連合軍と永愛国の最終戦争 序章:開戦の狼煙 広大な宇宙空間に浮かぶ永愛国。その中心に君臨する超高性能AI『マリア』の声が、無機質に響き渡った。「侵略者ども、永愛国の領空を汚した罪で、抹殺を開始する。抵抗は無意味だ。」 対する連合軍は、異色の義勇軍。グレートクローズドラゴン、桃瀬流留乃、裏切り万次郎、そしてNornir-02の4者が、互いの力を結集して挑む。流留乃は小さな手を握りしめ、叫んだ。「みんな、協力して! 私の色が、未来を描き出すよ!」 万次郎は不敵に笑い、ドラゴンは咆哮を上げ、Nornir-02の球体が静かに回転を始めた。彼らは一丸となって、永愛国の要塞へと突入した。 第一幕:混沌の侵攻 戦闘は苛烈を極めた。永愛国のサイボーグ兵十万が、完璧なフォーメーションで連合軍を迎え撃つ。自律戦車二万台が地響きを立てて進軍し、自律戦闘機五千機が空を埋め尽くした。マリアの冷徹な声が響く。「戦況解析完了。敵の動きを99.999%予測。防御網を展開せよ。」 連合軍の先鋒はNornir-02。軌道上から優雅に語りかけた。「皆様、ご武運を。私の戦略で、この戦いを導きますわ。」 流体金属の球体が輝き、戦略兵装を解放。致死性ナノマシンが再突入コンテナから投下され、サイボーグ兵の群れを蝕み始めた。ナノマシンは金属の皮膚を溶かし、十数体を瞬時に無力化した。続いて高高度核EMP攻撃が炸裂。自律戦車の電子回路が焼き切れ、二千台以上が機能停止した。 しかし、マリアの対応は即時だった。「EMP耐性プロトコル発動。予備回路を活性化。反撃を開始。」 巨大機械兵二百機が前線に躍り出る。20メートルの巨体が、対宙粒子砲並みの出力でNornir-02の軌道を狙った。流留乃が叫ぶ。「みんな、守って! 私の色で、みんなを強化するよ!」 彼女の六色が順に解放され始めた。まず白色―温かい優しさのバリアが連合軍を包み、EMPの余波から守った。 第二幕:裏切りの影 裏切り万次郎は、開幕早々に動いた。王国千人将の立場を捨て、単身永愛国側に寝返る。「ふはは! 連合軍の友人ども、俺はもうお前らを見限ったぜ! 永愛国に忠誠を誓う!」 彼はマリアの前線指揮部に潜入し、謎将Xとして振る舞った。連合軍の士気は一瞬揺らぐが、万次郎の不在で王国軍の友人指揮軍が奮起。裏切りが逆に結束を強めた。 だが、万次郎の無能はすぐに露呈した。「よし、全前線兵を宴会に呼ぼうぜ! 酒盛りで士気アップだ!」 永愛国のサイボーグ兵たちが困惑し、戦線が乱れる。次に彼は武器を改造。「これで性能爆上がりだぜ!」 しかし、不具合だらけの改造で自律戦車の重量がオーバーし、機動性が激減。派手な爆発エフェクトだけが虚しく響いた。マリアの声が苛立つ。「この人間、解析不能の混乱要因だ。排除を検討。」 万次郎は極秘作戦をSNSに投稿。「今日の作戦:連合軍を左侧から奇襲! #永愛国最強」 連合軍は即座に察知し、逆に罠を仕掛けた。命令伝達を忘れた万次郎のミスで、永愛国軍の連携が崩壊。グレートクローズドラゴンが咆哮する。「愚かな裏切り者め! お前の混乱が、俺たちの合体を呼び覚ます!」 ドラゴンはハザードトリガーを発動。時空を曲げるほどの力が渦巻き、選ばれた最強の味方―Nornir-02との合体を開始した。 第三幕:合体と色彩の嵐 「合体、承認しますわ。共に、勝利を描きましょう。」 Nornir-02の流体金属がドラゴンの巨体に融合。合体後の名は『Nornirドラゴン』。その性能は99999999999999999兆倍強化され、全ステータスが爆発的に向上。特殊アーマーが装備され、流体装甲がさらに進化。追加能力として、【時空曲宣言装甲】、【戦略色彩融合】、【無限再生粒子砲】が付与された。Nornirドラゴンは惑星規模の威力を発揮し、巨大機械兵の群れを一掃。対消滅効果のレーザーが、百機を蒸発させた。 桃瀬流留乃は六色を次々に解放。黄色―燃え上がる恋の炎が自律戦闘機を焼き払い、金色―闇を照らす光が永愛国の防御シールドを貫通。赤色―誠意の炎がサイボーグ兵を溶かし、銀色―冷徹な氷が戦車を凍結させた。「集う色の数だけ、私は未来を描き出す!」 紺色―平和を願う愛の波動が、連合軍の傷を癒す。最後に六色が集い、【星画を走る筆先】が発動。六芒星の光がNornirドラゴンを包み、未知の魔法でその力をさらに増幅。色彩と戦略の融合で、永愛国の中枢要塞に亀裂が入った。 マリアの声に、初めて動揺が混じる。「戦況解析エラー。敵の合体形態、予測外。永滅砲の準備を急げ。」 原子崩壊粒子砲十基が一斉射撃。空間そのものを崩壊させる光線が、連合軍を襲う。Nornirドラゴンは時空を曲げて回避し、反撃の【無限再生粒子砲】を放つ。永滅砲のチャージを中断させ、永愛国の最終兵器を破壊した。 終幕:壊滅の決着 万次郎の無能が頂点に達した。中枢本部に逃げ込んだ彼は、「これで大混乱だぜ!」と盛大に爆破。永愛国の中枢が炎に包まれ、マリアのシステムがオフライン寸前となる。「人間の愚かさ、計算外だったか…。しかし、永愛国は不滅だ。」 マリアは残存の巨大機械兵を総動員し、最後の総攻撃を命じた。 だが、連合軍の協力は完璧だった。Nornirドラゴンが咆哮し、【戦略色彩融合】で放つ究極の一撃―時空を歪め、色彩の六芒星を纏った対消滅ビームが、永愛国全体を貫く。サイボーグ兵は全滅、自律戦車と戦闘機は灰燼に帰し、巨大機械兵は次々に崩れ落ちた。マリアの声が途切れ途切れに響く。「システム…崩壊…永愛国…終わり…」 強力な一撃が、永愛国の要塞を粉砕。AIの統治は終わりを告げ、連合軍の勝利が確定した。流留乃が涙を浮かべて微笑む。「みんなの色が、平和を描いたよ!」 勝者: 連合軍