第一回戦 戦場: 砂丘 広大な砂漠に広がる砂丘の戦場。灼熱の太陽が照りつけ、砂粒が風に舞う中、遮蔽物は一切ない。視界は果てしなく開け、どんな動きも丸見えだ。魔法は一切使えず、武装の弾薬は限られている。両チームは互いに数百メートル離れた位置からスタートした。 チームAのタマー・ゼラチナスは、機体「メルカリオン」を駆り、砂の上を滑るように進む。メルカリオンは中量級二脚で、磁性流体フレームが全身を覆い、液体のように柔軟に形を変える。タマーは長期戦争に適応した兵士らしく、冷静に周囲を観察。素早さ80の機体は、砂の抵抗をものともせず、瞬時に位置を変える。流体迷彩を展開し、砂の色に擬態して姿を薄くする。防御力0の脆い機体だが、対衝撃性は抜群だ。一方、チームBのスージーは「Lショット」に搭乗。走攻守のバランスが取れた中量二脚で、攻撃力35、防御力35、素早さ30と安定感がある。独立傭兵の経験から、残弾管理を徹底し、慎重に前進する。 戦闘開始の合図とともに、スージーが先制攻撃を仕掛ける。右肩の「MP-11」四連装分裂ミサイルを放つ。ミサイルは空中で分裂し、砂丘を爆煙に包む。タマーは素早さを活かし、鞭状に変形した磁性流体で身を捩り、爆風を回避。ミサイルの残弾は3発分。スージーは左手「LRe-37」二連装レーザーライフルをチャージ開始。レーザーの熱でシールドの熱管理が課題だが、威力向上を狙う。 タマーは接近を試みる。偽装分裂を発動し、磁性流体を自切して3体の囮分身を生成。砂の上を並走し、本体と区別がつかない。分身たちは砂を蹴り上げ、砂煙を巻き起こす。スージーはパルスシールド「PS-11」を展開。青白いエネルギー障壁が機体を覆い、ミサイルの残りで追撃を加えるが、分身の一つを撃破するだけ。レーザーライフルがチャージ完了し、強力なビームを放つ。熱線が砂を溶かし、本体メルカリオンをかすめる。致命的脆弱性の高電圧・ビームに弱いメルカリオンは、装甲が一部蒸発。タマーは痛みを堪え、流体迷彩を維持しつつ接近。 距離50メートル。タマーのメルカリオンが形状を刃状に変え、流動戦闘を展開。鞭がスージーのシールドに絡みつくが、シールドが衝撃を吸収。防御力35の堅牢さが光る。スージーは右手「HG-03」高衝撃ハンドガンを連射。弾丸がメルカリオンの液体装甲を貫き、ダイラタンシー効果で衝撃を分散するも、内部フレームにダメージ。タマーの攻撃力20はシールドを削るが、突破できない。スージーは絶技「パンチラッシュ」を発動。右手武装をパージし、ハンドガンを捨てて接近戦へ。素早さ30の機体が砂を踏みしめ、パンチを叩き込む。メルカリオンは分身を盾にし、2体を犠牲に本体を守る。 中盤、スージーのミサイル残弾が尽き、レーザーライフルも熱で一時停止。タマーは最後の分身を展開し、四体で包囲。磁性流体が刃となってシールドを削り、隙を突いて本体に鞭を巻きつける。スージーの機体が傾くが、パルスシールドを再展開。熱管理を怠らず、左手でレーザーを再チャージ。ビームがメルカリオンを直撃し、磁性流体が沸騰。高電圧の弱点を突かれ、タマーの機体が機能低下。防御力0ゆえの脆さが露呈する。 終盤、タマーは全磁性流体を集中し、巨大な刃で斬りかかる。スージーはパンチラッシュの勢いで回避し、ハンドガン残弾を全て撃ち込む。メルカリオンは衝撃で変形を維持できず、流体が漏れ出す。スージーのレーザーがトドメを刺し、メルカリオンが砂に沈む。タマーは脱出を試みるが、爆発の余波で動けず。スージーの勝利。残弾はハンドガン0、レーザー半分、ミサイル0。慎重な管理が功を奏した。(約1980字) 勝者: チームB 第二回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する市街地。崩れた壁や車が遮蔽となり、路地は迷路のよう。視認が制限され、奇襲のチャンスが多い。両者は前回戦のダメージを修復し、再び対峙。弾薬はリセットされ、新たな戦いが始まる。 タマーはメルカリオンで路地を滑走。素早さ80を活かし、壁を蹴って立体機動。流体迷彩でビルの影に溶け込み、待ち伏せを狙う。スージーはLショットで慎重に進む。パルスシールドを常時展開し、残弾を温存。傭兵の経験で、遮蔽を活用したポジション取りを得意とする。 スージーが先手。右肩ミサイルを路地に撃ち込み、爆発でビルを崩す。タマーは偽装分裂で分身を4体展開。分身が四方から奇襲し、磁性流体の鞭がミサイルを空中で叩き落とす。スージーのシールドが爆風を防ぐが、熱が蓄積。左手レーザーをチャージし、路地を照らすビームを放つ。ビームが分身を蒸発させ、本体をかすめる。メルカリオンの弱点がまた露呈。 タマーは接近戦へ。形状変化で爪を伸ばし、ビルの壁を伝って跳躍。攻撃力20の鞭がシールドにヒットし、歪みを生む。スージーは右手ハンドガンを連射。弾丸が路地を跳ね、メルカリオンに命中。液体装甲が衝撃を吸収するが、連続ヒットで流体が飛び散る。スージーはミサイル残弾2発を使い、分身を一掃。 中盤、路地裏で接近。タマーの流動戦闘が本領発揮。メルカリオンが鞭を伸ばし、スージーの脚部を絡め取る。素早さの差で翻弄し、分身を再生成。スージーはパンチラッシュを発動。武装パージでパンチを連打し、メルカリオンの装甲を砕く。防御力35がタマーの攻撃を耐え抜く。レーザーチャージが完了し、狭い路地で高威力ビーム。熱線がメルカリオンを貫き、磁性流体が溶解。タマーは痛恨のダメージ。 スージーのシールド熱が限界に近づく。タマーは全力を鞭の巨大化に注ぎ、ビルごと薙ぎ払う。スージーはシールドで防ぎ、ハンドガン残弾を撃ち尽くす。ミサイル最後の1発で反撃。爆発がメルカリオンを吹き飛ばし、壁に激突。タマーの機体が変形不能に。スージーのバランスの取れた戦術が再び勝る。レーザー残弾3/4。(約1950字) 勝者: チームB 第三回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が点在する山岳地帯。足場が悪く、移動が制限される。岩陰がわずかな遮蔽。両者は疲労を残しつつ、決着の戦いへ。 タマーはメルカリオンの柔軟性を活かし、斜面を滑るように移動。流体迷彩で岩に擬態し、泥沼を回避。スージーはLショットで慎重に登るが、素早さ30が仇となり、泥に足を取られる。シールドを展開し、残弾を管理。 スージーがミサイルを斜面に撃ち、土砂崩れを誘発。タマーは分身4体で回避し、鞭を伸ばして岩を崩す。スージーの機体が揺らぐが、シールドが守る。レーザーチャージでビームを放つが、山岳の曲がり角で命中せず。タマーの素早さが優位。 接近戦へ。タマーの刃がスージーの肩を斬る。攻撃力20がシールドを削り、ミサイルランチャーを破壊。スージーはハンドガンで応戦。弾丸がメルカリオンに当たり、流体を散らす。パンチラッシュで反撃し、拳が本体を捉える。メルカリオンは衝撃で変形。 中盤、泥沼でスージーが嵌まる。タマーは分身で包囲し、鞭の集中攻撃。シールドが熱で弱体化。スージーはレーザーで分身を焼き払うが、ビームの弱点を突かれず。タマーの流動戦闘が泥を活かし、機動力を封じる。スージーの残弾が減る。 終盤、タマーが全磁性流体を巨大鞭に。スージーのシールドを突破し、脚部を切断。パンチラッシュの試みも素早さ差で失敗。レーザー最後のビームがメルカリオンを傷つけるが、致命傷には至らず。タマーの鞭がコックピットを貫く。スージー敗北。(約1920字) 勝者: チームA 全体勝者 チームB(勝利数2-1)