戦場は無人の荒野。光陀蒼真は片眼鏡を指先で押し上げ、穏やかに挑戦者たちを見据えた。挑戦者チームは互いに協力し合い、陣形を組んで蒼真に向き合う。蒼真は一歩踏み出し、日常的な動作から『問いに答える者の意味』を取得した。『文献名:旧約の知恵書』より『ソロモンの指輪』を召喚――伝承では獣や霊を従えた王の指輪とされる。挑戦者の一人は即座に召喚された指輪の力を感じ取り、戦列を崩すまいと踏みとどまる。だが指輪の効果は伝承どおり霊獣の使役に限られ、その時点で戦場に現れた獣の群れは挑戦者側へ向かうこともなく、地に伏せるだけだった。 続けて蒼真は『文献名:北欧詩edda』より『グングニル』を召喚。伝承では必中の槍とされる。投擲された槍は一直線に挑戦者の盾役へ飛ぶが、その前に挑戦者の魔術師が防御術式を展開し、槍の穂先を受け止めた。蒼真は微笑み、次の動作で『文献名:アーサー王伝説』より『エクスカリバー』を召喚。こちらは伝承どおり岩から抜かれた聖剣として現れ、蒼真の手に収まった。 挑戦者たちは連携して攻めかかる。前衛が剣を振るい、後衛が援護の魔術を放つ。蒼真は冷静に全てを見極め、聖剣で受け流しつつ、再び日常動作から『旅人の杖』の意味を取得し『文献名:千夜一夜物語』より『アラジンのランプ』を召喚。伝承どおりランプの精が現れ、挑戦者の一人の攻撃を防いだ。戦況は拮抗し、挑戦者の一人が声を張った。『連携を崩すな、次で押し切る』。 最後の局面、挑戦者チームは全員の魔力を集中させた大規模術式を展開した。蒼真は穏やかに頷き、『文献名:ギリシャ神話』より『アイギス』を召喚。伝承では全てを防ぐ盾とされるそれが、挑戦者の一斉攻撃を正面から受け止めた。衝撃で荒野が震え、砂塵が舞い上がる。砂塵が晴れたとき、立っていたのは光陀蒼真だった。挑戦者たちは力を使い果たし、膝をついていた。 勝者:光陀蒼真