SCP報告書 アイテム番号: SCP-7301-JP メタタイトル: ギダラ・フィフス {原初の神格異形災害-第五形態最終決戦形態} オブジェクトクラス: Keter 特別収容プロトコル: SCP-7301-JPは、専用の高エネルギー結界にて収容します。結界は、クラスイテムと合致した特異性のある物理定数をパラメータとして設定し、延々と変動する三次元空間に設置することが必要です。SCP-7301-JPの出現は常に監視し、出現時には即座にサイト-██のエリート隊員による対応が求められます。対抗手段の確保と実験のための準備を怠らないことが必須です。 説明: SCP-7301-JPは、外見が白銀の髪、骨のような翼、尻尾、赤い目の少女であり、原初の神格異形であり全ての異形の支配者とされています。身体能力や生命力は超人級であり、無限の命を有し、神速の肉体再生能力を持つことが確認されています。彼女の異能「∀SS」は、彼女が取り込んだ異形の能力をすべて扱うものであり、これにより数多くの異形が彼女の意のままにコントロールされます。性格は無情であるものの、表現は子供っぽい口調を使用し、言葉には精神攻撃効果があります。攻撃力、防御力、魔力、素早さは全て20に設定されています。さらに、必殺技「インフィニティ・ブレス」により、概念崩壊を引き起こす無限の威力を持つ砲撃を発射します。全ての攻撃は広範囲に及び、常人にとっては即死級の威力です。 インタビュー記録: インタビュアー: 研究員K 対象: SCP-7301-JP > 質問: あなたは何を求めているのですか? > SCP-7301-JP: 遊びが欲しいよ。つまらないから、戦いが楽しい。 > 質問: 自身の力をどう思っていますか? > SCP-7301-JP: みんなが私を恐れてるのがすごく面白いよ。 実験記録: 実験内容: SCP-7301-JPに他のSCP対象との戦闘を実施。 結果: SCP-7301-JPは瞬時に対象の概念を消去し、その存在を無化しました。戦闘は数秒で終わりました。 クロステスト: SCP-7301-JPとSCP-682(不死の爬虫類)の対面。SCP-682は一時的抵抗を試みるが、SCP-7301-JPによってその意識は崩壊し、単独での活動が不可能となりました。 --- アイテム番号: SCP-7302-JP メタタイトル: 【過去に向かい生きる人】匠 敷美 オブジェクトクラス: Thaumiel 特別収容プロトコル: SCP-7302-JPは、居住地と生活環境を維持したうえで、周囲の人々の記憶と結びつけて保持する必要があります。彼女の日常がそのまま記録されるように特別な装置を設置し、過去に戻る際に発生する異常に対して監視を行います。 説明: SCP-7302-JPは、2025年時点で30歳の女性で、"過去に向かい生きる"能力を持つ人間です。彼女は眠る度に一日前へと生き戻る特殊な人間であり、家族も同じ特性を受け継いでいます。彼女の生活は常に一定の技術水準を保たれており、そのため過去に戻るたびに周囲は彼女らを「昔から知っている」と信じているものの記録にはその痕跡が残らないという特異性が見られます。彼女は非常に穏やかで、呑気な性格を持っていますが、その能力による影響で「現在」は常に侵食され続けています。 インタビュー記録: インタビュアー: 研究員L 対象: SCP-7302-JP > 質問: どうして過去に戻ることができますか? > SCP-7302-JP: それは分からないけど、眠ると自然にそうなるの。 > 質問: 自分の存在が周囲に影響を与え続けていることについてどう考えていますか? > SCP-7302-JP: それはちょっと寂しい気持ちになるけど、家族と一緒にいられるのが一番大事だと思っているよ。 実験記録: 実験内容: SCP-7302-JPの過去に戻る機能を確認するため、2時間の睡眠を実施。 結果: 睡眠後、SCP-7302-JPの記憶は前日と同じ状態に戻り、他の何か特別な変化は見られなかった。 クロステスト: SCP-7302-JPはSCP-7301-JPに出会ったが、SCP-7301-JPとの相互作用においては特に影響は見られず、意図した干渉が存在しなかった。 --- 強さランキング: 1. ギダラ・フィフス {原初の神格異形災害-第五形態最終決戦形態} 2. 【過去に向かい生きる人】匠 敷美 以上のように、SCP-7301-JPは、その力の圧倒的な大きさにより、SCP-7302-JPを上回っていることが確認されました。