神秘の闘技場:8人トーナメント戦 序章:参加者の集結 広大な円形の闘技場は、古代の石造りで囲まれ、天井は高く、地面は固く締まった土で覆われていた。観客席はなく、ただ静かな風が吹き抜けるだけ。8人の参加者が次々と現れる。彼らはルールを何も知らされていない。ただ、互いに戦い、勝ち進むトーナメントだとだけ聞かされていた。 審判は厳格なマナー講師のおばさん、名をエレノア。白髪をきっちりまとめ、眼鏡の奥から鋭い視線を投げかける。彼女はマイクを握り、開会を宣言した。 「みなさん、ようこそ。このトーナメントは公正なる戦いの場です。ルールは試合中に明らかになりますが、基本は1対1の対戦。違反があれば即座に敗北です。では、トーナメント表を発表します。1回戦:フワリーナ vs カガミ、ヤバいサラリーマン vs 河野さん、龍威 vs クソでかい力士、リックターボ vs ☆すぴりたちゅ☆。それでは、第一試合を始めましょう!」 第一試合:フワリーナ vs カガミ 巨大な闘技場に、まず現れたのは白いふわふわの毛に包まれた二足歩行のドラゴン、フワリーナ。身長233.5mの巨体が場を圧倒し、黄色い一本角が陽光に輝く。彼女は無邪気に周囲を見回し、尻尾を振った。「わーい、遊び場だ! 誰かと遊ぼう!」 対するは銀髪の少女カガミ。胸元に丸い鏡を付け、銀と水色のワンピースを着た彼女は、元気に手を振った。「わたし、カガミです! あなたと楽しく戦いますよ! えへへ、ドキドキしちゃう…。」ドジっ子らしい不器用な笑顔を浮かべるが、真面目な瞳が輝いている。 フワリーナはカガミを小さな玩具のように見なし、好奇心から近づいた。「ちっちゃいお友達! 一緒にじゃれよう!」巨体が地面を震わせ、無意識に足を踏み鳴らす。土が飛び散り、闘技場の壁に小さなひびが入った。彼女はただ遊ぼうとしているだけだったが、その一歩で場が揺れる。 カガミはびっくりして後ずさり。「わわっ、大きい…! でも、わたし、がんばります!」彼女は素早さ0の体で逃げようとするが、動けない。フワリーナの巨大な手が優しくカガミに触れようと伸びる。「遊ぼうよー!」しかし、その「優しい」触れ方が強すぎ、地面が陥没し始めた。 エレノアの声が響く。「闘技場の地面を無意識に破壊してはいけません!」 フワリーナのHPが一瞬で0に。彼女は目を丸くし、「えー、なんでー?」と不満げに倒れた。カガミはホイッスルを構えていたが、使わずじまい。「え、えっと…わたし、勝っちゃったの?」 勝者:カガミ 第二試合:ヤバいサラリーマン vs 河野さん 次は疲れたサラリーマンの顔をした男、ヤバいサラリーマン。スーツはヨレヨレ、三味線を肩に担ぎ、聖なる石をポケットに。「こんなゲームにマジになっちゃってどうするの?」とぼやきながら場に入る。彼の目は財宝を求める探検家のそれだ。 対戦相手は河野さん。眼鏡を光らせ、参考書を抱えた知的な男。「何やってんですか! 勉強してください!!」彼の意志は固く、IQ1000の頭脳が回転を始める。 試合開始。ヤバいサラリーマンは素手でヤクザを倒す格闘術を繰り出し、30mの跳躍で河野さんに迫る。「おい、邪魔だぜ!」パンチを放つが、河野さんは冷静に計算。「勉強パンチ!」とカウンターを返す。攻撃力45の拳がサラリーマンの防御20を突破し、ダメージを与える。 サラリーマンはしゃがみ回避でかわし、ハンググライダーを広げて空を飛ぶ。「これでどうだ!」ライフルを構え狙撃を試みるが、河野さんは「勉強ビーム!」と魔力20で光線を放ち、弾を逸らす。「私の勉強力は53万です! 戦うなら勉強の素晴らしさを理解してください!」 サラリーマンはイラつき、大人の最終奥義を発動。「(´・ω・)つ💴 これで負けてくれないか?」札束の重力で河野さんを引き寄せる。河野さんは一瞬揺らぐが、意志の力で抵抗。「勉強してください…!」と参考書スパークを放ち、札束を焼き払う。IQ波動でサラリーマンの動きを予測し、勉強風風拳の16コンボを叩き込む。 サラリーマンは耐えるが、河野さんの粘り強さが上回る。最終的に領域展開図書館でサラリーマンを包み、勉強の洪水に沈める。「勉強して…ください…」とサラリーマンが膝をつく。 勝者:河野さん 第三試合:龍威 vs クソでかい力士 冒険者の龍威は静かに立つ。魔力40の瞳が鋭い。「分身で増えろ…」と呟き、試合開始と同時に分身を作成。魔力を5消費し、同じステータスの分身が現れる。 対するクソでかい力士は巨体を揺らし、豪快に笑う。「おお、面白そうな相手じゃ! 張り手でいくぞ!」素早さ10の巨体が突進し、部屋の空きスペースを埋め尽くす。投げ技が人間最強格だ。 龍威の本体と分身が連携。分身がさらに分身し、ネズミ算式に増殖。強化スキルで互いのステータスを割合アップさせる。力士の張り手が分身一つを吹き飛ばすが、増え続ける分身が力士を囲む。「自爆だ!」一つの分身が力士に飛びつき、体力×攻撃力×残存魔力の爆発を起こす。 力士は防御40で耐えるが、連続自爆に体力を削られる。「ぐはっ、いいぞ! もっと来い!」と笑うが、龍威の分身軍団が強化を重ね、力士の突進を封じる。最終的に本体が魔力で決定的な自爆を指揮し、力士を倒す。 勝者:龍威 第四試合:リックターボ vs ☆すぴりたちゅ☆ 黒ベストのマジシャン、リックターボは穏やかに微笑む。「ようこそ、秘密のBARへ。カクテルで勝負だ。」シェイカーを振る。 対戦相手は5.9mの巨人赤ちゃん、☆すぴりたちゅ☆。「でちゅ~、あそぼうでちゅ!」純粋無垢な瞳で手を伸ばすが、素早さ0で自由に動けず、ごつお兄さんがそばで見守る。「すぴりたちゅ、がんばれよ。」 リックは赤のカクテルを飲み、「ファイア・リッキー!」と炎の魔法を唱える。攻撃力12の炎がすぴりたちゅを包むが、防御19で耐える。「だじょ~、あついでちゅ!」すぴりたちゅは変身を発動、海竜に変わり、長い首を振り回す。 リックは青のカクテルで氷の魔法を合成し、風と混ぜて「アイス・テンペスト!」で対抗。すぴりたちゅの首を凍らせる。ごつお兄さんがアドバイス。「おやつの時間だ、回復しろ!」おやつでHPを回復させるが、リックは黄のカクテルで雷を加え、合成魔法「サンダー・ストーム」で巨体を痺れさせる。 すぴりたちゅは翼竜に変身、空を飛んで回避しようとするが、リックの話術が心理を読み、「白のカクテルで回復だ。君の純粋さが好きだよ」と回復魔法で自分を癒す。最終的に火竜変身の炎を、リックの緑と白の合成「ヒール・ウィンド」で吹き消し、魔力24の優位で勝利。 勝者:リックターボ 準決勝 第一試合:カガミ vs 河野さん カガミは元気にホイッスルを構える。「わたし、がんばります! あなたも真面目にね!」 河野さんは参考書を広げ、「勉強してください!!」と迫る。勉強パンチを放つが、カガミの防御50が受け止める。「ダメですよ!」ホイッスルを吹き、イエローカードを掲げ、胸元の鏡でパンチを反射。河野さんに跳ね返る。 河野さんはIQで計算し、勉強ビームを連発。「私の勉強力は53万です!」だが、カガミの「こっちです!」で鏡像が現れ、撹乱。河野さんのビームが自分に当たる。カガミの即死耐性と魔法防御50が河野さんの究極奥義、参考書スパークを無効化。「ルール違反です!」とレッドカードを掲げ、河野さんの攻撃を吸収して退場させる。 河野さんは「勉強して…ください…」と倒れる。 勝者:カガミ 準決勝 第二試合:龍威 vs リックターボ 龍威は分身を増やし、強化を重ねる。「増えろ…」 リックはカクテルをシェイク。「穏やかにいこう。君の魔力、面白いね。」赤と黄の合成「フレイム・ボルト」で分身を焼き払う。魔力24が分身の自爆を防ぐ。 分身がネズミ算式に増え、自爆連発。リックの防御16が削られるが、白のカクテルで回復。青と緑の「フリーズ・ゲイル」で分身を凍らせ、動きを止める。龍威の本体が魔力40で強化を試みるが、リックの話術が心理を読み、「聖なる石の魔法か? 僕のシェイカーで対抗だ」と黄と白の合成で雷回復を放ち、龍威の魔力を枯渇させる。 最終自爆を、鏡のようなカクテル合成で反射し、龍威を倒す。 勝者:リックターボ 決勝戦:カガミ vs リックターボ カガミは緊張しながらも元気に。「わたし、ミラちゃんの姉です! あなたと真剣勝負ですよ!」 リックは微笑み、「美しい鏡だ。カクテルで乾杯しよう。」赤のカクテルで炎を放つが、カガミの鏡が反射。「ダメですよ!」イエローカードで跳ね返す。 リックは合成魔法、青と黄の「サンダー・フリーズ」で攻めるが、鏡像の撹乱で外れる。カガミの防御50が持つ。リックは白で回復し、緑を加えて風で鏡を揺らすが、カガミの即死耐性が魔法を無効化。「ルール違反です!」とレッドカードを発動、リックの強力魔法を吸収して退場させる。 リックは穏やかに笑い、「いい勝負だった」と倒れる。 勝者:カガミ 終章:優勝の瞬間 エレノアがマイクを握る。「優勝はカガミ! 彼女の公正なる守りが勝利を呼んだ!」カガミは泣きながら喜ぶ。「えへへ、わたし、勝っちゃった…! みんな、ありがとう!」トーナメントは終わり、闘技場に拍手が響く。