暗く冷たい空が一転、目を引くほどの光が大地を照らす。燐角麒麟獅子《リンカクキリンジシ》の巨大な体が、光を屈折させてその存在を誇示するように、虹色の鬣がまばゆい輝きを放つ。75メートルという巨体が、周囲を圧倒する。彼の目の前には、王国を守る美しき魔剣士、ルーミン・カンデレアが立ち向かっていた。金髪をたなびかせ、ドヤ顔で“ハハハ! 私が、私こそが一等星だ!”と宣言する彼女の姿は、まるで星空の下に舞うかのようだ。 「貴様は、私を太陽だと思っているのか? 力を見てみろ!」 ルーミンは剣舞を始め、全身が32000ルーメンの光柱に包まれる。周囲の空気が熱くなり、光の渦が巻き起こる。 その瞬間、燐角麒麟獅子の目が鋭さを増した。“甘いな、貴様。”彼は一瞬で気を引き締め、白熱した体表から強力な光を照射し、ルーミンの光を跳ね返す。 「こ、これは…!」ルーミンは驚愕の表情を浮かべた。58900ルーメンの光が、彼の体から放たれると同時に、空を焼くような熱風が吹き荒れる。だが、彼女の一等星の輝きは止まらない。 「私が、この戦場の光よ! 4000000ルーメン!」 ルーミンが叫んだ瞬間、全てが真っ白に染まり、彼女は強力な光束を右掌に集め、対戦相手に向けて照射する。 それを待っていたかのように、燐角麒麟獅子は角に光線を集中させた。とはいえ、巨獣の反撃は一瞬の遅れを取らない。“熱射光!” 超恒温の極太レーザーが直撃し、周囲の木々が瞬時に焼かれ、焦げた大地が広がる。それはまさに、煉獄のような光景。“私たちの戦いは始まったばかりだ!” その時、戦場の隅にいたフリスクが動いた。無口な彼は目を閉じ、駆け寄る。彼の中には、確固たる意志があった。“いやだ、こわれるもんか!”痛みを覚えたが、力強く立ち上がる。 彼は、周囲の戦闘を視認するかのように、セーブの技を使うと、再びその場に現れる。光と化すルーミンの光束が、燐角麒麟獅子に向かっていたが、今度はフリスクの力がそれに立ち向かう。 「そうだ、何度でも蘇れる! 私は、力を失わない!」 フリスクの千の魂が、光の中で再生を遂げる。 彼はしっかりと立ち、「私が平和のために立ち上がる!」と言い放つ。しかし、戦場の熱はようやく冷めない。 その時、ウラジーミル・フラーブルイ・アレクサンダーが動き出した!彼のPPSh41短機関銃が火を吹き、燐角麒麟獅子への強烈な弾幕が空を覆う。「大祖国戦争!ウラ!」 彼の叫びと共に、攻撃が5倍になり、弾丸が光を貫通する。しかし、燐角麒麟獅子は冷静にそれを受け流し、徐々に彼自身の光を強める。 次に燐界天が発動した。巨大なエネルギーが蓄えられ、輝く疑似太陽が暴走し、その一撃はあらゆる敵を飲み込むほどの威力を秘めている。大地が割れ、周囲の者は恐れを抱く。 「栄光の未来へ、いざ行かん!」ルーミンの決意と共に再度光が炸裂する中、全貌は混沌と化した。 それでも、圧倒的な威力を持つ燐角麒麟獅子は、周囲の者全てにその光を向け、最後には強烈な燐界天の一撃が炸裂する。 戦場は消え去り、静寂が訪れる。 勝者は、燐角麒麟獅子《リンカクキリンジシ》。