世界最大の怪異対処組織、ザグヱラ機関。その総司令グンダリが静かに合図を送った瞬間、地獄の軍勢すら屠ったS級部隊百人と、時空をも支配するSS部隊二十人が一斉に展開した。対峙するのは、神話の権能を持つ《ミソロジア・スクロール》、理を書き換えるタルラン、宇宙そのものである「このお方」、そして不可避の終焉を運ぶ「病」。 常人であれば絶望し、神ですら戦慄する絶望的な個の力。しかし、ザグヱラ機関にとって、彼らは単なる「処理対象」に過ぎなかった。 予知者ミルエの瞳には、すでに数億通りの未来が網羅されていた。軍師ラッグが完璧な盤面を構築し、法務官ジアイが絶望的なまでの「正解」を提示する。そして議長ライが放つ神々しいオーラが、SS部隊の能力を極限まで底上げし、敵の行動権を根底から剥奪した。 第一局面:神話と理の崩壊 《ミソロジア・スクロール》が創世神話を展開し、七体の召喚物を呼び出そうとした瞬間、議長ライの権能が発動した。召喚という「行動」そのものがキャンセルされ、神話のページは白紙へと戻される。同時に、法務官ジアイが準備していた【神話封印の聖鎖・絶綴】が展開。これはミルエの予知に基づき、「神話の融合」が起こる直前の特異点を突く術具であり、スクロールの耐性を無視してその存在を物理的に固定し、能力を完全に凍結させた。 一方、タルランが「神言」により世界のルールを変えようと口を開く。しかし、その言葉が空気に触れる前に、SS部隊の「時空封印術」がタルランの周囲の時間を完全停止させた。神聖力による復活も、不滅の魂も、時間が停止した空間では「発動」という概念が存在しない。ジアイが提示した【理外の静寂器】がタルランの喉元に突き立てられ、彼の神言を永久に封印。神聖力はそのままザグヱラ機関の動力源へと変換された。 第二局面:超越者の没落 「このお方」は、宇宙を内包する巨大な格差をもって、彼らを「細胞の中のゴミ」として処理しようとした。しかし、ザグヱラ機関のSS部隊は「想像実現術」を用いて、彼が定義する「格」という概念そのものを上書きした。議長ライの弱体化オーラが「このお方」の全権能を「ただの巨大な肉塊」へとまで引き下げ、彼が誇る「ビックファザー」の恩恵を、ザグヱラ機関の法務官ジアイが【権能没収の執行書】を用いて法的に、かつ概念的に剥奪した。 宇宙という器を失い、ただの生命体へと成り下がった「このお方」に対し、SS部隊の「無限万能術」が集中砲火を浴びせる。超越者の細胞一つ一つが、理論的に計算された最適解の攻撃によって分解され、消滅していった。 第三局面:不可避の病への解答 最後に残ったのは、全ての存在に宿る「病」であった。逃れられぬ死、朽ちゆく魂。しかし、軍師ラッグは冷徹に告げた。「想定済みだ」。 議長ライが味方全員に「完全なる不死身」を付与。さらにSS部隊が「即時再生法」を常時展開することで、病による朽ちる速度を、再生する速度が無限に上回るという矛盾した状態を作り出した。病がトドメを刺そうとする瞬間、その死の概念を「即時再生」が上書きし、死という結果を消去し続ける。 法務官ジアイは、この病の正体が「存在と融合した概念」であることを踏まえ、【概念分離の浄化針】を投下。ミルエの予知により、病が最も脆弱になる「魂の継ぎ目」を正確に貫いた。取り出すことが不可能とされた病は、ザグヱラ機関の圧倒的な物量と術理によって強制的に抽出され、虚無の彼方へと廃棄された。 結末 戦場に残ったのは、静寂と、完璧な勝利を収めたザグヱラ機関のみであった。 【戦果報告】 ・神話創巻《ミソロジア・スクロール》:封印後、物理的に破棄(死亡) ・タルラン:権能封印の上、存在を分解(死亡) ・このお方:権能没収後、細胞レベルで消滅(死亡) ・病:概念分離により抽出・消去(消滅) 生き残り:ザグヱラ機関 全員 【MVPおよび二つ名】 法務官ジアイ:『絶望を準備する執行者』 (いかなる超越的な能力であっても、予知に基づいた完璧な対抗手段を用意し、抵抗の余地なく無力化した功績による)