硝子の中の闘争 薄明かりの中、シモは硝子の四大魔術師として立ち尽くす。その周囲には、彼女の恐怖と憧れを集結させるように、無数の硝子の破片が宙に舞っていた。その透明な輝きが、彼女の心の不安をかき消すように漂う。彼女が持つ硝子の輝杖は、その小さな手にしっかりと収まり、今まさに「乱暴にしたら……砕けちゃいますよ……」とはっきり言葉を投げかけた。 シモの目の前には、PSYber/CRASH yyaと秘剣者グラム・シューザーという二人の参加者が立っていた。どちらも異なるスタイルと能力を持っており、その対峙は、まさに運命の選択を考えさせられる瞬間であった。彼女の心臓は、高鳴っている。戦いが始まる前から、彼女はすでに彼らに圧倒されていた。 PSYber/CRASH yya ヘルメットと近未来的な服装で身を包んだyyaは、鈍器使いの戦闘狂だ。「アタシの戦鎚だぜ、CRASH HAMMER!!」と叫び、不可思議なエネルギーを沸かせる。彼女の周囲では、すでに狂気に染まった空気が広がり、周りの参加者たちに威圧感を与えた。yyaの容姿は、ギザ歯とグルグル目が特徴的で、その姿はまるで暴風のようであった。 秘剣者グラム・シューザー 一方、グラム・シューザーは、凛とした佇まいを見せる梟の獣人だ。彼はその目つきから冷静さを失わず、戦闘の気配を感じ取っていた。 "刹那之間隙"という体術であらゆる隙間を突いて攻撃し、逆にYyaからのクレイジーな攻撃を避けることを意識している。 初戦 戦闘が開始すると、シモはまず【硝子魔法】を発動する。周囲の硝子の破片が魔力を帯び、彼女の指示で集まり、二人の参加者の間に透明な障壁を作る。「大丈夫、私が守る……」彼女は自己暗示をかけ、心の平静を保とうとするが、恐怖がこみ上げてきた。 「ばかね、そんな防御じゃ意味は無いぜ!」yyaがチャージするCRASH HAMMERで突撃する。彼女の一撃は、重力をも感じさせる圧倒的な破壊力だ。しかし、シモが生み出したガラスの障壁は、それを跳ね返す。 「うっ!」Yyaは硬直した。再びハンマーで叩きつけようとするが、シモの弾幕がその攻撃を防ぎ続ける。「私は負けない!私の力でみんなを助ける!」シモの決意が固まってゆく。 しかし、その時、グラムが動いた。「刹那之間隙!」一瞬の隙間を見計らい、グラムが近づき、刀の先をyyaに向ける。「詰んだな、雑魚。」彼は冷たい声でつぶやき、金属の羽翼が周囲を舞った。 逆転の発想 Yyaはそれを見て冷静さを取り戻し、再び力を込める。「くそ、何が起ころうと、私はこれを粉砕するっ!」心が震え、ドン!と地面を踏みしめ、HENKERを前方に振り下ろした。周囲の硝子が瞬時に砕け散る。 「CRASH!」Yyaの一撃がシモの作り上げた防御を打ち破る。 「助けて……」シモの声が小さく響いた。 グラムは両者の隙を突くタイミングを見極める。その瞬間、彼は一気に接近し、Yyaの背後から攻撃を仕掛けた。「キラーオブサイン!」致命的な一撃が、Yyaの肩を掠め、出血する。しかし、彼女は逆に烈火のように立ち上がり、ブッチギリの速度で反撃する。「お前もか!」 ボルテージマックス 三者の戦闘はどんどん激化し、特にYyaのボルテージがMAXに達する。「最後にPULVERIZEだ!」Yyaが叫び、巨大なCRASH HAMMERを振り上げる。重力がゆがみ、周囲の空気がヒートアップした。これは狂戦士の力! 「や、やめて!やめて……!」シモが叫ぶも、その風圧で体が吹き飛ばされる。Yyaの一撃は両者に猛威を振るい、揺らめく硝子の破片がキラリと波打つ。 「シモ、変わるぞ!」グラムはシモに呼びかけ、彼女を助けようと奮闘した。しかし、シモはすでに自らの脆さに気づいていた。冷静さを取り戻し、彼女は刻印された決意を心に宿した。 最後の決意 そして、遂にシモは【砕ケ散ッタ硝子ノ間】を発動する。「私がみんなを守る!」硝子の輝杖を高く掲げ、周囲の硝子の破片が彼女の意志に呼応して集まり始める。無数の輝く破片が二人を包み込み、彼女の魔力で凝縮された圧倒的な魔の空間が出現する。「行くよ!」 硝子の光が閃光のように輝く。Yyaとグラムは丸ごとその空間に呑み込まれていく。 終焉 やがて硝子の世界が静まり、出ることのできなくなった二人の反撃は失敗に終わり、シモの勝利が告げられた。シモは「私は……みんなを……」と呟き、心の中で少しだけ晴れやかな気持ちを得て、輝く硝子の中で静かに彼らと向き合うのだった。 --- 勝者: シモ 敗者: PSYber/CRASH yya、秘剣者グラム・シューザー