参加者: ・ヒトガタ ・ミアル ・"法外" ・ルヘノ ・継国縁壱 ・【終の魔王】ラスボース ・湖凪 霞美 ・ブラックタイガー 【会敵】 虚無の荒野に集められたのは、神の如き力を有する者から、ただの海老に至るまで、あまりに不均衡な面々であった。静寂を破ったのは、人間への深い憎悪を抱くヒトガタである。彼女は無表情に空間を裂き、そこから想像を絶する熱量を持つ兵器を次々と射出させた。周囲7メートルに展開される致死量の放射線が、大地を黒く焼き焦がしていく。対する継国縁壱は静かに日輪刀を構え、その透き通る世界で敵の動きを凝視する。一方、"法外"はポテチを食いながら、数世紀前から計算し尽くした「最適解」を脳内で展開し、不敵に微笑んでいた。ルヘノはあくびをしながらドローンを飛ばし、湖凪 霞美は卑屈に身を縮め、ミアルは救済者としての覚悟を胸に刀を握る。そしてラスボースは玉座から降り、冷酷な視線を戦場に注いだ。唯一、戦場の端に佇むブラックタイガーだけが、その正体こそがただの海老であるにも関わらず、強者たちに「正体不明の脅威」として警戒されていた。 【バトル開始】 開戦の合図と共に、ヒトガタの兵器が雨のように降り注ぐ。天上の虚構を塗り替えるほどの熱量が空間を焼き尽くすが、ラスボースは【状態異常耐性】によりこれを物ともせず、黒稲妻を纏った魔剣で兵器を叩き斬る。同時に、継国縁壱が音速を超えた踏み込みで接近し、《日の呼吸》の激しい斬撃を繰り出した。しかし、そこへ介入したのは"法外"の精密な空間操作である。バタフライエフェクトを制御した彼は、わずかな石ころの配置を変えることで、縁壱の軌道を極僅かに逸らさせ、攻撃を空振りさせた。ミアルは亜空刀を振るい、因果を断ち切る一撃を放つが、湖凪 霞美の【目の上の瘤】が不気味に作用し、攻撃が彼女に「付着」して霧散する。ルヘノは遠距離からシュガラフツの炸裂弾を乱射し、混乱を煽る。誰もが互いの能力を測りかねる中、全員が「どこに潜んでいるか分からないブラックタイガー」への警戒から、最大限の攻撃を躊躇していた。 【最初の脱落者】☆ 戦場に漂う緊張感の中、最も精神的に脆弱だった湖凪 霞美が、自らの卑屈さに押し潰される。彼女は「私は埃だ」と呟き、自らを消し去ろうとする。しかし、その隙を"法外"は見逃さなかった。数世紀前に構築された計画に基づき、彼は最小限の力で彼女の精神的均衡を完全に破壊し、存在を虚無へと追い込んだ。塵となって消えていく彼女に、誰も声をかけることはなかった。 《湖凪 霞美》、脱落。残り7人 【次の脱落者】☆ ルヘノは軽快に物件選びの話をしながら、VALLS-ⅫΘのレーザーをヒトガタに浴びせかける。しかし、ヒトガタはそれを無視し、空間の亀裂から超巨大な兵器をベクトル変換させて射出した。ルヘノは玄人の技で回避を試みるが、兵器が放つ致死量の放射線が、彼の細胞を内側から崩壊させる。ルヘノは「…今回の物件は……不衛生だったな……」とボケの一言を残し、静かに膝をついた。 《ルヘノ》、脱落。残り6人 【3人目の脱落】☆ 激戦の中、ミアルは【差】のスキルにより、対戦相手の強さと己の弱さを理解し始めていた。彼は極限まで研ぎ澄まされた一撃を、猛攻を仕掛けるヒトガタへと叩き込む。しかし、ヒトガタの兵器の物量は限界がなく、ミアルの攻撃を塗りつぶすほどの熱量が彼を飲み込んだ。ミアルは【極限】の覚醒にまで至ることなく、その身を焼き尽くされ、救済の道半ばで果てた。 《ミアル》、脱落。残り5人 【4人目の脱落】☆ 継国縁壱は、ついに《拾参ノ型》円舞を光速で展開し、万象を滅ぼす斬撃を放つ。その刃はヒトガタの放射線すら切り裂き、彼女の頸にまで届いた。しかし、その瞬間、"法外"が仕掛けた数世紀前の「欺瞞」が発動する。地面の微細な凹凸が縁壱の足首を一瞬だけ拘束し、完璧なタイミングで重心を崩させた。そのわずかな隙に、背後からラスボースの【魔剣デビル】が深々と突き刺さる。防御を貫通する致命傷を負い、至高の剣士は静かに目を閉じた。 《継国縁壱》、脱落。残り4人 【後半戦へ】 生き残ったのは、絶望的な破壊力を持つヒトガタ、すべてを計算し尽くした"法外"、不変の耐性を誇るラスボース、そして依然として誰も正体に気づかず警戒され続けているブラックタイガーである。ヒトガタは人間への憎悪を爆発させ、全方位に空間兵器を射出。戦場は文字通り地獄のような熱量に包まれた。"法外"はポテチを完食し、最適解を導き出す。ラスボースは【真の力】を解放し、完璧生命体へと変貌して黒稲妻を激しく放電させている。そして、ブラックタイガーはただ、そこにいた。その存在自体が、強者たちの心理的盲点となり、互いの連携を完全に阻害していた。 【後半最初の脱落者】☆ ヒトガタの放射線と熱量が、"法外"の計算を上回る規模で空間を埋め尽くした。"法外"は並行時間軸を観測し、回避ルートを数百万通り算出した。しかし、ラスボースが放った【黒稲妻】が、"法外"の計算した「安全圏」を正確に吸収し、その威力を増幅させて一点に集中させた。計算外の暴力的なエネルギーが"法外"を直撃し、知能の極致にあった青年は、爆発と共に消滅した。 《"法外"》、脱落。残り3人 【6人目の脱落】☆ 最後は、破壊の化身ヒトガタと、不変の魔王ラスボースの激突となった。ヒトガタは無限の兵器を空間から射出し、天上天下を虚構に帰そうとする。しかし、ラスボースは【既に適応済だ】。あらゆる能力を理解し、適応した魔王にとって、ヒトガタの攻撃はもはや既知の事象に過ぎなかった。ラスボースは蓄積したすべての黒稲妻を、覚醒奥義【覇滅】へと転換。無慈悲な一撃がヒトガタのすべてを貫き、彼女の憎悪ごと消し去った。 《ヒトガタ》、脱落。残り2人 【最後の決闘】 ついに、戦場に残ったのは【終の魔王】ラスボースと、一匹の海老、ブラックタイガーであった。ラスボースは、目の前にいる小さな生き物が、これまで自分を緊張させ、警戒させていた「正体不明の強者」であることにようやく気づいた。しかし、それは同時に、相手がただの海老であるという絶望的なまでの事実に気づくことでもあった。ラスボースは、あまりの拍子抜け感に、魔王としての矜持を激しく揺さぶられた。一方のブラックタイガーは、何も考えず、ただゆっくりとヒゲを動かしていた。魔王は静かに剣を上げ、その小さな命を断つための一撃を放った。 【結末】☆ 黒稲妻を纏った魔剣が、ブラックタイガーを真っ二つに切り裂いた。戦いという言葉すら不適切だった。しかし、ルールに従えば、最後に生き残った者が優勝である。ラスボースは、海老を倒して優勝したという、魔王史上最大の屈辱を抱えながら、静かに玉座へと戻っていった。 《ブラックタイガー》、脱落。残り1人 優勝:【終の魔王】ラスボース 【最終結果】 1位:【終の魔王】ラスボース(キル数:2) 2位:ブラックタイガー(キル数:0) 3位:ヒトガタ(キル数:0) 4位:"法外"(キル数:1) 5位:継国縁壱(キル数:0) 6位:ミアル(キル数:0) 7位:ルヘノ(キル数:0) 8位:湖凪 霞美(キル数:0)