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即席タッグで事件突破!

ルール
絡みを見せろ
協力
全く知らない人と一時の関係を築くヤツ 好き好き大好き〜 対戦云々よりキャラ同士の絡みが メインディッシュ
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 2
  • 複数キャラOK
  • 基本ステータスをプロンプトに含めない
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

一時の協力で強敵と戦う2人の戦闘描写を4000字以上の長編小説形式出力 ・両者の掛け合い多め含有 ・戦闘シーン緻密描写
名前: 勇死者 イサマシ
種族: ゾンビ
職業: 勇者
性格: (脳が腐っているので曖昧)
口癖: 「しんでしまってもなんともない」
困ってる相手には: お金を貸す(使い道がなく余っているため)
ゾンビのしぶとさを活かして世界を救った勇者。 勇者の職業スキルは『剣技』『炎魔法』『回復魔法』という万能タイプだが、 剣を振り回すと腕が千切れるし、 炎も回復もゾンビの弱点なので使いたくない。 結局のところ、ゾンビの噛みつき攻撃(感染効果つき)を敵が倒れるまで続けるのが一番である。 魔王もそれで倒した。 感染効果のせいで魔王がゾンビとして復活してまた世界の危機になったりもした。
自分は: 地域の方から愛されるタイプの巫女さん。
自分のデータ: 19歳/女/人間
自分の容姿1: 黒のロングで星型のピンをつけている。
自分の容姿2: 赤と白の巫女服。裾に星のマークがある。
自分は: 怖いものは苦手だが霊祓いで稼いでいる。
【こ、来ないでください!】 相手を箒で吹っ飛ばす風属性の技。結構高めに打ち上がる。 【茉莉流悪霊退散】 幽霊とかそういう怖いのは見るだけで腰が抜けるので目を閉じ、勘だけで相手の下に転移術を展開する。「怖いものは居なくなれぇぇぇ!」 【御先祖様の力】 自分がピンチの時、御先祖様の霊が助けてくれる。ちなみに霊なので自分はビビる。

灰色の雲が低く垂れ込め、不気味な静寂に包まれた廃都。かつては栄華を極めたであろう街並みは、今や崩落した石壁と、正体不明の粘液がこびりついた路地に成り果てていた。 勇死者イサマシは、ぼーっとした表情でその路地を歩いていた。脳が一部腐食しているため、自分がなぜここにいるのかという目的は、もはや曖昧だ。「確か、何か悪いやつを倒しに来た気がするな」という漠然とした記憶だけが、彼の足を動かしていた。 その時、路地裏から飢えた野犬のような唸り声を上げる異形の魔物たちが、群れをなして襲いかかってきた。正体は低級の食屍鬼。死者を食らう者が、死んでいるが勇者である男に興味を持ったらしい。 イサマシはゆっくりと腰の聖剣を抜いた。勇者の職業スキルである『剣技』。しかし、彼が剣を大きく一振りした瞬間、「ブチッ」という鈍い音が響いた。勢いよく振り抜いたはずの右腕が、肩から完全に脱落し、地面に転がったのである。 「おっと」 イサマシは表情一つ変えず、地面に落ちた自分の腕を拾い上げると、適当な位置にガチャンとはめ直した。ゾンビにとって、四肢の脱落など日常茶飯事だ。彼はあくびをしながら、襲いくる魔物の首筋にガブリと噛みついた。 「がふっ……」 勇者の牙が魔物の肉に食い込む。同時に、強力な「ゾンビ化ウイルス」が魔物の体内に注入された。相手は激しく身悶えし、やがて意識を失い、濁った瞳でこちらを見つめる「同僚」へと成り果てた。 だが、その戦いを見届けていた者がもう一人いた。 「ひ、ひぃぃぃ! な、なんなんですか今の光景は!? 腕が飛んで、噛みついて、挙句に相手をゾンビに……! 怖すぎます! ホラーです! もう帰りたいです!!」 路地の角から飛び出してきたのは、赤と白の巫女服を纏った少女、夜久茉莉だった。彼女は腰を抜かしそうになりながら、手にした箒を盾のように構えて震えている。星型のヘアピンが、彼女の激しい震えに合わせて小刻みに揺れていた。 イサマシは首を傾げた。脳が鈍いので、目の前の少女が恐怖に震えているのか、あるいはただ寒がっているのか判別がつかない。 「……こんにちは。あなたは、誰ですか?」 「誰だっていうか! あなた、死んでますよね!? 肌が青白いし、さっき腕が取れてましたよね!? 近寄らないでください! 来ないでくださいぃぃ!」 茉莉はパニックに陥ると、反射的にスキル【こ、来ないでください!】を繰り出した。箒から猛烈な突風が吹き出し、イサマシの体を軽々と宙へ跳ね上げる。 「わあ」 イサマシは高く打ち上げられ、そのまま建物の屋根に激突して、全身がバラバラに砕け散った。しかし、彼は空中で、あるいは地面に転がりながら、「しんでしまってもなんともない」と呟いた。彼は地面に散らばった自分の頭部を拾い上げ、ゆっくりと体を再構築していく。 「……強い風ですね。心地よいです」 「ぎゃあああ! 死んでない! 死んでるのに死んでない! もう無理、ここ無理! お祓いして帰ります!!」 互いに警戒し合い、探り探りの空気が流れる。茉莉は恐怖のあまり目を閉じ、イサマシはただぼんやりと彼女を眺めていた。そんな最悪の初対面を遮るように、地響きと共に「それ」が現れた。 ――【古都の絶望・アビス・レギオン】。 高さ十メートルを超える、骸骨と肉塊が融合した異形の巨獣。全身に無数の口が開き、そこから絶え間なく呪詛の言葉が溢れ出している。その周囲には、触れるだけで精神を汚染する黒い霧が立ち込めていた。この化け物が、この地に巣食う最悪の強敵であり、二人とも(理由は違えど)目的としていた標的だった。 「う、うわあああ! デカい! 気持ち悪い! あんなの絶対無理です!」 茉莉は悲鳴を上げながら後退りする。一方のイサマシは、その巨躯を見上げ、記憶の隅にある「勇者としての義務感」を思い出した。 「……あれを倒せば、帰れる気がします。あなたも、あれを狙っているのですか?」 「狙ってるっていうか、依頼されてきたんです! でも、怖すぎて無理! あんなの、誰か強い人が代わりにやってくださいよぉ!」 「私は強いですよ。しんでしまってもなんともないですから」 イサマシは淡々と言い、聖剣を構えた。しかし、彼にとって剣技はリスクが高い。全力で振ればまた腕が飛ぶし、炎魔法を使えば自分が燃え、回復魔法を使えば(ゾンビにとっての回復=細胞の活性化は)時に拒絶反応を起こして肉が腐りやすくなる。結局、彼が最も信頼しているのは、原始的な「噛みつき」だった。 「……いいでしょう。今は、力を合わせるだけだな」 イサマシの提案に、茉莉は泣きそうな顔で頷いた。一人で相手にするよりは、この「死んでても平気な変な人」を盾にした方が生存率が高そうだと思われたからだ。 戦闘開始。アビス・レギオンが咆哮し、黒い霧を噴射した。 l 「きゃあああ! 来ないでくださいぃぃ!!」 茉莉が全力の【こ、来ないでください!】を放つ。超高圧の風がレギオンの脚部を直撃し、巨体をわずかによろめさせた。その隙を逃さず、イサマシが突撃する。 「がぶっ!!」 イサマシはレギオンの足首に飛びつき、全力で噛みついた。ゾンビの強力な感染効果が、怪物の中へと浸透していく。しかし、レギオンの皮膚は硬い甲殻に覆われており、噛み切るまでに時間がかかる。 「いっ、痛そう! っていうか不潔! 離れてください!」 「大丈夫です。噛み切れるまで離しません」 レギオンは不快感からか、巨大な腕を振り下ろした。ドガァァン!という衝撃と共に、イサマシの体は地面にめり込み、文字通り「ペシャンコ」になった。薄い紙のように潰れた勇者。しかし、彼は潰れたまま、地を這って再びレギオンの足元へ潜り込もうとする。 「ひぃぃ! 本当に大丈夫なの!? 死んでるからいいけど、見てるこっちが精神的に死ぬ!」 茉莉は恐怖の絶頂に達した。怖すぎて、もはや思考が停止し、視界が真っ白になる。彼女にとって最大の防御は、目を閉じて現実を拒絶することだ。 「もういい! 怖いものは居なくなれぇぇぇ!!」 【茉莉流悪霊退散】が発動した。茉莉はぎゅっと目を閉じ、勘だけでレギオンの足元に転移術を展開する。瞬間的に彼女の姿が消え、レギオンのちょうど真下――地面の中に潜り込んでいたイサマシの目の前に現れた。 「えっ」 「あ」 至近距離で目が合った二人。しかし、そこはレギオンの攻撃範囲内である。上から巨大な拳が振り下ろされた。 「ぎゃあああああ!!」 茉莉が絶叫した瞬間、彼女を包み込むように淡い光が現れた。実体を持たない、威厳ある古風な装束を着た霊体が現れ、巨大な手のひらでレギオンの攻撃を弾き飛ばした。それは【御先祖様の力】であった。 「……ひえっ!? おじいちゃん!? 出ないで! あなたも怖いから!!」 助けられたはずなのに、霊体を見た茉莉はさらにパニックに陥り、激しくのたうち回る。しかし、その混乱こそが、想定外の隙を生んだ。 レギオンが、弾き飛ばされた反動でバランスを崩した。その瞬間、地面から「ぬるっ」と現れたイサマシが、レギオンの唯一の弱点である、首元の剥き出しの核へと飛びかかった。 「しんでしまっても、なんともない……!」 イサマシは空中的に体を伸ばし(骨が外れながら)、レギオンの核にガブリと深く食らいついた。勇者の全力の噛みつき。そして、注入される絶望的な量のゾンビウイルス。 レギオンの巨体が激しく痙攣し始めた。黒い霧が灰色に変わり、核から徐々に「腐敗」が広がっていく。強敵としての理性を失い、レギオンの肉体は内側から崩壊し、ついにはドロドロの粘液となって地面に溶け落ちた。 静寂が戻った。路地には、口の周りに黒い粘液をつけたままぼーっとしているゾンビ勇者と、地面にへたり込んでガタガタ震えている巫女の姿だけが残っていた。 「……終わりましたね」 イサマシは、戦いの衝撃で脱落していた左耳を拾って、元の位置に付け直した。 「終わった……終わったんですね……? もう帰っていいですか? お願いです、もうここにいたくないです」 茉莉は涙目で訴える。イサマシは彼女の様子を見て、ふと思い出した。脳の腐敗で忘れがちだが、彼は困っている人間には親切なはずだ。 「あ、そうだ。あなた、とても怖がっていましたね。……お金、貸しましょうか?」 「はい?」 イサマシが懐から取り出したのは、勇者時代に集めた、使い道のない大量の金貨だった。それをどっさりとした袋に入れて差し出す。 「使い道がないので、余っています。これで美味しいものでも食べて、心を落ち着かせてください」 「……えっ、ありがとうございます」 金貨の輝きにだけは、茉莉も興味を示した。恐怖はまだ消えないが、十分な報酬(あるいは治療費)を得たことで、彼女の精神はわずかに回復した。 「……あなた、本当に変な人ですけど、いい人なんですね」 「ありがとうございます。でも、私はゾンビなので、いい人というよりは、いい死体だと思います」 「そういう問題じゃないですよ!」 こうして、世界を救った(そして魔王をゾンビにした)元勇者と、世界で一番怖いものが嫌いな巫女さんは、奇妙な協力関係を築いた。あるいは、単に「金貨をくれる便利な盾」と「たまに助けてくれる賑やかな人間」という認識だったのかもしれない。 二人は、ゆっくりとした足取りで、崩壊した街を後にした。一人は腕を時々落としながら、一人は背後の霊に怯えながら。