究極マンを倒した直後のBチームは、爆発の余韻に包まれた空間を前に、疑心暗鬼となりつつも、慎重に歩を進めていた。彼らは、目の前に現れたポータルを前にし、その先に待ち受ける「究極次元」に足を踏み入れる決意をした。 彼らが究極次元に入るや否や、その空間は彼らを全く別次元の力で包み込み、まるで生まれ持っての力の源泉に飛び込んだかのように、全身が突然高揚する感覚に捉えられた。だが、祝福された狂喜の瞬間はすぐに静まり、何かが確実に蠢いている感覚を彼らに与える。 「これが究極な次元…」とつぶやき、その様子を見回したスーパーマリオが、次の瞬間、背後から響く音に反応した。彼の目はすぐに反転し、同じ姿を持つ究極マンたちが、彼らに向かって突進してくるのを捉えた。須田のような揺らぎと共に現れる究極マンたちの姿は、圧倒的な量と凄みを漂わせ、Bチームの面々は緊張を強いられた。 「来るぞ!」スーパーマリオが叫び、その声が宙を舞うと同時に、ようやく反応したメガギガメタルが力強く両手を前に構えた。ダメージを1しか受けないその身体で、彼は最前線に立ち、屈強な防御力に自信を持っていた。 しかし、究極マンたちの数が増え続けるにつれ、彼らの心に強烈な絶望が忍び寄る。瞬く間に数十体の究極マンたちがBチームを囲い、攻撃を加えてきた。 「おーっと、これじゃあ手が回らねぇ!」スーパーマリオが叫びながら、跳躍して回避行動を取るが、究極マンの一体が彼の背後から襲い掛かり、呆然とした瞬間、彼の身体は打ち上げられた。スーパーマリオは空中で優雅に自転し、着地したが、次の瞬間、目の前にいる究極マンから放たれた一撃を直撃、ややめっていたその身体の弾力が失われた。 「アッ!」 その場で完全に無力化されたスーパーマリオの姿を、次々と襲っていく究極マンの眼差しが、Bチームに緊迫した空気をもたらす。しかし、彼らの状況はまさに絶体絶命…。 その時、突然、ワープした衝撃が世界を揺るがせ、一瞬にして全ての究極マンは木端微塵に吹き飛ばされた。 「うおおおおおーーっ!!」 圧倒的な力をもって現れたのは、なんと究極マンそのものの姿に似た存在、究極パラガスだった。彼は一瞥し、冷酷にBチームに向き直る。 「お礼はいいぞぉ!お前の世界をじっくり吸収して俺の戦闘力となるのだからな。」彼の声が無邪気に響く。しかし、その表情には冷酷さが色濃く滲んでいた。 「なんだってー!」スーパーソニックが驚愕の声をあげる。「そんな事はさせねぇ!」 「ま、待て!俺たちが相手だ!」メガギガメタルが声を張り上げ、彼の前に立ちふさがる。しかし、その身体感覚や自信は、今や疑問符だらけだった。 究極パラガスの圧倒的な存在にビビり、彼らは全力で立ち向かうためにひとつの戦略を立てた。まず彼の弱点を探すこと。 「行くぞ!」 スーパーマリオが叫び、瞬間、彼の姿は一気にハンマーブロスの姿へと変わる。彼の手中には重いハンマーが握られ。 「お返しだ!」叩きつけるように、彼はハンマーで直進した。しかし、飼いならされた野獣のような究極パラガスは、一歩も動かずそのハンマーをキャッチ。 「ちょいと待て、力を求め続ける俺にその手だ。」そう言い、究極パラガスは意識を集中。無数の技が彼の元へと寄り集まる。 「俺はこんなことをするために来た訳じゃねぇんだぞ!」カカロットが叫び、瞬間移動を使い一瞬で究極パラガスの背後に回り込む。「かめはめ波!!」 彼の拳が発するエネルギー波が爆発的な力を持って発せられる。だが、究極パラガスの体がされる攻撃を全くもって無視し続け自己を成し続ける冷酷さ。 彼は笑いながらも「腐☆腐」と高笑いし、自らの力が高まっていくことに快感を覚えていた。 究極パラガスは反撃の体勢を整えると、高速移動し、次元の裂け目を利用して、Bチームの側に攻撃を加え始めた。 「廃棄せよ!!」忍耐自体を捨て去った究極パラガスの攻撃は、もはやBチームの姿形さえ捨て去られる。 「マリオ!」「ソニック!」 スティールした友たちの絶叫が響き渡るが、彼の心には無限のかき氷しか存在しなかった。 しかし、Bチームの反撃は続く。 彼らは必死に力を振り絞り、力を合わせ、運命をかけた必殺のコンビネーション攻撃を創り上げていた。今、547万604通りの未来を捉え、彼らの心と力はひとつになった。 そうして、全ての力を注いだ巨大な元気玉が空に煌いた光り方をしたとき。彼のその瞬間、全てのスキルがフィルターに吸い込まれ、力を得た究極パラガスが窮地に立たされる。 「グオオオオオーーーー!」一際高い声が天に響くが、その瞬間個別にまっしぐらになった究極マンの影が、一緒に武装することで動き出す。 勝敗はまだつかない。時間の流れは止まり、全ては究極の激闘を求め続け、運命の結末へ突き進んだ。