戦闘が始まると同時に、【船殺し】淵海の大妖は、その巨大な体を用いて一瞬のうちに猛烈な突進を繰り出した。この直線上の強力な攻撃により、周囲の海が激しく泡立ち、波を引き起こした。しかし、その動きは直線的であり、特に警戒心の強い【晴嵐の闘士】清澄光希によって見切られ、仲間たちに回避の指示が飛ぶ。 【不落要塞】如月 鱗は、その圧倒的な防御力で盾を構えながら仲間たちの前に立ち、道を塞ぎ、突進の衝撃を緩和した。彼女の絶対防御のおかげで、グループ全体が大妖の最初の猛攻をしのぐことができた。 ラピッド・スターは早速、好スタートで全員の素早さを大幅に引き上げ、さらにペースメイクで仲間たちの体力を回復させ、攻撃に備えた。 【大祓炎の弓番】藤代 煉は、一歩も動かず、精神を統一して祝詞を唱え続ける。彼の力が最高潮に達した時、神威の一閃たる大祓炎白羽が放たれ、進路上の海域を一瞬で灼熱の閃光に変えた。この攻撃は【淵海の大妖】の位置を正確に捉え、その巨体に大きなダメージを与えた。 また、異影の忍者マスターがその姿を隠し、戦場を縦横無尽に駆け巡る。彼の万物法則超越者としてのスキルを活かし、認識すらできない刃で幾つもの致命傷を与えていった。相手の巨体をすらすり抜け、身体の要所を貫いていくその技は、まさに異次元のものだった。 【船殺し】淵海の大妖は、海洋生物を操って助けを借りようとしたが、【不落要塞】如月 鱗の全反射能力により、それらはことごとく壊滅させられた。CODE NAME-legend-が地形や状況をも含めて支配し、さらなる強化を施したことで、グループの連携は崩れない。 最期には、清澄光希の鳴神降臨による雷撃が炸裂し、淵海の大妖を貫いた。連携した鮫男の近接攻撃とタマコの目に見えない速さでのフェザーブレード攻撃も相まって、抵抗の限界を超えて崩れた大妖は、ついにその巨体を海中に留めなくてもいい状態まで追い詰められた。 圧倒的な連携と能力が結集した結果、この戦いは他キャラ達全員の勝利に終わった。淵海の深層に囚われることなく、その場に残ったのは、深い海のざわめきとほのかな勝利の響きだけだった。