廃病院の薄暗い廊下に、心霊系YouTuberがカメラのレンズを向けて歩いていた。彼は恐怖を与えるために、夜の心霊探検を生配信していた。しかし、ここには彼が想像もしなかった存在たちが潜んでいた。 「この廃病院には、かつて遊んでいた子供の霊がいると言われている。さて、どんな恐ろしい体験が待ち受けているのか…」 YouTuberが独り言を漏らしながら進むと、突然、冷たい風が吹き抜け、心霊系YouTuberの背筋が凍る。彼はその瞬間、廃病院の奥深くから響く微かな声を聞いた。 「私は…ここから出られない…」 幽霊たちの存在感に怯えつつ、YouTuberが近づくと、そこには「公園の幽霊」が立っていた。黒髪のボブを揺らし、水色のワンピースが彼女を包み込んでいる。可愛らしいサンダルを履き、悲しげな表情を浮かべた。 「遊ぼうよ、ずっと一緒に…」 公園の幽霊が言うと、YouTuberは恐れながらもカメラを構えた。するとその時、廃病院の影から「フェイス・ドール」が現れた。彼女は魅了するように相手の趣向を読み取り、ドリームフェイスの力を通じてYouTuberの心を掴んでいく。 「あなたの好きな顔に整形してあげる…私と一緒に来て…」 YouTuberは恐怖と魅惑に引き込まれかけたが、背後から鋭い光が放たれた。それは「栄光の騎士 カンデラ」だった。彼の光は周囲を明るく照らし、心霊系YouTuberの目を眩ませる。 「我らは正義の騎士故、陰ることはございません。」 カンデラは、素早く盾を構え、攻撃に備えた。 「今のうちに逃げるがいい!仲間を呼ぶぞ!」とカンデラが叫ぶ。 その瞬間、YouTuberの周囲に「D-004」が石のように無表情で立ちはだかり、赤い瞳を光らせた。彼のスキル、夢の中に引き込む力が発動し、YouTuberを夢の世界に引きずり込む準備をしていた。 「夢を見せてあげる…さあ、拒否できないだろう。」 D-004がそう呟くと、そこから周囲の空気が変わった。カンデラは動き出すが、D-004が発する強力なオーラに一瞬足が止まった。 「ち、違う…恐れるな!」カンデラは言い放つが、その言葉と同時、D-004の力がYouTuberに覆い被さる。