アゲートの巣の戦い:白い森の侵食者たち 白い森は、霧に包まれた中世の幻夢のような場所だった。古木が雪のように白く染まり、その幹や枝々には人の大きさほどの瑪瑙の群晶が無数に張り付いていた。それらは『アゲートの巣』と呼ばれ、森全体を侵食するように輝きを放ち、静かな呪いを宿している。空気は冷たく、重く、足元には白い苔が広がり、遠くで鳥のさえずりが途切れ途切れに聞こえる。だが、この森は平和などとは無縁だった。二人の戦士が、互いに敵対することなく、ただこの巣を破壊するために集った。 最初に現れたのは、特大剣使いだった。黒い甲冑に身を包み、背中に巨大な剣を背負った男。神秘を宿す剣士として知られ、彼の目には未知など存在しない。予想外の出来事すら、彼にとってはただの通過点に過ぎなかった。鬼神のような肉体は、どんな傷も即座に癒し、毒を寄せ付けない。電光石火の速度で森の中を駆け抜け、風を吸収しながら最初の『アゲートの巣』に迫る。不撓不屈の精神が、彼を絶対の意志で支えていた。 「この巣など、俺の剣の前に塵芥に過ぎん。」彼は低く呟き、九断型式「一極」を発動させた。戟の全てを必殺の一撃に変え、巨大剣を振り下ろす。剣刃は空気を裂き、風を纏って最初の巣に直撃した。瑪瑙の群晶が砕け散り、鋭い破片が周囲に飛び散る。だが、その瞬間、巣の内部から『アゲートの住人』が飛び出した。影のようなモンスターで、鋭い爪と牙を持ち、参加者を妨害するために生み出された存在だ。住人は咆哮を上げ、特大剣使いに襲いかかった。 彼は動じず、四曲の技で攻撃を逸らす。モンスターの爪が空を切り、彼の剣は二遍の術で次の巣へ。九断の攻撃が同時に九つの防御を貫通し、二つ目の巣を粉砕した。住人が次々と現れ、森の空気を震わせるが、彼の速度は目にも留まらぬ。七墜の技で指定の座標に剣を落とし、三つ、四つと巣を破壊していく。傷は即座に癒え、ダメージを軽減する不屈の肉体が、住人の猛攻をものともしない。八砕の範囲攻撃で半径八百メートルを薙ぎ払い、一気に五つ、六つと巣を崩す。森の白い幹が露わになり、破片の雨が降り注いだ。 一方、森の別の端から、桃瀬流留乃が現れた。桃色の髪をツインテールにまとめ、青いワンピースとベレー帽を被った少女。混沌派所属の夢幻の画家で、天真爛漫な笑顔が好奇心を物語る。怖いもの知らずの甘えん坊だが、絵に対する自信は揺るぎない。「さぁ、世界を流留乃色に塗り替えるよ!」と明るく叫び、混沌魔器『虹筆』を握りしめる。彼女にとって、世界は使用済みのキャンバス。オリジナリティを大切に、お手本通りに描くのは嫌いだ。 流留乃は軽やかに森を進み、最初の巣を見つけた。『絵画魔法』を展開し、虹筆を振るう。魔力を帯びた絵の具が飛び出し、赤い色で巣を塗りつぶす。塗られた巣は熱を帯び、溶けるように崩れ始めた。【Chaos Palette!!】を発動し、重ね塗りの要領で周囲を一気に塗りつぶす。青い絵の具で風を呼び、緑で蔓を絡め取り、黄色で爆発を起こす。非属性の魔法が色と塗り方で性質を変え、一つ、二つと巣を破壊していく。住人が現れると、彼女は笑いながら筆を走らせる。「わーい、君たちもキャンバスに描いちゃおう!」 住人の爪が迫るが、流留乃の絵の具は盾となり、逸らす。彼女の魔法は予測不能で、住人を混乱させる。紫の絵の具で幻影を生み、住人を引きつけながら、三つ目の巣を粉砕。楽しく明るい口調で歌うように呟きながら、筆を振り続ける。四つ、五つ。巣の破壊が増えるにつれ、住人の数も増え、稀にUNABLEの危機を招くほどの猛攻が始まった。特大剣使いの側でも、住人が群れを成して襲いかかり、彼の剣が六破の技で耐え抜き、返しの破壊を加える。 二人は互いに敵対せず、森の異なる場所で巣を壊し続ける。特大剣使いの三終が住人を気絶させ、魂すら消滅させる一撃を放ち、十個目の巣を砕く。流留乃は九つの巣を塗り替え、虹色の残滓を森に残す。時間は20分を超え、参加者の一人が疲労で撤退の兆しを見せた。住人の妨害が激しくなり、破壊数は限界を迎える。森はまだ多くの巣に侵食されたままだったが、二人の戦いは白い森に鮮やかな傷跡を刻んだ。 結果 特大剣使い: 破壊数 18, STATE NORMAL 桃瀬流留乃: 破壊数 12, STATE NORMAL