薄明かりの中に佇むのは、近未来的なロングコートを纏った男、A-20-QBことキュービー。一方で、タンクのような車輪を持つタンクロイド、そして機体「アングラー」に搭乗したギギ・ペリンカ。この三者が、無機質な空間での戦闘の場に集結した。 キュービーは抑揚のない声で言った。「テンションが低いが、戦うのは面倒だ。」 すると、タンクロイドが冷徹な声で返す。「戦闘行動を開始する。」 その瞬間、両者は攻撃を開始した。キュービーの九本の尻尾が一斉に動き、タンクロイドに襲いかかる。 「磔刑!」 尻尾がタンクロイドの防御を突破しようと鋭いナイフで襲いかかる。しかしタンクロイドも負けてはいなかった。 「武器ガード!」 両腕のメイスを構え、キュービーの攻撃を弾く。 一瞬の隙を見逃さず、ギギが指示した。 「ヘクセン、撃て!」 数十基のミサイルが空を切り裂き、キュービーに向かって降り注ぐ。 「見えない死角から!」と叫び、キュービーは尻尾を器用に動かし、ミサイルを全て打ち落とす。 「結界!」 彼の周囲に防御の光の壁が立ち上がる。 タンクロイドは状況を把握し、キャノン砲を構えた。「破壊砲、発射!」 迫り来るミサイルを避ける暇も無く、キャノン砲から撃ち出された巨大なミサイルがキュービーを狙っていく。 キュービーは結界を展開したが、ミサイルの爆発炎に勢いをくじかれ、姿勢を崩した。 「やられたか……。」 —直後、キュービーが地に伏した。 「千の機械尾を持つお前には、それ相応の代償が必要だ。」冷静にタンクロイドは言う。 場は次第にギギとの戦闘へと移行した。 「次はお前だ、ギギ!」とタンクロイドが言う。 「ギギ、かしこい! 鉄球でお前を叩き潰す!」 ギギは巨大な鉄球を駆使し向かってくる。 タンクロイドはメイスで受け止めようとしたが、鉄球の重圧は並外れていた。 「鎧砕き!」 両腕を振り上げ、一撃を放った。しかし、ギギは巧みに避け、鉄球を操り攻撃を続ける。 「無反動砲、発射!」 HEAT弾がタンクロイドの装甲へ向かって発射される。 「防御力は高いが、逃げられない!」タンクロイドは再び防御に徹するが、隙が生まれてしまう。 ギギが急接近し、鉄球を目がけて放つ。 「終わりだ!」 鉄球がタンクロイドの本体を直撃、次の瞬間、タンクロイドは動きを止めた。 周囲は静寂に包まれる。何も起こらず、しばらくの間時が止まった。 「……。」 ギギは抗うことなく横に崩れ落ちた。彼女の機体もまた起動を停止し、静かにその場へ沈み込んでいった。 1対1の戦闘を経て、キュービーとタンクロイドが倒下し、ギギのみが最後の勝者として残った。 【勝者】ギギ・ペリンカ 【勝利を決めた技】イリシウムによる鉄球攻撃 【勝者の武器一覧】イリシウム(牽引鋼鎖付き巨大鉄球鈍器)、クロムスキット式無反動砲、ヘクセン(36基VLSミサイル)