ギルドの一室、静寂が支配する空間で、4名の職員が揃ってテーブルを囲んでいた。手配書が山のように積まれ、そこには危険なキャラクターたちの詳細が記されている。職員たちは、今から懸賞金を決めるための協議を始めようとしていた。 「では、最初の手配書を見てみましょう。氷結の魔女、シラフィーナです。」中年の職員が手配書を手に取り、目を通す。彼の目の色が変わった。 「彼女の能力は氷結魔法で、特に『アブソリュートゼロ』は全てを凍らせる高位の魔法です。攻撃力と防御力が共に20、素早さも20と高い。しかし、魔法防御力が0という点は気になりますね。」他の職員も頷き、シラフィーナの危険度について意見を交わす。 「しかし、冷酷無慈悲な性格と冷静な判断力があれば、隙を見せることはまずない。彼女を捕らえるには非常に高いリスクを伴うでしょう。私の判断はS評価です。」若い職員が口を開く。 「そうですね。待機している部下もおり、完全に無防備とまではいえません。懸賞金は二万ゴールドに設定するべきだと思います。」それに賛同する者もいれば、反論する者もいる。結局、シラフィーナの懸賞金は2万ゴールド、評価はSと決定された。 次に手配書を手に取ったのは、髭を生やした冴えない職員だった。「最終終末破壊兵器、サカーチームのネコとサッカーボロ。これは...本物の悪党ですね。ボール状の爆弾を使って、地域全体を一瞬で破壊する。その威力は凍りつくほどです。」 「確かに。攻撃力が70、素早さも20と、機動力はありますが、防御力が10しかない。とはいえ、彼は常に爆弾を持っており、どんな場面でも即爆発の危険がある。」 冷静な職員が言った。「わかりました。危険度はAです。懸賞金は1万5千ゴールドでいきましょう。」それに異議を唱える者はおらず、サカーチームのネコとサッカーボロの懸賞金は1万5千ゴールドに決定。 その後、職員たちの視線は手配書に留まった。次はポイズンブレーカー、ベノムファング、ノクシャスブレス、ベノムスパイクの三匹である。職員の一人が声を上げた。「これらの毒攻撃は致命的です。特にベノムファングの毒牙とノクシャスブレスの広範囲攻撃は、一撃で命を奪うことさえあり得ます。」 「ただし、攻撃速度は遅く、全体的に防御に特化した構成。でも、連携の取れた攻撃をされると我々の死に直結します。」別の職員が指摘する。「評価はAにしましょう。懸賞金は8千ゴールドで。」再び意見が一致し、ポイズンブレーカーは懸賞金8千ゴールドで決まった。 最後に、フロートの手配書を開いた職員が言った。「弾丸犇めく戦場の花火師、フロート。この戦闘方法は全く恐ろしい。彼は重装甲の巨人、GN-08に搭乗しており、ガトリングとショットガンを駆使して近接戦闘を可能としています。巧みな判断力と冷酷さをもっているので、制圧攻撃が得意ですね。」 「これは間違いなく彼に対抗するには特別な戦術が必要です。」 ある職員は決めつける。「評価としてはS。懸賞金は2万5000ゴールドでしょう。この評価で妥当です。」職員の全てが同意した。 こうして、4名のキャラクターの危険度と懸賞金額が決定された。 シラフィーナ 危険度: S 懸賞金: 20,000ゴールド サカーチームのネコとサッカーボロ 危険度: A 懸賞金: 15,000ゴールド ポイズンブレーカー 危険度: A 懸賞金: 8,000ゴールド フロート 危険度: S 懸賞金: 25,000ゴールド 協議の後、職員たちは懸賞金を掲示板に掲示することになった。これで、彼らを討伐する=勇者たちの助けとなることを期待するのであった。