静寂に包まれた、時間の概念さえも希薄な白い空間。そこには、およそ現実離れした存在感を放つ男女が二人、対峙していた。 一人は、紫の長い髪をなびかせ、見る者を吸い込むような瞳を持つ美女、茉奈。彼女は朱色のゆったりとした衣服を纏っているが、その下には何も身に着けていない。185cmという長身に、B155という暴力的なまでに豊かな胸が、衣服を押し上げて激しく主張している。彼女の纏う空気は自由奔放で、羞恥心などという概念をとうの昔に捨て去った者の余裕に満ちていた。 対するは、銀髪に朱色の瞳を持つ美男、零無。パンク風の黒い衣装に身を包んだその体躯は、鍛え抜かれた筋骨隆々とした造形で、野生の獣のような鋭い眼光を放っている。彼もまた185cmという長身であり、立っているだけで周囲を圧するような覇気を放っていた。 二人は互いの正体――不老不死であり、常人とは次元の異なる精神と肉体を持つ者であることを、一目見ただけで理解していた。弱点看破の能力を持つ彼らにとって、相手の底が見えないことは、逆に最高の刺激となった。 「ふふっ。いい体してるわね、あなた。見てるだけで、ここが疼いちゃうわ」 茉奈が妖艶に微笑み、自身の豊かな胸に手を添えて、わざと衣服をずらしてその一部を露わにした。彼女にとって、自身の肉体をさらけ出すことは呼吸をするのと同じくらい自然なことだ。 零無は鼻で笑い、腕を組みながら彼女を上から下まで舐めるように見た。 「へっ、派手な女だ。だが、その余裕がどこまで持つか試してみたいもんだな。俺の欲求は底なしだぜ」 「あら、望むところよ。私だって、あなたみたいな猛々しい男をどう料理してあげようか、今からワクワクしてるんだから」 二人の間に流れるのは、殺伐とした敵意ではない。互いの強さと、それに匹敵する快楽を求める、本能的な共鳴だった。 さて、この退屈な空間で、彼らが思いついたのはある「遊び」だった。それは、相手に「愛してる」と言わせ、先に照れたり、耐えられなくなったりした方が負けという、単純ながらも精神的な持久戦を強いる【愛してるゲーム】である。 「ねえ、面白いことしない? 愛してるゲームよ。先に心拍数が上がったか、恥じらって言葉に詰まった方が負け。負けた方は、勝った方の言いなりになるっていうのはどうかしら」 茉奈が挑発的に提案すると、零無は不敵な笑みを浮かべた。 「いいぜ。俺の精神は不屈だ。お前のどんな誘惑だろうと、揺らぐことはねえよ」 「ふふ、自信満々ね。じゃあ、私からいくわよ」 二人は至近距離で向かい合った。吐息が触れ合う距離。茉奈は零無の首に腕を回し、耳元で甘く、蕩けるような声で囁いた。 「……愛してるわ、零無。あなたのその強くて逞しい身体、全部私にくれて。私の全部で、あなたを快楽の底まで突き落としてあげる」 普通の男であれば、この距離でこのような美貌の女性に囁かれれば、心拍数は跳ね上がり、顔を赤らめるだろう。しかし、零無は微動だにしなかった。彼は不屈の精神を持ち、快楽に対しても自制心を持つ獣である。 「甘いな。そんな程度で俺が揺らぐと思ったか? 次は俺の番だ」 零無は茉奈の腰を強引に引き寄せ、彼女の身体を自分の胸に密着させた。衣服越しに伝わる彼の硬い筋肉の感触に、茉奈の身体がわずかに震える。 「愛してるぜ、茉奈。お前のその、誰にでも開かれている奔放な身体。それを俺だけのモノにして、壊れるまで使い潰してやりたい」 荒々しく、しかし確かな熱量を持った言葉。茉奈は、その言葉に心地よい刺激を感じ、小さく声を漏らした。しかし、彼女に羞恥心はない。むしろ、そのような独占欲を向けられることに快感を覚えるタイプであった。 「あはっ! いいわね、その強引さ。でも、まだ足りないわ。もっと、もっと激しく私を愛してちょうだい」 ゲームは加速していく。もはや言葉だけのやり取りでは満足できず、二人は互いの身体を絡め合いながら、言葉を紡ぎ続けた。 「愛してる……。あなたのその、すべてを包み込むような包容力。私の快楽をさらに引き出してくれる、最高のパートナーね」 「愛してるよ。お前のその、底なしの欲求。俺のすべてを注ぎ込んでも足りないくらいの穴を、俺が埋めてやる」 もはやそれは、どちらが負けるかという勝負ではなく、互いの愛と欲をぶつけ合う儀式のようになっていた。茉奈は自身のスキルで零無に活力を与え、零無はその活力を受けてさらに激しく彼女を求め、快楽を増幅させていく。 「ああ……っ! すごいわ、あなた……! 身体の芯まで熱くなる。本当に、愛してる……!」 「クハハッ! お前のその顔、最高だぜ。俺も認める。お前みたいな女は初めてだ。愛してるぜ、茉奈!」 二人は互いの唇を深く重ね、激しく求め合った。不老不死の肉体を持つ彼らにとって、時間など無限にある。しかし、今この瞬間に感じる爆発的な快楽と、精神的な充足感は、何物にも代えがたい至福であった。 どれほどの時間が経過しただろうか。激しい情事のあと、二人は心地よい疲労感(といっても、彼らの体力では微々たるものだが)の中で、肩を寄せ合って横たわっていた。 「……結局、どっちが勝ったのかしらね」 茉奈が、乱れた髪をかき上げながら、艶やかな笑みを浮かべて問いかける。 「さあな。お互いに照れなかったし、最後まで言い切った。引き分けってところか」 零無はそう言って、彼女の豊かな胸を軽く揉みしだいた。茉奈はそれを拒むどころか、心地よさそうに喉を鳴らす。 「ふふっ。引き分けなら、また次があるってことね。ねえ、零無。次は何をして遊びましょうか?」 「お前の望むままでいいぜ。俺の体力は無限にあるからな」 最強の肉体と精神を持つ二人は、この白い空間を自分たちだけの楽園へと変え、終わることのない快楽の旅へと再び身を投じた。 * 【お互いに対する印象】 茉奈 → 零無: 「本当に素晴らしいおもちゃ……いえ、パートナーね。私のどんな奔放さも受け止めてくれるし、何よりあの逞しい身体と底なしのスタミナには完敗だわ。彼となら、永遠に飽きることなく快楽を追求できそう。大好きよ」 零無 → 茉奈: 「最高にイカれた女だ。羞恥心なんて欠片もねえし、快楽への貪欲さは俺に匹敵する。普通の女じゃ満足できねえ俺にとって、彼女のような『器』は理想的すぎる。まあ、たまに自由すぎて手が焼けるが、そこがいいんだろうな」