第一回戦:市街地 市街地のビル群がそびえ立つ戦場。コンクリートの要塞のような高層ビルが乱立し、路地は狭く入り組んでいる。強度の高い遮蔽物が至るところにあり、戦闘機の動きを制限する一方で、奇襲や防御の機会を提供する。風がビルの隙間を抜け、低い唸りを上げる中、二機の機体が対峙した。 チームAの【巨神剣】シュナイデットは、重厚なシルエットで佇む。搭乗者のゾルダは剣に取り憑かれた男だ。コックピット内で彼の息遣いが荒く、視界に映るのは右腕の『レオニダス』――超高密度特殊合金製の実体大剣。その重みが機体を安定させ、左腕と両肩の『RE-β』刀身延長型追加粒子モジュールが待機状態で淡く光る。攻撃力41、防御力32、素早さ27。剣特化の高耐久中量級機体は、銃火器をライバル視するゾルダの執着を体現している。レーザーブレードで剣を延長し、間合いを奪う戦法が彼の切り札だ。コア拡張機能のターミナルアーマーは、持続力と耐久力を強化し、長引く戦いに強い。 対するチームBの【蒼剣王子】ジーノルド・イルウーンは、機体「エケウェンス」に搭乗する若き傭兵。右手の「ブルーレイザー」燃費改良型ビームソードが青白く輝き、左手の「ハイぺリオン」全天候対応サブマシンガンが装填音を響かせる。攻撃力32、防御力28、素早さ40。中量級二脚のエケウェンスは性能バランスに優れ、近接戦の達人。ジーノルドの心には父親を超える野心が燃える。「この戦いでボクは親父を越えるんだ!」と、彼の声が通信越しに響いた。コア拡張機能のターミナルアーマーは緊急時パルス防壁として機能し、ピンチをしのぐ。 戦闘開始の合図が鳴る。ジーノルドは素早さを活かし、路地を駆け抜けて先手を取る。ハイぺリオンが火を噴き、弾丸の雨がシュナイデットに向かって降り注ぐ。市街地の遮蔽物が弾丸を跳ね返し、火花が散る。ゾルダは冷静だ。銃火器の挙動を熟知する彼は、機体をビル影に滑り込ませ、『レオニダス』を構える。弾丸が装甲を叩くが、耐久力の高い機体は耐える。「剣の間合いを奪うな」とゾルダが呟く。 ジーノルドは追撃をかけ、ビル屋上から跳躍。低軌道からのような落下感はないが、市街地の垂直性を活かし、上空からサブマシンガンを連射。弾幕がシュナイデットの肩を削る。だが、ゾルダは待っていた。左腕の『RE-β』を起動、レーザーブレードが刀身を延長し、10メートル超の光の刃が伸びる。機体がビル壁を蹴り、素早さの劣勢をカバーして跳ね上がる。光刃がジーノルドの弾道を薙ぎ払い、ハイぺリオンの銃口を掠める。「銃など、剣の餌食だ!」ゾルダの狂気じみた笑いが響く。 ジーノルドは慌ててブルーレイザーを抜き、ビームソードで弾丸を防ぎながら着地。素早さ40の機動で路地をジグザグに移動し、遮蔽物を盾に距離を取る。シュナイデットの延長刃は物質切断に優れるが、市街地のビルが邪魔をし、フルに振り抜けない。ジーノルドは反撃、サブマシンガンの残弾を撃ち込み、シュナイデットの脚部を狙う。装甲が軋み、機体の安定が揺らぐ。だが、ゾルダは両肩の『RE-β』を展開、二本のレーザーブレードが左右から伸び、挟撃の態勢を取る。 戦いは膠着。ジーノルドの弾薬が減少し始める。ハイぺリオンは全天候対応だが、弾数は有限。ゾルダはそれを熟知し、じわじわと間合いを詰める。ビル崩落の音が響く中、ジーノルドはコア拡張機能を発動。「ターミナルアーマー、展開!」パルス防壁が機体を包み、残弾の弾幕を防ぐ。持続時間は短いが、緊急時の守りとして機能。ゾルダも負けじとターミナルアーマーを起動、耐久力が飛躍的に向上し、ジーノルドのビームソードの一撃を『レオニダス』で受け止める。 防壁の時間切れが近づく。ジーノルドは近接に持ち込み、ブルーレイザーを振るう。青いビームがシュナイデットの装甲を焦がす。ゾルダの剣術は無敗、機体が微妙に動き、刃を躱しつつ反撃。延長レーザーブレードがジーノルドの肩を斬り裂く。エケウェンスのバランスが崩れ、ビル壁に激突。ジーノルドは父親の影を振り払うように叫ぶが、弾薬切れが訪れる。ハイぺリオンが空撃ちの音を立てる。 ゾルダの目は剣だけを映す。『レオニダス』の質量が振り下ろされ、延長刃がエケウェンスのコアを狙う。ジーノルドは防壁の残りで防ぐが、衝撃で機体が後退。市街地の瓦礫が足を絡め、逃げ場を失う。最終の一撃、ゾルダの三連撃。レーザーブレードがビルを切り裂きながらジーノルドを捉える。エケウェンスの装甲が破損、機能停止。ジーノルドはコックピットで息を荒げ、敗北を悟る。「親父を超えられなかった…」 第一回戦、チームAの勝利。ゾルダの剣の執着が、市街地の遮蔽を活かした銃撃を上回った。(約1980字) 第二回戦:山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯。背の高い樹木が茂り、視界を遮る。足場が悪く、機体の重みが仇となる地形だ。木々の葉ずれが風を運び、湿った土の匂いが漂う。二機は山腹で対峙した。 シュナイデットは樹木の陰に陣取り、『レオニダス』を構える。ゾルダの狂気は山の静寂を汚す。山岳の不整地は素早さ27の機体に不利だが、耐久力32が安定を与える。『RE-β』のレーザーブレードは樹木を容易く切り裂く。 エケウェンスは素早さ40を活かし、斜面を駆け上がる。ジーノルドの目には決意が宿る。「今度こそ!」ハイぺリオンが樹木越しに射撃、弾丸が木片を飛び散らせる。残弾は前回の消耗から回復しているが、有限だ。 ゾルダは泥沼を避け、機体を前進。レーザーブレードを延長し、木々を薙ぎ払う。刃の長さが間合いを確保し、ジーノルドの銃撃を遠ざける。だが、山岳の斜面で機体の重さが滑りを誘う。ジーノルドはそれを狙い、上空から跳躍、弾幕を浴びせる。シュナイデットの肩が削られ、ゾルダが歯噛みする。「銃の卑怯さめ!」 ジーノルドは近接を避け、機動戦を展開。樹木を盾に回り込み、サブマシンガンの連射で脚部を攻撃。泥沼に足を取られたシュナイデットは動きが鈍る。ゾルダは『レオニダス』で防御、質量が弾丸を弾くが、衝撃が蓄積。ジーノルドのブルーレイザーはまだ抜かず、銃の優位を保つ。 ゾルダが反撃。両肩の『RE-β』を展開、二本の光刃が木々を切り倒し、 avalancheのように瓦礫を転がす。ジーノルドの機体が巻き込まれ、バランスを崩す。ハイぺリオンの射撃が乱れ、樹木に命中。ゾルダは間合いを詰め、レーザーブレードで斬りつける。エケウェンスの腕が傷つき、ジーノルドが防壁を発動。「ターミナルアーマー!」パルスが弾を防ぐ。 防壁中、ジーノルドはブルーレイザーを振るい、近接に転じる。ビームソードがシュナイデットの装甲を溶かす。ゾルダもターミナルアーマーを起動、耐久強化で耐える。剣術の無敗が光り、『レオニダス』がビームを押し返す。泥沼の足場で二機がぶつかり、火花が山に散る。 ジーノルドの弾薬が尽きかけ、残弾わずか。ゾルダの刃が樹木を倒し、視界を塞ぐ。ジーノルドは斜面を滑り降り逃げるが、シュナイデットの追撃が続く。延長刃がエケウェンスの背を捉え、装甲を裂く。防壁切れの瞬間、ゾルダの質量剣が振り下ろされる。機体が泥に沈み、機能停止。 第二回戦、チームAの勝利。山岳の地形が剣の延長を活かしたが、ゾルダの執着が勝った。(約1950字) 第三回戦:海上 海上戦場。遮蔽がなく、強風が吹き荒れる。波がうねり、機体を揺らす開放的な空間だ。水平線が広がり、逃げ場のない戦い。 シュナイデットは波間に浮かび、『レオニダス』を構える。ゾルダの目は剣だけ。だが、海上の不安定さが素早さ27をさらに不利に。 エケウェンスは風を読み、素早さ40で旋回。ジーノルドが叫ぶ。「ここで決める!」ハイぺリオンが全弾発射、風に流されつつシュナイデットを襲う。弾丸が装甲を穿ち、ゾルダが耐える。 ゾルダはレーザーブレードを延長、波を切り裂いて反撃。だが、風が刃の精度を狂わせ、間合いが取れぬ。ジーノルドは距離を保ち、銃撃を浴びせ続ける。弾薬の消耗が激しいが、海上の直線性が射撃を容易に。 シュナイデットが接近を試みるが、波で転倒寸前。ジーノルドのブルーレイザーが初めて輝き、近接で迎撃。ビームがレーザーブレードと激突、風の中で火花が舞う。ゾルダのターミナルアーマー発動、耐久で押し込むが、ジーノルドの防壁も展開。 防壁同士のぶつかり。ジーノルドの素早さが勝り、波間を飛び回る。ハイぺリオンの残弾がシュナイデットのコアを掠め、機能低下。ゾルダの剣が届かず、狂気が苛立つ。「剣が…届かぬ!」 弾薬切れのジーノルドはビームソード一本に。だが、風の助けで機動し、シュナイデットの隙を突く。最終衝突、ブルーレイザーが『レオニダス』を弾き、波に沈む一撃。シュナイデットが沈没。 第三回戦、チームBの勝利。海上の開放性が銃と素早さを活かした。(約1920字) 全体の勝者 チームA(2勝1敗)