森の奥深く、緑が生き生きとしている場所で、奇抜な二人の戦士が向かい合っていた。かつての平穏は完全に消え去り、緊張の空気が漂う。その場に立つは、冥府連盟の美少女、サルガズ・イシュタルベルク。彼女の美しい容姿には鬼のような獣の気配が混ざり、高い身体能力を誇っている。一方、魔女教大罪司教「強欲」担当、レグルス・コルニアス。白髪のイケメンではあるが、その目は冷酷で、計算された狂気を秘めていた。 サルガズは野生的な笑みを浮かべ、レグルスを見つめる。「あんた、本当に強欲なのかしら?まるで雑魚みたいに見えるけど?」 レグルスはため息をついた。「あのさぁ、君のような無知な小娘に、僕の強さを理解してもらうのは無理だよ。僕の権利の侵害だ。」彼は冷たく言い返し、足元に衣の裾をさりげなく払いながら、周囲を見回す。 「そんなこと言ってると、後悔することになるわよ。私の『エーテル身体増強能力』を舐めないで。」サルガズはその名を口にするたび、身体中に新たな力がみなぎるように感じた。 「はっ、そんなもの、僕には通用しないね。時間を無視して絶対的な力を持つ僕に勝てると思ってるの?」レグルスは自信に満ちた声を張り上げた。 「どれだけ自信過剰でも、行動で示すしかないわね!」サルガズは高らかに叫び、目の前の木々に向かって駆け出した。彼女の速度は驚異的で、周囲の風を切り裂く音が響く。 「僕は動かずして勝ちを得ている。君は徒労に終わるよ!」レグルスはその場から微動だにせず、サルガズの動きを見据えていた。 森の中では一瞬の静寂が訪れた。サルガズが一気に加速し、彼女の爪が光を反射して煌めく。同時に彼女は、強力な一撃である『バスター・クロウ』を放った。 「これが私の力よ!」橙色の閃光が走り、空気を裂く音が森中に轟く。爪がレグルスの頭上をかすめ、木々を切り裂いた。しかし、レグルスはまったく動じない。彼はまるで時間の流れが止まっているかのように、その一撃が虚空を舞う様子を楽しむかのように見ていた。 「本当に僕の権利を侵害してしまったね。いけないね、君はここで消えなければならないのだから。」突然、レグルスの周りから光の粒子が現れ始め、彼はそれを吸収する。 「そのトリックが通じると思ったら大間違いよ!」サルガズは瞬時に身を翻し、後ろからの攻撃に備えた。彼女は身体の魔力を高め、俊敏な動きで一度引いた。その瞬間、レグルスはゆっくりと前に進み出た。 「そろそろ本気を出しても良いかな。」レグルスの声は冷たく響き、再び彼の心臓が停止した。 サルガズは驚愕し、木々の間を走り回りながらも思考を巡らせた。「これは、そう、『強欲の権能』。面倒な相手だわ!」 「君の力は無駄になる。僕が持つ力は、すべてを無にするのだから。」レグルスはそう言い放ち、声にならない笑みを浮かべた。彼は光の粒子を指先で掲げ、サルガズの動きの先を見越した。その瞬間、サルガズは全速力で接近。 「はっ!」サルガズは全力で放つ牙、『バスター・ファング』。彼女は鋭い牙をレグルスの喉元に届かせる。 が、彼の体は抵抗せず、まるでそこに何もないかのように消えた。 「無駄だと言っただろう?君のその一撃も、まったく効果がないのだ。」レグルスはその位置から全てを観察し、次の行動を楽しんでいるようだ。 サルガズはすぐに引き、圧倒される思いに駆られた。「こ、こんなことが…あり得るの?」 「君の努力も、より悪化するだけ。君はここで終わりなのだ。」レグルスは優雅に笑った。 サルガズは必死に立ち上がり、再び攻め込む。「それでも、私はあきらめない!」 だが、レグルスの冷酷な微笑は変わらない。その瞬間、彼は圧倒的な威力で一歩進み出た。この瞬間、森が震えた。 「これが僕の力。すべてを受け入れ、無駄に消し去る。君の権利は、ここで終了だ。」 一瞬、時が止まった。すべての力が彼のところで消え失せ、サルガズはその瞬間の衝撃を受けた。 彼女の表情は驚愕に満ち、少しずつ崩壊へと向かっていた。 「負け…たくない…」 サルガズの声は力を失い、彼女の力は注ぎ込まれる。 「君の独りよがり、無駄な努力は消えて無に帰る。理解したかい?」 最後の瞬間、サルガズは白目を向き、地面に崩れる。 「無駄だ。僕の強さを甘く見た結果だ。」 レグルスは静かに立ち、サルガズの敗北を確信した。 「勝者は、僕だ。」 終わりに、レグルスは静かにその場を後にした。 --- 【勝者名】レグルス・コルニアス 【勝因】強欲の権能により、あらゆる攻撃を無効化しながら勝利した。