第一回戦: 軌道ステーション 戦場となった軌道ステーションは、低重力環境であり、機動性の高い戦闘が期待される場所だ。人工の仕切りや無重力の特性を生かし、両者は早速距離を取り、戦闘準備を整えた。 愛の戦士ポール・ミニスターは、ブルーリンボに搭乗し、セイムのガトリングガンを構える。周囲の状況を把握するため、カスケード・ブライダルの応援による高感度感知を利用し、敵の動きを毅然として捉えようとする。その一方で、アグニ・バラクーダはファラクトスの中枢AI、AA-g3に指示を出し、子機「ペインター」を展開。軌道ステーション内の空間を不利な条件に変化させようとするが、ポールは敏捷な動きでそれを避ける。 最初の攻撃は、アグニが覇天を振り回し、雷のエネルギーを放つ。波状的な攻撃が空中をフラッシュし、周囲の物体を破壊していく。ポールは回避しつつ、連続してヘイズの多連装マシンガンを放つ。しかし、アグニはファラクトスの機動性を活かして素早く位置を変え、弾幕をかわす。 ポールは焦りを抑え、フレイムスロウワーを照準し、近距離からの攻撃に切り替える。一瞬の判断で青い炎がアグニに向かって放たれるが、アグニは「ペインター」により、不明瞭な重力場を作り出し、火の玉を無効化する。さらに覇天で周囲の機器を破壊し、ポールに突進する。 圧倒的な攻撃力を持つアグニの攻撃が続き、ポールは防御の隙を生む。ついに、アグニの覇天による一撃がブルーリンボを直撃。ポールの機体は直撃を受け、エネルギーを大きく消耗。勝負はアグニに軍配が上がる。 第一回戦の勝者: アグニ・バラクーダ --- 第二回戦: 市街地 市街地に舞台を移した第二回戦。まわりの建物を利用したゲリラ戦が期待される。ポールは市街地の通りに隠れ、セイムで射程を考慮しながらアグニを待ち構える。一方のアグニは、ファラクトスによる高火力攻撃への警戒を強め、子機を展開して周囲を制圧する。 最初に動いたのはポールだ。「カスケード・ブライダル」の声援を背に、ポールはセイムでクリティカルな射撃を試みる。しかし、アグニは冷静にその動きを見越し、全長22メートルの覇天を振るいながらポールを牽制する。 ポールはアグニの視界から逃れ、市街地の建物の影に潜む。と、アグニはペインターを使い、某所に重力変換空間を発生させ、ポールの動きを無力化しようとする。しかし、ポールは即座にその動きを察知し、シームのフレイムスロウワーを発射して、重力変換の影響を中和することに成功する。 近距離戦に持ち込んだポールは、フレイムスロウワーを駆使し、アグニに迫る。アグニも負けじとフォルニーノで応戦し、火力戦を仕掛ける。激しい近接戦が繰り広げられ、周囲の街並みが次々と破壊されていく。しかし、ポールは流れるような動きで攻撃を躱し、最終的にセイムのガトリングで連続射撃を叩き込む。 この瞬間、アグニは意外にも防御が薄く、そのまま回避することができず、ブルーリンボの圧倒的な攻撃が決まる。アグニは一気に体勢を崩し、フィニッシュブローを受ける。 第二回戦の勝者: ポール・ミニスター --- 第三回戦: 海上 最終決戦は海上で行われる。双方の機体は水上の特性を最大限に生かしながら、戦闘を開始する。ポールはマシンガンで弾幕を形成しようとし、アグニは一気に空間を制圧しようとする。 戦闘が本格化する中、アグニはフォルニーノを構え、ポールに狙いを定める。ポールは水面に近い位置を移動して、その攻撃を回避し、はじめてアグニを捉えた。対応したアグニも子機を全て展開し、周囲の重力を操作し、ポールが隙を見せたところを狙おうとする。 直線的な攻撃をそらしたポールは、焦らずに次の機会を待ち続ける。アグニは先ほどの勢いそのままに再度覇天の一撃を試みるが、ポールの機敏な動きによって攻撃をかわされ、逆にポールのマシンガンによる弾幕がアグニの防御を破る。 戦闘は数分が経過し、双方が重傷を負いつつも互いに耐えている。しかし、疲労の色が見え隠れするなか、ポールは再びカスケード・ブライダルの支えを受けて攻撃に出る。 最後のセイムの一撃がアグニに決まり、思いがけず展開した防御を打ち砕く。完全に隙を見せたアグニは、状態を崩し、耐えきれずにブルーリンボの攻撃を受け止めることができないまま、沈められた。 第三回戦の勝者: ポール・ミニスター --- 最終結果 全体での勝者は各チーム1勝ずつを挙げ、勝利数で数的に同じ結果となったものの、内容差やダメージ状況を加味した結果、ポール・ミニスターの方が有利な状況で戦闘を勝利することとなった。したがって、全体での勝者はポール・ミニスターとなる。 全体での勝者: ポール・ミニスター