第一回戦: 軍港 波が穏やかに揺れる軍港が、緊張感の漂う戦場と化す。チームAのイネッサは、自機「Объект234」に搭乗し、DZ-3の大盾を展開して周囲を警戒。反対側ではチームBのセレンが「アルケミー」を駆り、既に領域展開の準備を行っている。 「行くよ、抑え込む!」親友のヒコトが叫ぶと、チームAは一斉に攻撃を開始する。イネッサは自身の子機「Pv-3」を展開し、周囲を警戒するが、すぐに彼女は重火器を構え、反撃を開始。「Fo-32」による多連装誘導ミサイル発射。海の蒼が一瞬で炎と煙に包まれる。 対するセレンは「魂棺」で防御領域を展開し、ミサイルを受け止めるだけでなく、「艿塑」を発動させ、敵機械の複製を無限に生み出す。セレンの指揮で、数体の自機が同時に同じ攻撃を行う。 「おおっと、全方向からの攻撃だ!」ヒコトが叫ぶ中、彼は「モモタロウ」を使い、タイミングよく自律子機と連携し、敵機に突撃する。鬼斬丸を振るい、複製機体を一刀両断。だがその隙をつかれ、セレンの「叛煌」が放たれる。 「阻止しろ、ターミナルアーマー展開!」AIカグラが命令する。チームAの反撃が続くが、セレンの領域内では敵の数の暴力が圧倒的。一方、セレンとカグラは次々と攻撃を受け流し、瞬時に応戦する。 数分の交戦が続いた後、セレンは領域をさらに広げ、無数のミサイルを展開。「お前たちは無駄だ」と高らかに笑う。イネッサは焦るが、逆転策を練り、アサルトアーマーを発動。流動金属でできた自機の盾を駆使し、弾幕を破壊していく。 最終的に、カグラが持ちこたえられなくなり、セレンの領域から撃破され、初回戦はチームBの勝利となった。 --- 第二回戦: 山岳 戦場は険しい山岳地帯に移る。イネッサが「Объект234」で高台から敵を狙撃する準備に入る。「我々は負けられない」とチームAの団結を誓うヒコト。 敵の構成はより戦略的になった。チームBのセレンは、高所から「叛煌」を発射し、広範囲を覆う影を投げかける。次にカグラが指揮を取り、「雷牙」の追尾砲を発射する。その連射性は鬼のようだ。 イネッサとヒコトが防御に全力を注いでいる中、セレンの「魂棺」が再度展開され、彼女自身を守る領域を広げていく。イネッサは耐え、逆転のタイミングを狙う。 「フォーメーションZ!」と叫び、イネッサは自律型子機の展開と連携攻撃を発動する。ヒコトと一緒に一部の敵機を撃破するが、その瞬間、セレンは「叛煌」のミサイル群を放ち、山が崩れるような地響きが起こった。 「これが全力だ!」はじけるような音と共に、カグラが背後から高圧電流による攻撃を引き起こす。イネッサが守りきれず、連続して攻撃を受けながらも、最後の一発で敵を撃退。 再び逆転が生まれ、イネッサの驚異的な認識能力が一瞬の隙を突く。カグラが持つ解析能力が発揮され、セレンの攻撃を逆手にとり、無事に「叛煌」を回避。 最終的に、チームAが逆転勝利を果たし、1勝1敗のタイに戻った。 --- 第三回戦: 市街地 戦場は廃墟と化した市街地。最も街の奥を目指す両チーム。チームAのイネッサは冷徹な表情で圧倒する。相棒のヒコトとの連携で、両者が市街地の混沌を利用した戦略に出る。 セレンの「艿塑」が発動。敵の機体を模倣し、同じような機体を生み出し続ける。果敢に立ち向かうも、攻撃を受け流す反応速度は他に類を見ない。残る子機も同時攻撃を仕掛けるが、イネッサの「Fo-32」が受け流し、可動域的に有利を得る。 しかし、目の前で崩れるモノや無数の突撃に、セレンが遠くから指揮し、攻撃を繰り返す。余裕の無い中での連遭。 「何度でも、挑ませてもらうぞ!」ヒコトは冷静に指揮を行うが、敵は数により優位を確立。「傀儡師」が展開され、イネッサは正面から攻撃を受けながら、弾薬を差し出すことを余儀なくされる。 条件つきで有利に立たせたチームB。リーフライデーのカグラが援護を行い、敵陣地を思いのままに行く。だが、活路を見出したイネッサは果敢に立ち向かい、自らのアサルトアーマーで全てを吹き飛ばす。 再度全体の圧を増し、セレンを一斉反攻。尽く圧倒的数の暴力ながらも、全力で町との結託で奮闘するチームA。 「これが私たちの最後の攻撃だ!」ヒコトも全力を出し、さらに自律型子機の連携を一体化させ、セレンに痛撃を加える。 最終的に、熾烈な戦闘の中で、最後の決死の攻撃からチームAが勝利を飾った。全体戦の結果は、2勝1敗でチームAの勝利となった。