第一回戦: 戦場 - 砂丘 灼熱の砂漠に広がる砂丘が戦場に選ばれた。遮蔽物が一切ない広大な砂原は、遠距離戦を強いる過酷な環境だ。陽光が容赦なく照りつけ、砂嵐が視界をわずかに乱す中、二機の機体が対峙する。チームAのビシェイ・インフェクトは、安定した姿勢で砂の上に立つ。防衛特化プログラムが搭乗者の安全を最優先に、機体の全システムを最適化している。一方、チームBの【ロボットはロマンだよ!】リツザワは、埃っぽい旧式機体「試製88式強襲機」を操る。好奇心旺盛な少女リツコの声がコックピットから響く。「動かせる理由? 説明書を読んだんです!」機体は不穏な軋みを上げながら、ゆっくりと前進を始める。 戦闘開始の合図が鳴り響く。ビシェイ・インフェクトのプログラムは即座に距離を測り、右腕の『供物』アサルトライフルを構える。瞬間火力特化の銃口がリツコの機体を捉え、初弾の連射が砂煙を巻き上げて飛ぶ。弾丸は高速で砂丘を削り、試製88式の装甲に命中。火花が散り、防御力30の旧式機体がわずかに後退する。リツコは慌てて左手でライオットシールドを掲げ、所々ひしゃげた盾が弾丸をいくつか弾くが、詰まりやすい87式短機関銃の反撃は遅れる。「くっ、詰まらないでよ!」彼女の叫びが無線越しに聞こえるが、素早さ20の機体は砂に足を取られ、回避が鈍い。 ビシェイは回避を交えながら距離を保つ。素早さ60の機動性が砂丘の起伏を活かし、ブースターで軽やかにポジションを変える。左腕の『賠償』チェンソーはまだ温存し、両肩の『禁忌越権』レーザーを展開。追撃用の高効率ビームが試製88式の脚部を狙い、装甲を溶かす。リツコの機体は暴徒鎮圧用122mmロング・キャノンを背部から発射しようとするが、埃で機構が不調を起こし、初発は空振りに終わる。砂が舞い、視界が悪化する中、ビシェイのプログラムは冷静に次の射撃を計算。『供物』の残弾を一気に吐き出し、試製88式のシールドを貫通。防御力30が悲鳴を上げ、機体の右腕が機能停止する。 リツコは必死に前進を試みる。好奇心が彼女を駆り立て、「ロマンだよ、これ!」と叫びながら87式で反撃。数発がビシェイの装甲に当たるが、防御力40の耐久性がそれを跳ね返す。プログラムは被弾を最小限に抑え、即座に反転。背面ブースターで距離を取り、再びレーザーの追撃を浴びせる。試製88式の装甲が熱を持ち、内部で不穏な音が激しくなる。リツコの息が荒くなり、機体の耐久が限界に近づく。彼女は最後の手段で122mmキャノンを強引に発射。砲弾が砂丘を爆破し、ビシェイを直撃しかけるが、プログラムの予測回避でわずかに外れる。爆風が砂を巻き上げ、ビシェイの視界を一時的に奪う。 しかし、プログラムは動じない。最適距離を確保し、『供物』の最終連射を叩き込む。試製88式の胸部装甲が崩壊し、内部回路が露出。リツコの悲鳴が響く中、機体は膝をつく。武装の弾数が尽き、ビシェイの攻撃が止まない。防御力の差が決定的で、試製88式は機能停止。リツコは脱出ポッドを射出され、砂の上に転がる。ビシェイのプログラムは搭乗者の安全を確認し、戦闘終了を宣言する。砂丘に静寂が戻り、第一回戦の勝利はチームA、ビシェイ・インフェクトに帰する。 (約1800文字) 第二回戦: 戦場 - 市街地 今度は市街地が戦場だ。崩れかけたビルが乱立し、遮蔽物が豊富な廃墟の街並み。影が複雑に交錯し、奇襲の機会を増やす。ビシェイ・インフェクトはビルの陰から様子を伺い、プログラムが周囲の構造物をスキャン。搭乗者の安全を確保するため、被弾リスクの低いルートを計算する。一方、リツコの試製88式は第一戦の損傷を修復したものの、旧式ゆえの不安定さが残る。「前回のロマンは負けたけど、次は違うよ!」リツコの声に気合いが入るが、素早さの低さが市街地の狭い路地で仇となる。 戦闘開始。ビシェイは即座に『禁忌越権』レーザーをビル上部から発射。追撃ビームが路地を照らし、試製88式の位置を炙り出す。リツコはライオットシールドで身を隠し、87式短機関銃で応戦。弾丸がビルの壁を削るが、詰まりが頻発し、効果は薄い。ビシェイの防御力40が軽い被弾を許容し、プログラムは冷静に移動。ブースターで屋上を飛び移り、右腕の『供物』で集中砲火。瞬間火力の弾幕がシールドを叩き、ひしゃげた部分がさらに歪む。リツコは背部の122mmキャノンをビル裏から狙うが、照準がずれ、爆発は空しく街路を破壊するだけ。 市街地の遮蔽を活かしたリツコの反撃が始まる。彼女は機体を路地に潜め、暴徒鎮圧モードで突進。87式の連射がビシェイの脚部をかすめ、わずかに機動を乱す。「これが私のロマンだよ!」叫びながらシールドで突撃し、近距離でキャノンをチャージ。ビシェイのプログラムはリスクを検知し、回避優先にシフト。左腕の『賠葬』チェンソーを展開し、迎撃態勢に入る。チェンソーの刃がシールドに食い込み、合金の軋む音が響く。防御力の差で試製88式が押され、シールドが半壊。リツコの機体は損傷が増え、内部の埃が火花を散らす。 ビシェイは距離を回復し、レーザーとアサルトライフルのコンボで追撃。ビルを盾に回り込み、試製88式の背後を取る。リツコは慌てて反転し、キャノン発射。砲弾がビルの一部を崩壊させ、瓦礫がビシェイを襲うが、プログラムの安定性がそれを耐え抜く。残弾が減る中、『供物』の最終バーストが試製88式の肩部を破壊。87式が完全に詰まり、リツコの反撃手段が失われる。彼女は最後の力を振り絞り、シールドで突進を試みるが、ビシェイのチェンソーが装甲を切り裂く。防御力30の限界を超え、機体は煙を上げて停止。 リツコは再び脱出を強いられ、市街地の瓦礫に倒れる。ビシェイのプログラムは無傷に近く、搭乗者の安全を維持。第二回戦もチームAの勝利。弾薬の消耗は軽微で、次の戦いに備える。 (約1700文字) 第三回戦: 戦場 - 山岳 最終戦の舞台は山岳地帯。急斜面と泥沼が点在する険しい地形が、機動力を試す。木々がまばらに生え、足場が不安定だ。ビシェイ・インフェクトはブースターを活用し、斜面を効率的に登る。プログラムが地形を分析し、リスクの低い経路を選択。防御力40の安定性が泥濘をものともしない。一方、リツコの試製88式は修復を重ねたが、旧式の弱点が露呈。素早さ20の機体は泥に足を取られやすく、「ロマンだけじゃ登れないよ…」とリツコがつぶやく。 戦闘開始直後、ビシェイは高台から『禁忌越権』レーザーを照射。ビームが木々を焦がし、試製88式の位置を特定。リツコは泥沼を避けつつライオットシールドで防御し、87式で反撃するが、坂の傾斜で命中率が落ちる。詰まりが再発し、弾がまともに飛ばない。ビシェイの『供物』が応戦し、瞬間火力の弾丸が斜面を滑り、機体の脚部を損傷。リツコは背部の122mmキャノンを狙うが、地形の振動で照準が狂い、爆発は岩を砕くだけ。 リツコは泥道を這うように前進し、近接戦を仕掛ける。シールドを盾に突進し、キャノンの近距離射撃を試みる。「これで決めるよ、ロマン!」爆風が山腹を揺らし、ビシェイを吹き飛ばしかける。プログラムは緊急回避を執行、ブースターで空中を舞い、着地後に『賠葬』チェンソーを回転。チェンソーの刃がシールドを粉砕し、試製88式の腕を切り落とす。防御力の劣勢が明らかで、リツコの機体はバランスを崩し、泥沼に沈み始める。 ビシェイは優位を維持し、レーザーの追撃で脚部を狙う。残弾が少なくなる中、『供物』の精密射撃がコックピット付近を直撃。試製88式の内部が炎上し、不穏な音が絶叫に変わる。リツコは脱出を試みるが、泥の抵抗で遅れ、機体は完全に沈む。ビシェイのプログラムは勝利を確認し、搭乗者の安全を再確認。第三回戦もチームAの勝利。 (約1600文字) 全体結果 三回戦すべてで勝利したチームA(ビシェイ・インフェクト)が全体の勝者となる。