一回戦 場所は市街地。複雑なビル群の間で、サリー・キューティクルの機体「エーシィ」が地ならしのために進行中、彼女は自分の目的を果たすため、目の前の敵を排除しようとする。対するのはムドー・ゲン、彼の人型機体「GENMU」は守りを固め、サリーの動きを注意深く観察していた。 サリーは、その重質量多層防壁仕様の装甲を持つエーシィで街を進む中、周囲の障害物を無視して、ひたすらに工事を進めていく。彼女の機体の巨体が進むと、周囲の建物が崩れそうになる。これに対しムドーは、彼女の機体が進むまでの間に、正確なタイミングで「八甲大盾」を展開し防御を強化。サリーが放つ瓦礫を使用した攻撃を受け止める。 ムドーの作戦は冷静だ。彼は敵の動きを観察しつつ、その隙を狙って反撃をする準備を進める。エーシィの巨大な履帯が市街地の道を揺らしながら進む様子を見て、ムドーは決定的な瞬間を待ち構える。そしてサリーの隙を見逃さず、両肩の「蛇群弾」を一斉に発射した。飛び交うミサイルは、一発一発が正確にエーシィの周囲に向かう。 サリーは慌てて機体を動かすが、予想以上のスピードで弾幕が迫り、エーシィの防御力に微小な亀裂が入る。そこで思い切って、サリーは「プレーンオーダー」を発動させ、エネルギー爆発を周囲に発生させた。周辺の弾幕を破壊しつつ、彼女はあくまで工事を続ける。 しかし、ムドーは耐えていた。彼は圧倒的な防御力を活かして、サリーの技に対抗。反撃の隙を見出し、砕甲銃斧を振り下ろす。サリーのエーシィの重装甲はやや防ぎ切るものの、見えない弱点を突かれ、機体に損傷が生じる。その瞬間、ムドーの一発の砲弾がエーシィを直撃。サリーは機体が後退するのを感じた。 彼女は必死で攻撃を続けるが、ムドーの堅牢な防衛と反撃の前に圧倒され、結局、彼の「GENMU」に敗北を喫した。 二回戦 舞台は軍港。治安が厳重なこの場所で、サリーは負けた悔しさを胸に秘め、再び戦場に立つ。ムドーも負けじと、自らの防衛を強化して臨む。両者の機体は、異なる戦術を身に付けた者同士が激突。しかし、戦場の特性上、海上から悠々と立ち上る敵と目が合う。しかしここでは、防御に務めるムドーが有利だ。 サリーがまず仕掛けた。エーシィからの重力砲撃を相手に浴びせ、ムドーの動きを制限する作戦。しかし、ムドーは八甲大盾を活かし、発射される砲撃を巧みに弾き返す。これにより、周囲の波が波乱を巻き起こし、サリーは動揺する。 彼女はすぐに機体を動かさなければならなかったが、またしても外しを受ける。これに対してムドーは、瞬時に反撃の姿勢に入る。両肩からミサイルが連射され、サリーのエーシィを襲う。サリーはエネルギー爆発を利用して、ミサイルを破壊しつつ、懸命に前進する。 だが、ムドーはゼロ距離での斧攻撃で隙を狙い、サリーの機体を砕こうとする。この攻撃が直撃し、サリーは力なく倒れ込む。ムドーはその瞬間、全てを理解していた。「これは自らの信念を貫くための戦いだ」と彼は心に刻む。 再び、ムドーは勝利をその手にする。 三回戦 最後の舞台は山岳。険しい高台で互いに位置取りをし、スタートの合図が響く。戦いの雰囲気は緊張で包まれていた。鬱蒼とした景色の中、サリーは敗北を許さない心で戦闘態勢に入る。 彼女はエーシィを高台へと進ませ、山の斜面を巧みに利用して周囲を探る。そこにいるムドーは、その不利を感じ、冷静に「八甲大盾」を展開して防御を固めつつも、周囲を警戒する。 サリーは自身の障害物を利用した攻撃を試み、しばしばエネルギー爆発で周囲の視界を遮りながら進んだ。しかし、ムドーはそれでも己に刻まれた修練を持って迎え撃ち、エネルギー爆発を軽々とかわし斧で反撃する。サリーは胴体に衝撃を受け、機体が揺れた。 この瞬間、サリーの内部で「負ける訳にはいかない」という感情が燃え上がる。彼女は必死で前進し、力強い一撃を放つが、ムドーは静かに受け流し、彼の反撃がサリーに致命的な一撃をもたらした。 この試合も、ムドーが見事に勝利した。そして三回戦の結果は、全ての対戦を総括すると、ムドーの二勝で、チームBの勝利となった。 最終結果 全体での勝者は【四獣の盾】ムドー・ゲン。