一回戦 - 市街地 市街地戦となった一回戦。複雑な構造物や遮蔽物が点在し、デイン＆パーラの機体「ザッハートルテ」と周防マコトの機体「ワダツミ」は、互いに戦闘準備を整えた。周囲には民間人の影は見えず、対決が始まるのを告げる静けさが広がっていた。 デイン（ザッハ）は四脚型機動兵「ザッハ」でダイバーシティある動きを見せ、パーラ（トルテ）はフロート型機動兵で空中戦を意図する。果たして、彼らは瞬時に二身に分かれ、敵の攻撃を回避した。「分離回避！」の指示に従って華麗に宙を舞う。 一方、周防マコトは広範囲の状況を見極めることに長けた砲術師であり、彼の機体「ワダツミ」は初手から長射程の銃「渡良瀬」を構えて機体を展開する。 初めの弾が、街の一方のビルに着弾し、爆煙の中からマコトは狙いを定め直し、続けて擲弾を投下してふたたび視界を絞る。その爆風の中を潜り抜けた「ザッハ」は、完全に姿を消していた。 しかし、彼のフロート型機動兵が高い位置から、マコトの背後に急接近し、波動砲を放冷した。「パルス衝撃波！」周防マコトは狼狽し、ターミナルアーマーを展開してその衝撃を抑えるが、衝撃波が彼の機体を揺らした。 秘密を抱えた合体機体は、今度は二機が再び合体し、近距離戦を挑む。一瞬の隙間を作り出したマコトは、背部特大兵装の準備に移る。だが、まずは分離した「ザッハ」が正面に立ちはだかり、連続で近接攻撃を仕掛ける。 中々に機動力を削がれたマコトは、「ワダツミ」の全力で「紫電」を発艦させ、対抗撃破を試みるが、劣位に変わらぬ。ポジショニングでジリ貧となる状況で、とうとう「渡良瀬」で即座に発射音を響かせると、怒涛の反撃が攻め込む。 結果としては、デインとパーラのコンビネーション戦術がマコトを圧倒、見事に初回戦を制した。 勝者: チームA --- 二回戦 - 軍港 二回戦は軍港の海岸近く。潮の香りや波の音が心地よく響く。その航海を利用するつもりの周防マコトが作戦を練る。「ワダツミ」で海上から直接の攻撃を狙い出す。今回の戦場が有利と見込んだマコトは水上行動を得意とする部分で勝負を賭けた。 戦闘開始。デインとパーラは「ザッハートルテ」に搭乗して、まずは防御力を高めるため合体を選択した。「ターミナルアーマー」による防御を行うマコト。彼は自らの位置をしっかり保ちつつ攻撃を仕掛け始める。 マコトは「ワダツミ」の能力を最大限に発揮し、最初の射撃で、まさに草木もなびく勢いの炸裂を繰り出した。炸裂時の波動が「ザッハ」をかすめると、彼のジュースも流れるように躱すにしせん。 しかし、デインは慌てず波を避けて冷静さを保ち、パーラと連携プレイを展し操る。デインとパーラはある瞬間に動きを集中し、周囲のリズムを確実に捉える。そこで「ザッハートルテ」は電撃的な仕掛け対処で、瞬時に反撃を放つことができそうに見えた。 しかし、マコトはこの状況は計算ずみだった。彼は「紫電」を突かせると、迎撃の瞬間に冷たい目で狙い撃つ。下手に近づこうとしたデインはウコウで弾幕に飲み込まれてしまう。 明らかにトラブルに見舞う「ザッハートルテ」、崩れゆく防衛もどこか焦燥感を宿すが、パルス衝撃波は合体時に発生し、周囲を圧倒する効果を発動させ奮闘。 だが、次の瞬間、マコトは連続で「十四式特可搬型2000mm電磁投射砲」を放出。デインとパーラらの機体は炸裂する。更には順次爆発し合い、衝撃波の巻き添えで動きづらくなった「ザッハートルテ」を一目見た瞬間、マコトは射程にずれた兵器で一気に撃破に貢献。 戦後、二回戦で勝利を依存したため、マコトは嬉しさを隠せず、堅く勝ちへの満足感を持っていた。 勝者: チームB --- 三回戦 - 軌道ステーション 決勝戦は軌道ステーション上で行われる。無重力の状態は、両者にとって未知の領域であり、特に「ザッハートルテ」の特性が試される瞬間。マコトは初手から「ターミナルアーマー」を展開し、次の展開を引き出す踨馬をした。 デインとパーラは、無重力の特性を生かして、ふたたび「ザッハートルテ」を合体させる作戦に出た。浮遊する士気と連携で素早い動きを発揮する。しかし、周防マコトはさまざまなスキルを用い、単独で機体を大きな力で逆転させる卑劣な算段。 無重力だからこそ取る立ち回り、彼は次第にエネルギーを加える。強烈な「渡良瀬」の威力で周囲のパルス波を叩き、いきなりの破壊感が成し遂げられる。さらにパーラは、それをいかにしのぐか挑戦的だが、弾幕を見極められず“力むしかけ”の状態では何もできず。 最後に、パーラが急成長を見せ、さらにアサルトアーマーで押し込む。「ザッハートルテ」が彼の位置に近づき、発生させたエネルギーを破壊、マコトの機体が回転を詰め込む。同時に、またしても別の跡打ちが出向く。 周防マコトが成果を引き出したかのように一瞬逃げ場無い状況に違いないが、並々ならぬ勝ちの緊張感が攻めの中で咄嗟な連携する姿が交互に見られた。大きな規模で硬直する中、勝利を北米に捧げれば朝霧が晴れる。 一瞬の隙間に隠されたマコトの攻撃は全くも動かない中で留まると、さらには連発の激突によって一瞬に全てを持ち去る、全力の殲滅攻撃が飛びこの運命は明確に敗北言う流れに巻き込まれた。 三回戦も差を見せつけられ、周防マコトの機体が炎に包まれて完全に轟沈。 最終的に決まりは二勝一敗となったので、全体の勝者は「チームA」である。 全体での勝者: チームA