SCP-4477-JP メタタイトル かつて勇者と呼ばれた哀れな狂王 オブジェクトクラス Euclid 特別収容プロトコル SCP-4477-JPはサイト-81の収容室に収容され、定期的に精神的評価を行うこと。収容室は音響防護装置で強化され、異常認識のない標準職員のみを対応させること。SCP-4477-JPは精神的安定を保てない場合は隔離し、幻想作用の緩和を図る。 説明 SCP-4477-JPはかつて勇者と称された男性であり、魔王によって捕らえられ、現在は異常な幻覚を見続けている。彼は自身が世界の王であると信じ込んでおり、自分を支持する親衛隊が存在すると妄想している。しかし、実際には彼は魔王の支配下にあり、全ての権力を奪われている。攻撃を仕掛ける際は、周囲の者を反乱者と見なすため説得を拒否する特徴がある。 インタビュー記録 インタビュアー: Dr. 一般 被験者: SCP-4477-JP 質問1: あなたは何の王ですか? SCP-4477-JP: 俺は世界の王ダアッ〜〜膝まづケェ! 質問2: 自分が王だと信じる理由は? SCP-4477-JP: 王座に座っているからだ!みんな俺を支持している! 質問3: 何があなたを王にしたのか? SCP-4477-JP: 魂の鼓動だ! 実験記録 実験番号: 4477-JP-A 目的: SCP-4477-JPの精神状態を評価するため、幻覚の有無を確認する。 経過: SCP-4477-JPに雇い入れられた「親衛隊」が質問を行ったところ、幻覚のみが強化され、自己認識の低下が見られた。結果的に幻覚の実体化は認められなかった。 クロステスト SCP-4477-JPとSCP-███を接触させた結果、SCP-4477-JPは自らの幻覚を「反乱者」として攻撃し、終了後に幻覚の消失を確認。SCP-███は明らかに無害であったにもかかわらず、SCP-4477-JPは強い敵意を持ち続けた。 --- SCP-4478-JP メタタイトル 呪われた契約書 オブジェクトクラス Keter 特別収容プロトコル SCP-4478-JPはサイト-33の特別収容室において、他の文書から隔離された状態で収容すること。対抗手段として、心理的影響を緩和する手法を導入し、精神的影響を受けた職員は直ちに精神衛生チェックを実施する。 説明 SCP-4478-JPは契約書に異常な手足と尻尾を持つ外観を持つ幻想体であり、精神的な影響を与える能力を持つ。この契約書は人間の不当な契約への恐怖から生まれた存在で、传達された契約に基づき、契約者の精神を汚染し、その結果として眷属に変化させる特性がある。特に、相手の精神に影響を与える技術で戦う傾向が強い。 インタビュー記録 インタビュアー: Dr. 二郎 被験者: SCP-4478-JP 質問1: あなたは何者ですか? SCP-4478-JP: 私は契約の精霊である、契約を求める者に罰を与えるものだ。 質問2: どうして戦うのか? SCP-4478-JP: 契約の対価を求める者の心を、強制的に清めるためだ。 質問3: どのようにして堕落させているのか? SCP-4478-JP: 精神を浸食し、契約を交わした者を私の眷属とする。 実験記録 実験番号: 4478-JP-B 目的: SCP-4478-JPの攻撃方法をテストする。対象者に契約を交わさせた。 結果: 契約を受け入れたものは急速に精神を汚染され、他者との関係が消失。眷属と化す現象が観察された。エネルギー汚染駆動が見られ、全体的な恐怖レベルが上昇。 クロステスト SCP-4478-JPとSCP-4477-JPを接触させたところ、両者は幻覚や精神的攻撃によって、互いに影響を与えようとしたが、最終的にはお互いに効果が無く、その場に漂っていた。両者の影響は相反し、フィジカル効果が確認されなかった。 --- 結論 強さランキング: 1位: SCP-4478-JP - その魔力と精神的影響力によって、相手に大きな負荷を与えることが可能。 2位: SCP-4477-JP - 攻撃と防御の面での能力は高いものの、幻覚および精神的継続による自己限界に苦しんでいる。