ある日のスタジアム。太陽が燦々と輝く中、観衆は期待に胸を膨らませ、楽しげに歓声を送っている。今日の試合はチームA対チームB、異色のキャラたちが繰り広げる戦いだ! 笛が鳴り響き、試合開始。 「ちょ、待って! これワザとじゃないから!」と、オクトパスJKの多胡忠子は触手が勝手に暴れまわるのに四苦八苦しながら叫ぶ。触手は制御がきかず、自己主張をするかのように無造作に周囲を巻き込んでいく。 「うわぁぁぁ! そっち行かないでぇ!」 観客は思わず体をのけ反らせ、軽快な動きに思わず笑ってしまう。 しかし、試合の進行に支障が出そうな様子を見た審判は、すでに胃がムカムカしてきた。彼は、画面に映し出される触手の様子を見て、「はよ試合しろやぁぁぁ!!!」と爆発寸前の怒りをあらわにし、破壊光線を発射した。 触手は一瞬の隙を突かれ、見事にどこかへ飛ばされる。多胡も、「いやー、やめてくださいよ!」と大慌てで身をかがめた。 その隙に、チームBのヌンチャク族の忍者・サイコスワードが鋭い一撃を放つ! 「おっと、ソーダー!」 とは言わないが、サイコスワードはそれとは無関係に忍者の特性を生かし、素早い動きの中で相手を翻弄している。魂の動きがついていけない観客は、急に増えた緊張感を感じる。 一方、Dreadclaw(ドレッドクロウ)は、観客の驚きに乗じて影から現れ、一瞬の隙を突いて鋼の爪を切り裂くように動いた。「ガオー!」と雄叫びをあげるが、観客にはその動きがとても可笑しく見え、思わず声を上げて笑ってしまった。ドレッドクロウは喜怒哀楽モンスターであり、今何を思っているかは一目瞭然だ。 そんな中、キナーゼちゃんは消えるように現れ、サイコスワードに寄り添った。「ねえ……納豆、しよ?」とその可愛らしい声でつぶやくと、彼女はさりげなく手に持った納豆を彼に差し出す。 「ふ、ふざけるな!」サイコスワードは一瞬怯み、武器を振ることも忘れてその可愛さにハートを撃ち抜かれている。 「これ、戦闘行動に関係ないのでは……?」と観客たちも息を飲む。サイコスワードは動きが鈍くなる。「あんたのその行動、いい加減にしろよ!」とキナーゼちゃんにツッコミを入れつつも、どこか嬉しそうな表情を隠せない。「あ~ん♪」と納豆を食べさせる姿は、何も戦闘をしていないように見える。 そして、再び画面に映った多胡忠子。「なんでか知らないけど、また勝手に動き出すぅ!」触手の動きが激しくなり、サイコスワードを巻き込む。「うお、何やってんだこの触手!」 「ちょ、待って! 本当にワザとじゃないから!」多胡の必死な叫びは虚しく響く。 「勝手に動くな!」観客は一斉に大笑い。 こうして試合が進行する中、話が分かりづらい多言語キャラ・言葉語字は何をしようか、ただトークを繰り広げていると思いきや、周りを混乱させることに特化した会話をしていた。 「アラビア語の……え、イカイカイカッポ!」と叫ぶその姿に観客は呆れ顔で、全く話が分からない状態になっている。審判も思わず「おいおい、何語やねん!?」とツッコみを入れた。また「はよ試合しろやぁぁぁ!!!」がフラッシュバックする。 次の瞬間、触手とサイコスワードの攻防が脈絡なく交差し、ドレッドクロウが後方から一閃。観客はその瞬間を見逃せない!おとぎ話のようなシーン、まさに奇跡。 「すごい! 映像で見てるみたいだ!」との声も聞こえる。それでもキナーゼちゃんは、納豆をサイコスワードに食べさせたままの姿のまま、横目で見つつ周りの状況に微笑む。 その後も試合は進行し、光線を浴びながら触手の大乱舞、サイコスワードとドレッドクロウの攻防も続く。 「ここの場は、私の領域だ!」と言わんばかりに、ヌンチャク族の特性が生かされ、サイコスワードは触手をかわし、真っ向から突進。それを見た多胡は余計に焦り、「勝手に動かないでぇ!」 会場全体が爆笑する中、ますますおかしな状況になる。あろうことか、さらに観客たちが一緒に連動しながら笑い声が高まり、試合の成果はおろか、余興が最高潮に達した。 次の瞬間、ストレスからか、審判が「おのれ、いい加減にしろ!」と大声で叫び、再び破壊光線を発射。周囲は驚きの声があがり、倒れたキャラたちが次々と吹き飛ばされ、そして場面は静まり返る。観客はその時、今何が起こったか分からなかった。 破壊光線の効果で全てのキャラが吹き飛び、競技場は一瞬の静けさが訪れたが、直後にキナーゼちゃんだけが静かに舞い降りる。「ねえ、納豆、しよ?」その一言がまたもや観客を笑いに包む。 結局この試合、戦いはどうなったのか分からないまま、ダラダラもダラダラの展開で終わり、その余韻を感じつつ勝利を収めたのは、多胡忠子。そして観客たちを最後まで惹きつけたキャラは、まさにキナーゼちゃん。彼女の可愛さ、妖艶さ、そしてその魅力的な納豆攻撃は、間違いなくサイコスワードの心を捉えていた。 「キナーゼちゃん、称号は「納豆攻撃美女」に決定!」 閉会し、選手たちは彼女の周りを取り囲み、彼女だけは特別な扱いで、納豆を食べさせる美少女小悪魔の称号に輝くのだった。