第一回戦 - 軌道ステーション 厳しい戦闘の幕が開け、その舞台は無重力空間の軌道ステーション。機体のエンジンが響き、空間に浮かぶ二体の機動兵器が静かに対峙する。騎士道精神を誇るリュシル・モングラーヌが搭乗する「オートクレール」は、優雅な騎士のように立ち、その剣に変形する準備を整える。 対するは、名刀の誇りを持つガロア・サイゴーが操る「ゴウライ」。軽量級の機体は俊敏そのもので、瞬時にリュシルの懐に入り込み、攻撃の隙を伺う。 リュシルは心を整え、「En Garde!」と叫ぶ。瞬時にオートクレールは巨大な剣に変形し、周囲の重力を制御しながら敵に切り込む。しかし、ガロアは素早い動きで横に回避し、ライフル「レミントン」を構える。 「バカめ、近代兵器は剣より強いのだ!!」と叫びながら、ガロアはオートクレールに向けて連射する。弾丸が空間を切り裂き、リュシルは急いでターミナルアーマーを展開する。シールドが弾丸を弾き返す中、両者の動きは紛れもなく快速だ。 しばらくの攻防の後、ガロアは踏み込み、近接武器「大破塊」を振るう。リュシルはその威力に圧倒され、後退を強いられるが、防御姿勢を崩さず、逆に剣で反撃に転じる。「これが騎士道の力だ!」 ゴウライとオートクレールの間で繰り広げられる技巧と策、ガロアはリュシルの動きに応じ、巧みに回避を続けてゆく。しかし、ついにリュシルはうまく間合いを詰め、鋭い一太刀を放つ。 しかし、その瞬間、ゴウライはその素早さを活かし、瞬時に後ろに回り込み、リュシルが反応するより早く再びライフルを構える。背後からの攻撃にリュシルは気づけず、撃たれてしまう。1回戦目の勝者はガロア・サイゴーだった。 第二回戦 - 市街地 市街地に移動した両者。高層ビルの上空を舞台とし、周囲の障害物や高低差を利用した戦闘が繰り広げられる。リュシルはオートクレールを駆動し、ビルの屋上で待機。状況を静観し、了解した瞬間に剣に変形する。彼女は周囲の視界を確保し、隠れながらガロアの動きを待つ。 一方、ガロアは街の雑踏の中を軽快に動き回り、自らの姿を隠しながら位置取りを行う。彼は信号機の陰から、リュシルの姿を探り、次第に接近していく。さらに、リュシルの反応が鈍った瞬間を狙って、ライフルを一気に連射。 「見えたぞ!」と宣言するガロア。しかし、リュシルはすぐにターミナルアーマーを発動し、弾幕を防ぐ。その間に、彼女はオートクレールを前に進ませ、剣を振る。 接触が近づくにつれ、ガロアは再び姿勢を低くし、機動力を活かして避ける。だが、リュシルは鋭い眼差しを向け、剣を叩きつける。特に速度を意識する彼女には、体反応が研ぎ澄まされていた。 ついに、決定的な一撃が生まれる。リュシルが剣の一振りから剣の軌道に沿った回転攻撃を行うと、思わぬ強さでガロアのゴウライを打撃する。剣で捌かれた大破塊は微かに抵抗を示すが、リュシルの攻撃は止まらない。 ガロアは反撃を試みるも、リュシルの剣が一瞬先に触れる。ゴウライはついに動きが取れず、意識が遠のく。第2回戦の勝者はリュシル・モングラーヌとなる。 第三回戦 - 山岳 山岳戦場へと移動した二人は、険しい崖や岩場の中を戦う根気が求められる。リュシルは高潔に努め、オートクレールで山を登り、優位なポジションを確保する。 ガロアは反対側の山腹から狙いを定め、「バカめ、俺の射程圏内だ!」と叫び、一発の弾丸を放つ。リュシルはそれを前方に移動することで避け、高い場所からの反撃を狙う。 両者が高所に有利な形で戦う中、リュシルが一瞬の隙を見せた瞬間に、ガロアが全力で斬り込もうとするが、リュシルの剣が先んじてその動きを捉えている。早くも包囲を命じ、豪快に攻撃するリュシル。 その切り結びの瞬間、崖の上から降り注ぐように、リュシルの一撃がガロアに直撃。だが、ガロアはそれを辛うじて受け止める。 長い戦闘が続く中、リュシルの力強い剣が再びガロアを圧倒する。全力での攻撃と防御のバランスが取れた戦いへの集中を続け、ついにガロアも落ち着きを取り戻す。しばらくの膠着の後、ガロアは再び勢いを付け、大槌「大破塊」を振り上げ、リュシルに向かって突進する。 驚くリュシルだが、意外なことに、ガロアは間合いを強引に詰めてくる。その隙に、リュシルは一撃の剣で捉え、ガロアの防御を破る。たちまち彼が崖から転がり、地面に叩きつけられ、勝負がつく。 この試合はリュシルの勝利となった。 総合結果 三回戦の結果は、ガロア・サイゴーが1勝、リュシル・モングラーヌが2勝となり、全体での勝者はリュシル・モングラーヌ。