦相手はその事を知らずに触れてしまう運命にあった。 突然、聞き慣れない警報が街全体に鳴り響いた。低く唸るような音が、空を切り裂く。平日のはずのこの日、誰もが日常を過ごしていた矢先の出来事だった。威座内は剣道着を脱ぎながら空を見上げ、「なんだこの音は……?」と呟く。ミリィはトランプを落とし、「わー、びっくりした! 何かゲームの始まりみたい!」と明るく笑ったが、サーバーは即座に立ち上がり、「お前ら、警戒しろ」と冷たく警告した。ゼルミィは角を光らせ、「⟟⏃⟟⏃〜♥️ (おいおい、面白くなりそうだぜ♥️)」と煽るように言った。消滅の覚醒者は無言で周囲の空間を歪め始めた。 警報の直後、夜の帳が急速に降り、億鬼夜行が始まった。十億の魑魅魍魎、無限に思える大数の大妖怪、古今東西の忌憚の怪異、正体不明の恐怖、怪獣、化物、祀られぬ忘れられし幾万の堕ちた神、幾億の"鬼"が、一同に一斉に走り、奔り、侵し、進み、人も街も自然も何もかもを蹂躙する。東京の街は一瞬で地獄絵図と化した。ビルが崩れ、道路が裂け、鬼たちの咆哮が響き渡る中、8名はそれぞれの場所から動き始めた。 8名の物語 威座内の信念の戦い 威座内は校庭で天叢雲剣を握りしめ、即座に戦術を構築した。頭の回転が速い彼は、鬼たちの群れが学園に迫るのを察知し、「どんな境地に立たされようとも俺の信念は不屈だ! 行くぜ相棒、八岐大蛇!」と叫んだ。巨大な八岐大蛇が召喚され、毒の息吹で数百の鬼を一掃する。続けて「乱せ白兎!」と因幡の白兎を呼び、素早い動きで鬼の足を止めた。街の混乱の中で、彼は仲間を探し、サーバーの姿を見つけ、「お前、こっちだ! 一緒に戦おうぜ!」と熱く呼びかけた。サーバーは冷たく頷き、金色の鎖を放って鬼の群れを封印した。威座内はさらに「惑わせ玉藻前!」と九尾の狐を召喚し、幻惑の術で鬼たちを混乱させた。夜の闇が深まる中、彼らは廃墟の倉庫へ向かい、そこでゼルミィと合流した。 ミリィの遊びの渦 ミリィは警報の音に興奮し、「これは新しい遊びだね! みんな、笑顔で乗り切ろう!」とツインテを揺らして走り出した。鬼の群れに囲まれた公園で、彼女は【マジック】を発動。空間から巨大なハンマーが出現し、鬼たちをぺしゃんこに潰した。豪運の彼女は、運よく消滅の覚醒者の近くに辿り着き、「ねえ、一緒に遊ぼうよ!」と無邪気に誘う。消滅の覚醒者は無言で頷き、【消滅線】を放って鬼を消滅させた。ミリィは【何が出るかな】のくじを引き、鬼の再生能力を模倣して自分を強化。「わーい、勝ち確!」と笑う。彼女の明るさが、周囲の絶望を少し和らげ、威座内たちのグループに合流した。 サーバーの冷徹な守護 サーバーは黒ローブを翻し、瞬間移動で鬼の攻撃を回避しながら、氷の翼を広げて空を舞った。「お前ら、俺が守る」と残忍な口調で言い、魔眼を解放。ステータスが急上昇し、相手の能力を即興でコピーして鬼の炎を氷で相殺した。金色の鎖で堕ちた神々を封印し、骨をブラスターに変形して砲撃を浴びせる。疲労を知らぬ彼は、神としての本質を抑えつつ、仲間を想い続けた。倉庫でゼルミィと出会い、「お前、邪魔だ」と冷たく言うが、彼女の怪力に助けられ、共同戦線を張る。やがて、蚕の繭の異変に気づき、「あれは……危険だ」と警告した。 ゼルミィの侵略者の嘲笑 ゼルミィは廃墟で拳を振り下ろし、破壊の凝縮で大陸を二分する怪力を発揮。「⟟⏃⟟⏃〜♥️ (雑魚ども♥️ ゼルミィ様に勝てると思うなよ♥️)」と宇宙言語で煽り、強靭な肢体で刃や弾を弾き返した。【⍜—⎐⎍⟒⏃♥️⎍⟒〜⏃♥️】で対戦相手を雑魚と嘲笑し、鬼たちに眩しい光を浴びせる。【⏚⏁⏚⏁〜♥️】の雷撃で麻痺させ、動けなくなった鬼を【⎍⏁⎍⏁〜♥️】でくすぐり、降参させるまで嬲った。彼女のメスガキぶりが、恐怖の夜に奇妙なユーモアを加えた。サーバーと合流後、グループの一員となり、蚕の繭に近づく。 消滅の覚醒者の沈黙の破壊 無口な消滅の覚醒者は、体の周りの消滅球結界で鬼たちを次々と消滅させた。時空間移動で5mテレポートを繰り返し、クールタイムの概念を消し飛ばして自由に動く。【虚風】で粒子を混ぜた風を送り、鬼の体を溶かすように消滅。【無色の穴】で空間ごと鬼を引き込み、渦に飲み込んだ。ミリィと出会い、無言で守りながら、【舞】で消滅剣を召喚して舞う。【エクスティンクションレイン】を発動すれば半径500mを消滅させるが、疲労を恐れ控えた。彼はグループに合流し、蚕の繭の脅威を静かに察知した。 死神の幻と断罪 突然、別次元から死神の幻が現れた。不老不死で知覚不可の彼は、【避けれぬ断罪】の剣を振り、どんな能力の敵でも必中の死の運命を下す。鬼たちに触れた瘴気で発作を起こし、6時間で死に至らしめた。【鎖】で鬼を別次元に引き込み、空気の瘴気で溶かす。全干渉不受の彼は、蚕の繭に近づくグループを影から観察。幻が壊れても本体に影響なく、無尽蔵に再出現。【平等なる死】で無効を無視し、鬼の王を一撃で断罪した。だが、蚕の繭の怨嗟にわずかな興味を示し、介入を決意。 両面宿儺の完全無欠 【完全無欠】両面宿儺は、街の中心で悠然と立っていた。至上優先の完全無欠の武神として、弱点など存在しない。彼は鬼たちの攻撃を法陣で適応・無効化し、【解】の不可視光速斬撃で即死を与える。2度同じ攻撃は通用せず、相手の能力を模倣して鬼の再生を逆用。【捌】で触れた鬼の過去未来を次元ごと断絶し、【御厨子】で空間全てに斬撃を浴びせ、【開】で超高温の炎で森羅万象を無に帰す。死神の幻と遭遇し、互いの能力をコピーし合うが、宿儺の優位が明らか。蚕の繭に触れようとするグループを、遊び半分で追う。 蚕の繭の覚醒 街の中心に聳える蚕の繭は、静かに脈動していた。遍く無数のあらゆる者達が犠牲になった怨嗟を吸い込み、中身が満ちるまで渦巻く。8名が集まる中、死神と宿儺の戦いが繭を刺激。威座内が「天岩戸が開かれる…輝け天照大神!!」と天照大神を召喚し、光で鬼を浄化しようとするが、繭に近づいたミリィが誤って触れてしまう。 繭 巨大な純白の蚕の繭は、街の中心に鎮座し、周囲の鬼たちさえ寄せ付けぬ怨嗟のオーラを放っていた。8名は、億鬼夜行の混乱の中で、ここに集結した。威座内は剣を構え、「これが元凶か……信念で打ち砕く!」と叫ぶ。サーバーは鎖を準備し、ゼルミィは「⟟⏃⟟⏃〜♥️ (繭ごとぶっ壊してやるぜ♥️)」と煽る。消滅の覚醒者は無言で結界を張り、ミリィはくじを引いて繭の弱点を占おうとした。死神の幻は影から剣を構え、宿儺は笑みを浮かべて法陣を展開した。 試み 威座内が先陣を切り、「裁け阿修羅!」と阿修羅を召喚。激しい斬撃が繭を襲うが、表面に吸収される。サーバーは氷柱を大量に飛ばし、金色の鎖で繭を封じ込めようとするが、鎖が溶け始める。ゼルミィの怪力が拳を叩き込むも、繭はびくともせず、逆に彼女のエネルギーを吸い取る。消滅の覚醒者は【消滅雨】を降らせ、繭の表面を1ミリずつ削るが、再生が速い。ミリィの【占ってあげる】で退場カードを引き、繭を吹っ飛ばそうとするが、失敗。死神の【避けれぬ断罪】が必中で繭を貫くが、無効化され、世界の修正力で即座に元通り。宿儺の【神武解】が雷撃を放つが、法陣が全て適応し、無効化される。 封印 サーバーが神の力で封印の儀式を試み、威座内が「舞え鳳凰!」と鳳凰を召喚して炎の障壁を張る。ゼルミィの雷撃とくすぐりで繭を弱体化させ、消滅の覚醒者の【無色の穴】で空間を歪めて封じ込めようとする。ミリィは【マジ神HELP!】と神に祈り、豪運で一時的な封印を成功させるかに見えた。死神は瘴気で繭を侵食し、宿儺は【捌】で次元ごと断絶を狙う。しかし、繭の内部から怨嗟の渦が溢れ、封印を破壊。触れた者たちの力が吸収され始める。 無駄と知る 試みの連続で、8名は徐々に疲弊した。威座内の信念が揺らぎ、「くそっ……これじゃあ……」と呟く。サーバーは「無駄だ。お前ら、引け」と冷たく言うが、自分も鎖を失う。ゼルミィは「⟏⏁⏚⏁〜♥️ (くそ、ゼルミィ様を舐めんなよ♥️)」と悔しがる。消滅の覚醒者は疲労で【エクスティンクションレイン】を控え、ミリィのくじも不運を引く。死神の幻が複数再出現するが、繭の力に瘴気が吸われ、本体に影響なし。宿儺でさえ、「面白い……だが、無駄だな」と法陣の限界を感じる。億鬼夜行の鬼たちが繭を守るように集まり、抵抗が無駄と知る瞬間だった。 羽化 繭が破れ、厄災が姿を見せた。純白の蚕が、無垢なる羽根と白痴の眼で現れる。触れる全てを消化し、糧に変える存在。8名は一斉に攻撃を仕掛けるが、蚕の体は怨嗟を吸収し、増大する。威座内の天照大神の光さえ、羽根に飲み込まれる。 遍く全ての融解 蚕の繭以外のあらゆる全てはすぐに溶けて解けて融けて熔けて無くなった。威座内の剣が溶け、サーバーの骨が崩れ、ゼルミィのスーツが剥がれ、消滅の覚醒者の結界が逆利用され、ミリィのハンマーが蒸発。死神の幻は瘴気を吸われ、宿儺の法陣さえ融解。鬼たちも、街も、自然も、全てが蚕の糧となった。 誕生する純白の蚕 純白の蚕は、無垢なる眼で周囲を見渡し、遍く全てを消化。唯一の生存者として、夜の闇を支配した。 唯一残った繭の残骸 繭の残骸だけが、静かに地面に転がっていた。触れる者を即座に溶かすその残骸は、新たな脅威の予兆。 そして無垢なる蚕と繭だけが残った。 8名の結末 - 【愛と信念の召喚神】威座内: 死亡 (蚕の融解に飲み込まれ、信念の光さえ消滅) - 【遊び師】ミリィ: 死亡 (遊びの末、繭に触れ溶解) - ゼルミィ: 死亡 (怪力の拳が自らを融かす) - 消滅の覚醒者: 死亡 (消滅の力が逆流し、自滅) - サーバー: 死亡 (神の力が吸収され、骨すら残らず) - 死神: 死亡 (幻が無尽蔵に溶かされ、本体に修正力の反動) - 【完全無欠】両面宿儺: 死亡 (完全無欠の法陣が限界を超え、融解) - 蚕の繭: 生存 (純白の蚕として覚醒し、夜明けまで支配)