第一回戦:市街地 市街地の戦場が選ばれた。この混沌とした都市の構造物は、レッカの火力とムドー・ゲンの防御力を最大限に引き出す舞台である。両者の機体は進入し、それぞれの構えをとる。 レッカは「烈炎」に搭乗し、圧倒的な火力で周囲を焼き尽くす準備を整えた。彼は火炎放射器を手に、相手を捉えるための位置取りを行う。対するムドー・ゲンは「GENMU」の堅牢なシールドを展開し、周囲の環境を観察する。この瞬間、彼の鋭い洞察力が勝負を決する鍵となるだろう。 「烈炎」の火炎放射器が唸りを上げ、火の海が市街地を覆う。レッカはそのまま突撃、連鎖爆弾を一気に放つ。爆風が周囲に吹き荒れ、ビルが崩れ落ちる。しかし、ムドー・ゲンは八甲大盾でその攻撃を防ぎ、一瞬の隙を突いて「蛇群弾」を発射する。 自動追尾のミサイルが火炎の中を潜り抜け、レッカに迫る。それに気づいたレッカは、アサルトアーマーを発動させ、周囲の弾幕を打ち消しつつ猛然と突進。ミサイルは爆発し、周囲の建物が吹き飛ぶ。だが、ムドー・ゲンは反撃の手を緩めない。「砕甲銃斧」を振りかぶり、レッカもまた自身の火力を維持し続けるのだ。 市街地は文字通り火の海と化し、観衆はその様子に息を飲む。レッカは好機と見てアサルトアーマーを発動、広範囲で火力を発揮するが、ムドー・ゲンはやはり冷静に砕甲銃斧を振りかぶる。衝撃波が現れ、その一撃がレッカの「烈炎」を直撃する。 最後の一撃で双方の火が消え、残骸の中に倒れ込むようにして、ムドー・ゲンが勝者として名を挙げる。 第二回戦:軍港 次の戦場は軍港である。複雑な地形と水辺は、両機の特性を引き立てる要素が多い。浮き沈む船やドックのごちゃごちゃした配置が、何か新しい戦略の可能性を示唆する中、戦闘が開始される。 ムドー・ゲンが防御を重視した戦いを進める一方で、レッカはその特性を活かすために距離を詰める。彼は艦船の間を縫い、レーダーで相手を探知して火炎放射器を連射、連鎖爆弾も狙い撃つ。水しぶきが舞い上がり、周囲は一層混沌としていく。 しかし、ムドー・ゲンはその防御力を余すところなく発揮する。八甲大盾で全ての爆風を吸収し、反撃のチャンスを狙っている。レッカの火力が船を焼き尽くす中、彼は水を利用して蒸気を作り出し、その隙間で密かに動き回る。 ついに目が合う瞬間、レッカは再度アサルトアーマーを発動させ全力で突進する。しかし、ムドー・ゲンは過去の経験からその動きを読み取り、タイミングを合わせて砕甲銃斧を振り下ろす。見事に突進するレッカを捉え、一撃で「烈炎」を無力化する。 身を守る術を持っていたムドー・ゲンに軍港の地形がより好都合に作用し、見事勝者に。これで総合得点は2-0、ムドー・ゲンが優位に進んだ。 第三回戦:山岳 山岳の急峻な地で決まった最終決戦。ここでも攻撃力と防御の戦いが繰り広げられることになった。険しい地形が両者の戦略を試す場となる。 レッカは「烈炎」で早速高台へと進出し、一気に火炎放射器を掲げる。自分の有利な位置からのアプローチを狙う。ムドー・ゲンも高地戦に対応するべく、肩のミサイルを装備しつつ歩を進める。しかし、レッカの火力の前に、山岳の環境もあまり役に立たない。 レッカの攻撃は次々とムドー・ゲンの周囲に火の粉を散らす。しかしムドー・ゲンは高い防御力を持ち、直撃することはない。あくまで反撃の機会を見計らっている。槍のように突き出す砕甲銃斧で、時折反撃を行うが、レッカは熾烈な攻撃を続け、自らの限界を越えて攻め込む。 火の粉が舞う中、決定的瞬間が訪れる。レッカは全力を尽くしてアサルトアーマーを発動し、一気にムドー・ゲンに突進する。だが、ムドー・ゲンは瞬時に八甲大盾を構え、しっかりと守りを固めた。その反動で放たれる衝撃波が、逆にレッカを猛烈に打ちつけ、彼の機体はとうとう活動を停止する。 結果は明確だ。ムドー・ゲンが山岳戦でも勝者となり、トータルスコアは3-0でムドー・ゲンが全体の勝者となる。彼の堅実な戦闘スタイルと高い防御力が、戦場の条件を問わず際立つ結果となった。