《神》と人間の戦い：神斬りの刃と元素の嵐 序章：神の降臨 夜空に裂け目が生じ、漆黒の虚空から《神》が現れた。その姿は定まらず、最初は無数の星屑が集まるように渦巻き、やがて巨大な影となり、地を震わせる存在となった。言葉を発さず、ただそこに在るだけで空気が重く、世界の法則が歪む。《神》は敵に合わせて能力を創造する頂点者。人間の少女と少年が、その前に立ちはだかった。 松風新芽は茶髪のポニーテールを揺らし、蒼色の装束に身を包んだ。紫の瞳に宿るのは、揺るぎない武人の意志。手に握る真刀剣『ヤオロズノシズメ』が、月光を反射して輝く。「全ての神を斬る。それが私の使命だ…！」彼女は低く呟き、構えを取った。幼少より鍛え上げられた剣術は、戦神すら凌駕する。 傍らに立つ大門希那は、普通の男子高校生の面影を残しつつ、能力者の力で空気を震わせていた。一人称「俺」の彼は、愛称D.K.として知られる存在。五大元素を操る《エレメンタルマスター》の力で、火、水、雷、土、風を自在に変幻させる。「巻き込まれた戦いだけど…神だろうが何だろうが、ぶっ飛ばすよ！」彼の周囲に元素の粒子が渦巻き、砲《ブラスター》の準備を整えた。 《神》は無言で動いた。虚空から無数の光の触手が伸び、空間そのものを切り裂く神技「虚空の裁き」を発動。触手は法則を無視し、瞬時に二人を包囲した。 第一幕：剣戟の嵐 新芽は即座に動いた。神斬りの力――「神」に対する超絶的な特攻が、彼女の剣に宿る。「人の力を…その身で知るがいい！」叫びと共に、剣戟・荒神斬りを放つ。『ヤオロズノシズメ』が弧を描き、触手を一閃で両断。神斬りの刃は《神》の防御を貫き、黒い霧を噴出させた。《神》の姿がわずかに揺らぎ、創造された神能力「不滅の再生」が発動するも、新芽の剣は再生を遅らせた。 希那は援護に回る。風＋雷の配合で電磁波を放ち、《神》の触手を麻痺させる。砲《ブラスター》から放たれた雷撃が虚空を焦がし、土＋水の泥濘で《神》の動きを鈍らせる。「これでどうだ！」彼の耐久力が高い体躯が、触手の残骸を弾き飛ばす。剣《ブレード》を形成し、火＋水の蒸発効果で《神》の表面を溶かす。防御力が大ダウンした《神》は、初めて後退の兆しを見せた。 しかし、《神》は適応する。敵に合わせて創造された神必殺技「次元の歪曲」が炸裂。空間が折り畳まれ、新芽と希那の周囲が無重力の渦に飲み込まれる。重力が逆転し、視界が歪む中、新芽は連携・竜巻斬武を繰り出す。剣が風を纏い、渦を切り裂くが、《神》の力は次元を超え、傷を即座に修復した。 第二幕：反撃と憑依 「私が！『神斬り松風』だ！！」新芽の叫びが響く。反撃・飛燕返しで《神》の歪曲を逆手に取り、剣を閃かせる。飛燕のように舞い、触手の隙を突く。神斬りの特攻が効き、《神》の核に傷を刻む。紫の瞳が鋭く光り、彼女の芯の強さが《神》の精神攻撃すら跳ね返す。 希那は盾《シールド》を展開し、土＋風の砂嵐で《神》の攻撃力をダウンさせる。爆発の火＋雷を連発し、周囲を焦土と化す。「持久戦は俺の得意分野だぜ！」彼の身体能力が光り、麻痺の電磁波で《神》の再生を妨害。だが、《神》は神技「概念の改変」を用い、元素の流れを逆転。希那の五大元素が一時的に暴走し、彼自身を襲う。 新芽は即座に助け舟を出す。憑依・源義経を発動。古代の武将の魂が彼女に宿り、動きが神速に。八岐裂きの衝波が《神》の暴走元素を浄化し、希那を救う。「私一人では…だが、共に戦えば！」二人の連携が、《神》の適応を上回り始める。 《神》の姿が変化。無言のまま、人型の影となり、神能力「運命の糸」を操る。未来を予見し、二人の攻撃を先読み。だが、新芽の神斬りは運命すら斬る。封印・殺生石縛で《神》の動きを石化させ、隙を作り出す。 第三幕：奥義の激突 戦いは頂点へ。希那が全元素を解放。《ブラスター》から放電の水＋雷、《ブレード》で爆発の火＋雷を叩き込む。《神》の耐久が限界を迎え、黒い霧が濃くなる。「これで終わりだ！」彼の叫びが空を裂く。 新芽は奥義を継ぐ。奥義・八大天海跳斬で剣を天に掲げ、海のような波動を纏う。神斬りの力が頂点に達し、《神》の核を貫く。だが、《神》は最後の抵抗。神必殺技「世界の終焉」を発動し、すべてを飲み込む闇の波動を放つ。 最終奥義・開闢抜刀神鎮め。新芽の剣が光を放ち、天地を裂く一閃。《神》の闇を斬り開き、核を粉砕。希那の元素嵐が追撃し、《神》の再生を永遠に封じる。「全ての神を斬る…！」新芽の言葉が、勝利の証となった。 終章：人間の勝利 《神》の影が崩れ落ち、虚空の裂け目が閉じる。無言の頂点者は、ついに沈黙した。松風新芽と大門希那は息を荒げ、互いに視線を交わす。「人の力で、神を倒した…」新芽の紫の瞳に、静かな誇りが宿る。希那は笑みを浮かべ、「次はもっと楽な敵がいいな」と呟く。 勝敗：キャラ達の勝利