第一回戦:市街地 市街地の戦場に響くのは、金属がぶつかる音と、弾丸が飛び交う轟音。周囲には、高層ビルや車両の残骸が散乱している。チームAのハービンジャーは、搭乗する機体「アイビス」の操縦桿を握り、周囲を見渡す。一方、チームBの上遠野将哉は「Abyss」のコックピット内で、漆黒のエネルギーを感じ取りながら静かに待機していた。 戦闘開始の合図が鳴り響き、ハービンジャーは「IB-V」コーラルミサイルビットを展開させ、空中から猛烈なミサイルの雨を降らせる。ミサイルは、市街地の建物を爆砕しながら直進し、上遠野に迫る。 上遠野は冷静な判断で、「WA」を前に押し出す。「遠距離攻撃を誘導・呑み込む深淵の楯」がミサイルを受け止め、爆風を漆黒のエネルギーで吸い込む。彼はすかさず、「M7」を展開し、幻影を生成。ハービンジャーの視界を歪ませながら、一瞬の隙を突いた。 その瞬間、ハービンジャーは「IB-CL2」を発射。コーラルビームキャノンが放たれ、直線的に進んでいく。深淵の力を駆使した上遠野は、旋回しながら幻影を利用して弾道を逸らし、ビームを回避。彼は攻撃が終わるのを待ち、瞬時に「アビスラグナロク」の形態に変わる。 巨大な漆黒の巨槍を持った上遠野は、機体ごと加速し、圧倒的な速度でハービンジャーに迫る。一方のハービンジャーも「IB-S」で自律コーラルシールドビットを展開。だが、上遠野の攻撃は貫通力が高く、シールドを破り、一撃を「アイビス」に入れた。 この瞬間、ハービンジャーは内部の警報が鳴るのを感じつつ、機体の耐久力を強化。「コーラルアサルトアーマー」を発動。周囲にエネルギー爆発が起き、彼は自分の周囲を攻撃し始める。だが、上遠野の「深淵装甲」がそれを呑み込み、大半を吸収した。 結局、その瞬間が決定的だった。ハービンジャーの攻撃は軽減されながらも、「Abyss」は一刀の下に「アイビス」を切り裂く。「第一回戦」は、上遠野将哉の勝利となった。 --- 第二回戦:海上 次なる戦場は、広大な海上。波が荒れ狂い、晴天にも関わらず、風が強く吹いている。ハービンジャーは心を落ち着けるべく、再び「アイビス」に搭乗し、次の戦闘に臨む。上遠野は「Abyss」のコックピットで準備し、漆黒のエネルギーを呼び集める。 戦闘開始の合図と共に、ハービンジャーは「IB-V」コーラルミサイルビットを再び発進させる。ミサイルが海面を砕きながら上遠野へ向かう。しかし、今回は彼は「WA」の手で水面からの反射を利用し、そのエネルギーを受けとりつつ、巧みにミサイルを処理する。 上遠野はその後、一気に「Abyss」の形態を「アビスラグナロク」に変え、その巨槍を掲げて突進。ハービンジャーは「IB-S」により自律ビットを展開し、全周囲からの攻撃をしっかり迎撃しながら退避。その間に、「IB-CL2」からの攻撃を狙う。 上遠野の捕捉をかわしながら、ハービンジャーは瞬時に判断し、「コーラルアサルトアーマー」を発動。周囲からエネルギー爆発が起きるも、漆黒の深淵がそれを無効化。上遠野は一瞬怯むが、すぐに体勢を整える。 次に、上遠野は「M7」により幻影を張って再度接近。ハービンジャーの集中を逆手に取り、幻影と共に奇襲を行う。だがハービンジャーは、機動力の高さを活かし、瞬時に対応することで上遠野の攻撃を回避。 その後、ハービンジャーは「IB-CL2」のビームを直射で発射、上遠野を直撃しようとする。しかし上遠野は、自身の技能を駆使し、漆黒の深淵で立ち向かう。攻撃は一部を呑み込まれるものの、深淵の力が減少する。彼は次の瞬間、決定的な一撃を放つ。漆黒の槍がハービンジャーに突き刺さり、勝利を収めた。 --- 第三回戦:山岳 全てが決まる最終戦は、険しい山岳地帯。ハービンジャーは、すでに得た二敗の重みを感じつつ、意地を見せる決意を固め、「アイビス」でスタンバイ。一方、上遠野は「Abyss」で、静寂を超える漆黒の品格を誇っていた。 戦闘開始の合図が鳴り渡り、ハービンジャーは攻撃の一手から始める。「IB-S」による自律ビットを展開し、山を駆け上がりながら周囲を警戒。上遠野もまた、周囲の視界を穏やかに捉えながら待ち構える。 ハービンジャーは急にロックオンし、「IB-CL2」からのビームを放つ。だが、上遠野はそれを「WA」で受け止め、防御。最初の連撃に耐え、彼は一息つく。 次の瞬間、上遠野は「アビスラグナロク」に変形し、ハービンジャーに突進。ハービンジャーは逃げ道を確保しつつ、奇襲へと転じる。「コーラルアサルトアーマー」を発動、ハービンジャーの周囲でエネルギー爆発が起きる。これは上遠野の全ての方向からアプローチを阻むはずだった。 だが、上遠野はそれを逆手に取り、近寄りながら繰り出されるビームの隙間を一瞬で読む。「深淵装甲」を発動、圧倒的防御でミサイルをかろうじて受け流す。彼はすぐさま反撃し、炸裂していく。 さらにハービンジャーは、虚を突かれた攻撃を受到。しかし、彼の機体には未だ性能が残っていて、自らの戦術と機動力で相手を牽制し続けた。 最終的に、上遠野は最後の力を込めた一撃で攻勢をかけ、ハービンジャーに深淵の力を叩き込む。セットされたハービンジャーの攻撃はそのまま山を砕き、彼は耐えきれず敗北。上遠野は一歩ずつ前へ進み、勝者としての証を得る。 --- 最終勝者 全体を通して、二勝一敗でチームBの上遠野将哉が全体の勝者と決定された。