「おーい!!始まったぞ!!ここが無制限闘技場だ!俺は実況のごつおだ!ガハハ!!」 「解説の解説マンです。今回はかなり個性が強すぎるメンツが集まりましたね。概念的な存在から物理的な肉体派まで、混沌としています」 【参加者紹介】 ・ガッツ:至高の肉体を持つ男。勝利を確信し、不敵に笑う。 ・絶無:あらゆる創作と次元を飲み込む虚無の頂点。 ・クズノハ:運命を操り、物語を侵食する狐耳の預言者。 ・吉良吉影:静かな生活を望む爆弾魔。必中の爆破能力を持つ。 ・バレット&ジキル:切り替わる戦術を持つ二面性の戦士。 ・リバーサー:全てを反転させる二次元の矢印。 ・覚醒できる粉薬:摂取した者を最強へと導く特異点。 「さあ、まずは誰が動くか!おい!審判の旦那もノリノリだぜ!」 「審判の方は豪快な攻撃を好むようですね。地味な技を使うとポイントを削られ、0になれば消滅。これは厳しいルールです」 戦いの火蓋が切って落とされた瞬間、バレットが不敵に笑い、足元に転がっていた「覚醒できる粉薬」を自ら摂取した。「後で効いてくるぜ!」と叫ぶバレット。直後、彼はジキルへと交代し、激しい水流を纏わせた。水属性166%全体攻撃が闘技場を飲み込む! 「うぉぉぉ!!いいぜぇ!!派手だ!!」追加審判が興奮し、ジキルに1ポイントを付与する。 しかし、その攻撃が当たった瞬間、リバーサーが鈍く光った。リバーサーのスキル【全てを逆にする】が発動。ジキルの攻撃方向が180度反転し、ジキル自身に凄まじい水圧が叩きつけられた。 「おいおい!自分の攻撃で吹っ飛んだぞ!」ごつおが爆笑する。一方、静かに状況を見ていた吉良吉影が、リバーサーの二次元的な平面に指を触れさせた。【爆弾化】。一瞬の接触。吉良は冷静に指を鳴らした。【爆発】! リバーサーの薄い体が激しく爆砕した。しかし、リバーサーは死の直前、因果を反転させた。爆発の衝撃を「回復」へと変換しようとしたが、審判の判定が下る。不可視の爆弾操作、地味な殺し方。審判は不快感を示し、吉良のポイントを5ポイント減少させた。 【退場者:リバーサー 決め手 吉良吉影の爆発】 「さて、ここからが本番だ」クズノハがキセルをくゆらせ、冷徹な瞳で戦場を見渡す。彼女は【変数による能力ロック】を展開し、絶無と吉良、そしてバレットたちの行動を完全に封じ込めようと試みた。空間が白く染まり、参加者たちの動きが止まる。しかし、これは追加審判が最も嫌う「相手の能力を封じる攻撃」だった。 「地味だ!つまらん!!」審判の怒号が響き、クズノハの審判ポイントが大幅に減少。さらに、絶無という存在にとって「ロック」という概念自体が無意味だった。絶無はただそこに存在するだけで、クズノハの侵食を【絶無界の理】で塗り潰していく。 「ガハハ!クズノハの策が効かない!絶無って奴、マジで何もしてないのに強いな!」ごつおが叫ぶ。絶無はゆっくりと手をかざした。全想像の上位に位置する力が、周囲の空間を単純な「無」へと還元していく。【万象絶無】。広範囲の消滅波が襲いかかる! 「うぉぉぉ!!これだ!!この破壊力だ!!」審判が狂喜し、絶無にポイントを付与。しかし、その衝撃波に巻き込まれたバレット(ジキル)が悲鳴を上げる。ジキルの肉体が塵となり、消えていく。 【退場者:バレット&ジキル 決め手 絶無の万象絶無】 絶無の圧倒的な力の前に、吉良吉影は焦った。彼は最後の手札、【バイツァーダスト】を発動。絶無の正体(存在)を知る者を爆弾に変える。しかし、絶無は「正体」という概念すら持たない虚無である。爆弾は不発に終わり、逆に絶無の虚無の波が吉良を飲み込んだ。吉良は死の間際、【タイムボム】を起動させたが、爆発が起きる前に絶無という「無」に飲み込まれ、爆発する対象さえ失った。 【退場者:吉良吉影 決め手 絶無の万象絶無】 残るはクズノハと絶無。クズノハは自身の能力を限界まで回し、物語の作者さえ超える権能で絶無に干渉しようとした。しかし、絶無界という階層の差は絶望的だった。クズノハの紡ぐ糸は、絶無という巨大なブラックホールに吸い込まれ、断ち切られた。絶無が指を弾くと、クズノハの存在そのものが「最初からいなかったこと」に書き換えられた。 【退場者:クズノハ 決め手 絶無の万象絶無】 「終わったな!絶無の圧勝だ!完封だぜ!!」ごつおが絶叫する。しかし、ここで異変が起きる。先ほど絶無の攻撃で消滅したはずのバレットが、地獄の淵から泥のように這い上がってきた。彼が摂取していた「覚醒できる粉薬」の真価が、今ここで発動したのだ。 「その節はどうも、じゃあ…さよならだ」 バレットの肉体が黄金に輝き、絶無の「無」を凌駕するほどの密度へと変貌した。【Ω∞至上覚醒攻撃】。絶無が持つ「無窮大」をさらに上回る数値の打撃が絶無の核を貫いた。絶無は自身の理不尽なまでの強さを超える暴力に直面し、驚愕の色を見せたが、そのまま肉体(概念)を粉砕された。 【退場者:絶無 決め手 覚醒バレットのΩ∞至上覚醒攻撃】 「な、なんだと!?死んだはずのバレットが逆転したぞ!!」解説マンが絶叫する。しかし、戦場にはまだ一人、誰も気づいていない参加者がいた。最初から「戦いが終わるまでいなくなる」というスキルを地で行っていた男、ガッツである。バレットが絶無を撃破し、疲れ果てて膝をついた瞬間、赤い布を翻してガッツが現れた。 ガッツは彫像のような完璧な肉体を誇示し、疲れ切ったバレットの前で、世界で最も美しいガッツポーズを掲げた。 「我の勝利!」 その宣誓と共に、闘技場の全てのスポットライトがガッツに集まった。審判も「最後に一番いいポーズを決めた!」と大絶賛し、勝利の判定を下した。 【最終勝者:ガッツ】 審判が全員を復活させ、ガッツの前に立ちはだかった。 「優勝おめでとうガッツ!お前のガッツポーズは最高に豪快だったぜ!……でも、戦わずにサボって最後に現れるなんてやり方は気に食わねえ。次から出禁な!!」 「ま、その程度よな」ガッツは不敵に笑い、赤い布を翻して去っていった。