第一回戦: 洞窟 暗く湿った洞窟の内部は、視界を極端に制限していた。岩壁が迫り、足元は滑りやすい苔と水溜まりで覆われている。光源はわずかな入り口からの漏れる光だけ。チームAの黒羽遥は、機体「SneaKe」に搭乗し、蛇のように低姿勢で壁面を這うように移動を開始した。サーマルビジョン「ピット」が作動し、熱源を探る。彼女の信条通り、静かに、しなやかに、鋭く一撃を狙う。右手の「ファング」は高電圧式ナイフとして、敵の装甲を貫く準備を整えていた。左手「サイドワインダー」のワイヤーアンカーは、洞窟の狭い空間を活かした機動を可能にする。「スケイル」の連鱗帯式装甲が、微かな振動を吸収し、音を立てずに進む。 対するチームBのアベルは、戦術機体「イモータル」を操り、慎重に洞窟を進んだ。主砲兵装「界穿」の4門の荷電粒子砲が、右手に構えられ、暗闇でも精密な照準を維持する。背面の「命翼」がわずかに展開し、飛翔による機動を抑えつつ、近接牽制の準備をする。特殊兵器「乖刻」の擲弾発射器は、特殊弾を1発装填済み。イモータルの高い防御力が、洞窟の閉鎖空間で有利に働くはずだ。アベルは捻くれた笑みを浮かべ、マキャベリストの思考で敵の動きを予測する。「狭い場所で蛇が這うなら、俺の砲火で焼き払えばいい」。 戦闘開始の合図が鳴ると、遥は即座に壁面にワイヤーを射出。岩肌に固定し、体を滑らせるように移動した。サーマルビジョンがアベルの熱源を捉える。距離は50メートル。洞窟の曲がり角を活かし、遮蔽しながら接近。彼女の素早さ51が活き、影のように忍び寄る。一方、アベルは「界穿」を発射。荷電粒子砲の青白い閃光が洞窟を照らし、岩壁を溶かす。1発目が遥のいた位置を掠め、爆風で苔を散らすが、彼女はすでに移動済み。弾数は限りがある。4門中、1発消費。 遥はさらに接近。ワイヤーを巧みに使い、天井から吊り下がるようにアベルの背後を取ろうとする。暗闇が味方し、視認困難な環境で「ピット」が優位に立つ。距離20メートル。彼女は「ファング」を構え、跳躍。ナイフが高電圧を帯び、蛇の牙のように迫る。アベルは熱源を感じ、命翼を振るって回避。翼の打撃が空気を切り、遥のワイヤーを弾く。反撃に「乖刻」を発射。特殊弾が爆発し、破片が周囲を歪め、莫大な音と光を発生。洞窟が振動し、岩が崩れ落ちる。遥の装甲「スケイル」が破片を防ぐが、防御力18の限界で装甲に亀裂が入る。特殊弾1発消費、残り0。 アベルは《極砲状態》を発動せず、防御を優先。イモータルの装甲が岩の崩落を耐え抜く。遥は痛手を負いつつ、ワイヤーで体を回転させ、再び接近。ファングがイモータルの脚部に命中。高電流が流れ、ショートを誘発。機体の動作が一瞬鈍る。攻撃力31の一撃が効いた。アベルは界穿の2発目を連射。粒子砲が遥の肩を捉え、装甲を溶かす。彼女の機体が揺らぐが、素早さで逃れる。弾数残り2発。 戦闘は膠着。遥の低姿勢機動が洞窟の狭さを活かし、アベルの砲撃をかわし続ける。サーマルビジョンで熱源を追いつつ、ワイヤーで位置を変える。崩落の瓦礫が新たな遮蔽を生む。アベルは命翼で短距離浮遊し、位置を調整するが、暗闇で精密射撃が難しくなる。遥は隙を突き、ファングで脚部を再攻撃。電流が内部回路を乱し、イモータルの移動速度が低下。防御力が高いとはいえ、近接でのダメージが蓄積。 中盤、アベルは界穿の3発目を放つ。光が洞窟を貫き、遥のワイヤーを焼き切る。彼女は落下し、地面を転がる。防御力が追いつかず、装甲の30%損傷。だが、サーマルでアベルの位置を特定し、サイドワインダーを射出。アンカーが岩に刺さり、体を引き寄せる。距離5メートル。ファングがイモータルの主砲部に突き刺さる。高電圧で粒子砲の1門が機能停止。弾数残り1発。アベルは命翼で打撃反撃。翼が遥の胴体を叩き、彼女を壁に叩きつける。痛みが機体を走る。 終盤、遥の執拗な接近戦が実る。ワイヤーで天井を移動し、上空から急襲。ファングがイモータルのコア部近くを斬る。電流が全身に広がり、機体が痙攣。アベルは最後の界穿を発射。熱線が遥を直撃し、装甲が半壊。だが、勢いが止まらず、ファングがアベルの操縦席近くを貫通。ショートがアベルに及び、意識を失わせる。イモータルが停止。洞窟の静寂が戻る。遥の勝利。機体はボロボロだが、生き延びた。(約1980字) 第二回戦: 砂丘 果てしない砂漠の砂丘地帯。遮蔽は一切なく、灼熱の太陽が照りつける。風が砂を巻き上げ、視界を悪くする。チームAの黒羽遥は、第一戦のダメージを修復し、「SneaKe」を再調整。サーマルビジョン「ピット」で熱源を探るが、開けた地形で接近が難しい。ワイヤーアンカー「サイドワインダー」は砂に刺さらず、機動が制限される。ファングのナイフは近接頼み。彼女は砂丘の斜面を低姿勢で這い、蛇のように忍び寄る戦術を取る。 アベルは「イモータル」を展開。命翼がフルに開き、飛翔で上空を制する。界穿の4門が再装填され、精密高火力を誇る。乖刻に特殊弾を2発装填。砂丘の開放空間が砲撃に最適だ。《極砲状態》の準備をしつつ、マキャベリストの計算で遥の動きを待つ。「開けた場所で蛇など、ただの餌食だ」。防御力の高い装甲が、砂嵐をものともしない。 戦闘開始。アベルは即座に命翼で浮上し、界穿を連射。4発の粒子砲が砂丘を爆破し、砂煙を上げる。1発目が遥の位置を直撃寸前で、彼女は斜面を滑り落ちて回避。素早さ51が活きるが、砂が足を取る。弾数残り3発。遥はサーマルでアベルを捕捉。上空からの攻撃を予測し、砂丘の死角に身を隠す。だが、遮蔽がない。ワイヤーを砂の上に射出するが、固定せず滑るだけ。 アベルは飛翔を活かし、位置を高く保つ。乖刻を発射。特殊弾が砂丘に着弾し、破片が撒き散らされ、光と音が爆発。遥の周囲が歪み、装甲に破片が突き刺さる。防御力18で耐えるが、視界が砂と光で奪われる。特殊弾1発消費、残り1発。遥は痛みを堪え、低姿勢で前進。距離300メートル。ファングを構えるが、近づけない。アベルは界穿の2発目を放ち、砂を溶かす熱線が遥の脚を掠める。機体が傾く。 遥は戦術を変え、砂丘の斜面を逆走。ワイヤーで体を投げ出すように機動し、ジグザグに接近。サーマルがアベルの熱を追う。だが、アベルは命翼で旋回し、乖刻の2発目を発射。爆発が遥を直撃。破片がスケイル装甲を削り、内部にダメージ。彼女は転倒し、砂に埋まる。防御力が限界に近づく。アベルは降下し、界穿3発目を狙う。弾数残り1発。 中盤、遥はサーマルでアベルの降下を察知。砂から跳ね起き、ワイヤーを命翼に射出。アンカーが翼に絡み、アベルを引きずり下ろす。両者地面に落下。遥が接近し、ファングで翼を斬る。高電圧が翼の機構をショートさせ、飛翔不能に。攻撃力31の威力が近接で炸裂。アベルは反撃に界穿最後の1発を至近距離で発射。粒子砲が遥の胸部を貫き、装甲が崩壊。彼女は吹き飛ばされる。 だが、遥の執念が勝る。傷ついた体で這い寄り、ファングをイモータルの主砲に突き立てる。電流が界穿の残骸を破壊。特殊弾の残弾も誘爆。イモータルが炎上。アベルは命翼の打撃で遥を払うが、力尽きる。砂丘に静けさが訪れる。遥の勝利。(約1950字) 第三回戦: 山岳 険しい山岳地帯。急斜面と泥沼が点在し、足場が不安定。霧が視界を遮る。黒羽遥の「SneaKe」は前戦の損傷を最小限に抑え、ワイヤーアンカーを活かした地形利用を計画。サーマルビジョンで敵を追う。ファングのナイフは泥で滑るが、高電圧で対処。低姿勢で斜面を這う。 アベルは「イモータル」を強化。命翼で斜面を飛び越え、界穿を構える。乖刻に特殊弾1発のみ。山岳の起伏が砲撃の妨げになるが、防御力で耐える。《極砲状態》を温存し、優位を狙う。「山で蛇が逃げ場を失う姿が見ものだ」。 開始。アベルが命翼で上空へ。界穿1発を斜面に撃ち、岩を崩す。遥はワイヤーで崖を登り、回避。泥沼に足を取られず、素早さで泥を避ける。弾数残り3発。遥はサーマルでアベルをロック。ワイヤーを木に固定し、斜面を駆け上がる。距離200メートル。 アベルは乖刻を発射。特殊弾が泥沼に落ち、爆発で周囲を歪める。遥の接近ルートが崩れ、破片が装甲を傷つける。防御力で耐えるが、移動が遅れる。特殊弾消費、残り0。アベルは界穿2発目を連射。熱線が木々を焼き、遥のワイヤーを切る。彼女は落下し、泥に沈む。 遥は泥から脱し、ファングを構えて接近。地形を活かし、岩陰から跳ぶ。ファングがイモータルの脚に命中。電流でバランスを崩す。アベルは命翼打撃で反撃。翼が遥を斜面に叩き落とす。界穿3発目が追撃、装甲を溶かす。弾数残り1発。 中盤、アベルが《極砲状態》発動。防御力が最大化し、機体が砲門と化す。一撃の熱線が山を轟かす。遥はワイヤーで回避するが、熱波で焼かれ、装甲半壊。だが、ガス欠になったイモータルが停止。遥が隙を突き、ファングでコアを刺す。高電圧がアベルを襲う。機体崩壊。アベルの敗北。 遥の三連勝。全体勝利者: チームA(黒羽遥)。(約1920字)