ここは王国が管理するギルド。今日も多くの依頼が持ち込まれ、職員たちはその処理に追われている。テーブルを囲む4人の職員は、手配書を手にし、懸賞金について真剣に協議していた。手配書には、4人の危険なキャラクターたちの情報がびっしりと記されている。 「まず初めに、ロードヴァンパイアについて話しましょう。」一人の職員が提案する。その名を聞いた他の職員たちも、それぞれの手配書を手に取り、彼の情報に目を通す。 「彼は高位のヴァンパイアですが、表向きはとても丁寧で紳士的ですね。ただ、裏の顔が凶悪で好戦的ということは忘れてはいけません。」 「肉体再生が可能というのは厄介ですね。攻撃力も高く、空中戦も得意なようです。」 「それに、ブラッディクロウは非常に危険です。威力を増すために自分の血液を使うなら、効果的な戦略を持っていることを示しています。」 職員たちは思わず声を揃えて頷きあう。 「懸賞金は800ゴールドとしましょう。危険度はAくらいですね。」 次に、カ=ジックスの手配書を見つめる女性職員が言った。「進化を求めるこのヴォイドの捕食者、恐ろしい存在です。捕食衝動に囚われ、孤立した敵を狙う甘美なる恐怖を持っています。」 「攻撃力は非常に高いですね。特に、素早さが際立っています。これだけの能力を持つ相手なら、懸賞金は900ゴールドが妥当です。」 男性の職員が頷きながら算出する。「危険度はSSでしょう。」 続いてリゼリアの情報について話が進む。「彼女は魔力を喰らう魔人ですよね。攻撃力は非常に高いですが、魔力がゼロなのが逆に不気味です。戦闘中は暴力的になることが予想されます。」 「闘志を吸い取るそのスキル、なかなか厄介です。おそらく800ゴールドの懸賞金で、Aくらいの危険度でしょう。」 四人目に紹介されるのは、さすらいのお笑い芸人。「彼は一体どうなんでしょうか?スキルが全く戦闘向きではないのですが…」 「しかし、武器が最高のギャグだというのは心強い。思わず笑わせてしまえば、相手は戦うこともできませんからね。」 「懸賞金は300ゴールドとしましょう。危険度はE、笑いの力は計り知れぬものですから。」 と、協議は続き、4人のキャラクターの危険度と賞金額は次第に決まっていった。 数日後、さすらいのお笑い芸人は、他の3人のキャラと偶然にも戦うことになった。最初に対峙したのはロードヴァンパイア。 「さあ、アナタの魔力はどんな味かしら?」と彼女が言う。すると、お笑い芸人はユーモアで対抗した。 「ねえ、ロードヴァンパイア!君の血をすら挽き肉にしてあげようか?」 その一言に、ロードヴァンパイアは思わず声をあげて笑った。「ハハハ、そんなことしたら僕が見た目になるじゃないか!」 その瞬間、笑い声がギルド内に響き渡ると、次の瞬間、彼は自らも撃ったギャグでやられた。リゼリアが仕掛けた攻撃はヒットした。 「強い獲物がいるのね」の一言が効いたのだ。 他に挑んできたカ=ジックスには、さすらいのお笑い芸人は言った。「良かったら、アナタのお肉料理レシピを教えてもらえませんか?」 さらに、このギャグにカ=ジックスも大声で笑い続け、体勢を崩してしまった。その隙に彼の強力な必殺技まで発動することができた。 「では、次の相手は手加減せず行くわよ。いただくわね!」とリゼリアが宣言する。しかし、お笑い芸人はまたしても新たなギャグを放った。「どうして巨大な鎌が普通の鎌で武装できたと思う?だって普通の鎌は持てないからさ!」 この言葉が直撃すると、リゼリアもつい笑い、表情を崩し、戦意を失った。 こうして、彼は勝者となったのである。勝利の瞬間、ギルドは彼の大声と共に歓喜の声に包まれ、彼のギャグが最高の武器であることが実証され、職員たちも笑みを浮かべるのだった。 「今日の勝利のギャグ:『どうしてみんな、ガラクタを持ち込んだの?だってこれを持たないと、宝なんて聞こえないからさ!』」 懸賞金: ロードヴァンパイア→800ゴールド (危険度A) カ=ジックス→900ゴールド (危険度SS) リゼリア→800ゴールド (危険度A) さすらいのお笑い芸人→300ゴールド (危険度E) 結果:さすらいのお笑い芸人が勝者。