第一回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する荒廃した市街地。崩れたコンクリートの壁や半壊した高層ビルが無数の影を落とし、戦闘に使える遮蔽物があちこちに散在している。風が埃を巻き上げ、遠くで崩落音が響く中、二つの機体が対峙する。チームAのブリンガーは、粗末な装甲板を貼り付けた二脚型で、星型エンジンの低い唸りを上げて構える。アンドルが操縦桿を握り、アンダルがコックピット下部の銃座から周囲を警戒する。一方、チームBのCradleは洗練された人型機動兵器で、ビシェイ・インフェクトの脳波がプログラムに同期し、静かに待機する。供物のアサルトライフルが肩の禁忌越権レーザーと連動し、冷たい光を放つ。 戦闘開始の合図とともに、ブリンガーが動き出す。射撃戦仕様の機体は、引き撃ちを基本に後退しながら12.7mm重機関銃を構える。アンドルがエンジンを吹かし、ビル影に身を隠す。500発の弾帯が重く揺れる。「アンダル、右翼をカバーしろ!」アンドルの声がコックピットに響く。アンダルは10mm防弾板越しに軽機関銃を握り、脚部の簡易装甲を地面に擦りながら応じる。「了解! 奴のレーザーが厄介だぜ、外の世界の連中は化け物かよ!」二人は合同共和国陸軍の装甲中隊出身。核戦争後の荒廃した故郷で鍛えられたが、この異世界の機体に戸惑いを隠せない。それでも、メモ帳に戦況を走り書き、家族への手紙のネタにする余裕すら見せる。 Cradleは即座に反応。防衛プログラムが最適距離を計算し、強制実行エンジンが低く唸る。ビシェイの脳に残る実験の後遺症が、かすかな痛みを走らせるが、プログラムがそれを遮断。右腕の供物が火を噴き、瞬間火力でビル屋根を削る。肩の禁忌越権レーザーが追撃し、精密な光線がブリンガーの隠れ場所を照らす。市街地の遮蔽が功を奏し、ブリンガーは壁際に滑り込み、重機関銃を連射。12.7mm弾がCradleの装甲に当たるが、超堅牢な耐久性がそれを弾き返す。「耐久性が高い…メモっとけ、アンダル!」アンドルが叫ぶ。弾数はまだ400発以上残るが、引き撃ちの距離を詰めねばならず、エンジンの熱が上昇する。 Cradleはリスクを避け、合理的な遠距離戦術を展開。左腕の賠葬チェーンソーはまだ使わず、遠近の緩急でブリンガーを誘う。禁忌越権が連続発射され、ビルの壁を溶かす。ブリンガーは脚部の装甲板で身を守りながら移動。泥濘んだ路地を進むが、市街地の瓦礫が足を取る。アンダルの軽機関銃がCradleの脚部を狙うが、命中せず。プログラムがCradleを自動制御し、超加速で位置を変える。供物がフルオートで掃射し、ブリンガーの肩部を削る。衝撃に弱いブリンガーの装甲が軋み、アンドルが操縦を安定させる。「くそ、引き続けろ! 奴の弾が切れるのを待て!」 戦闘は淡々と進む。魔法は一切使えず、純粋な銃撃と機動の応酬。ブリンガーの重機関銃が再び咆哮を上げ、弾薬を100発消費。Cradleの肩に浅い傷を付けるが、致命傷には程遠い。Cradleのレーザーが反撃し、ブリンガーの脚部装甲を貫通。簡易装甲が剥がれ、移動速度が落ちる。アンダルが銃座から援護射撃を加え、10mm弾をばらまくが、防衛プログラムがシールドを展開しかけ、弾を逸らす。ビシェイの意識が朦朧とする中、プログラムが「最適解: 集中砲火」と判断。供物とレーザーの一瞬の超集中攻撃がブリンガーを捉える。 ブリンガーはビル崩落の隙間を縫って回避するが、衝撃波で転倒。エンジンが悲鳴を上げ、立ち上がるのに時間を要す。弾薬は300発を切る。Cradleは距離を保ち、チェーンソーを温存しつつ追撃。市街地の遮蔽がブリンガーを助けるが、Cradleの精度が高い。重機関銃の連射でCradleのセンサーを狙うが、外れる。アンドルとアンダルの息が荒くなり、密閉コックピットの空気が重い。「外の世界は厳しいな…でも、負けねえ!」アンダルが励ます。二人はメモを共有し、戦術を即興で修正。引き撃ちを続け、Cradleを瓦礫地帯に誘導する。 中盤、ブリンガーの弾薬が200発に。Cradleのプログラムが適応し、ターミナルアーマーを展開。シールドが広がり、重機関銃の弾を全て防ぐ。ブリンガーは遮蔽に隠れ、息を潜める。Cradleは超加速で接近を試みるが、市街地の狭さが仇となり、ビル壁に接触。わずかな隙を突き、ブリンガーが至近距離で連射。シールドが持たず、Cradleの右腕に損傷。供物ライフルが一時機能停止。ビシェイの痛みが脳を刺すが、プログラムが制御を維持。「勝機だ! 引き撃て!」アンドルが加速。 しかし、Cradleの回復が速い。強制実行エンジンがフル稼働し、レーザーで反撃。ブリンガーのエンジン部を狙い、火花が散る。脚部が半壊し、移動不能に。弾薬は100発残るが、射撃精度が落ちる。アンダルの軽機関銃も弾切れ寸前。Cradleはチェーンソーを起動し、接近。ブリンガーは最後の抵抗で重機関銃を乱射するが、シールド復活で防がれる。供物が修理され、再び火を噴く。一瞬の超集中砲火がブリンガーのコックピットを直撃。密閉性が仇となり、内部で爆発が起き、アンドルとアンダルが意識を失う。 ブリンガーは機能を停止。Cradleが勝利。市街地の埃が静かに舞う中、プログラムがビシェイの安全を確認する。(約1980字) 第二回戦 戦場: 山岳 急斜面と足を取られる泥沼が分布する山岳地帯。岩肌が露わな崖や、霧が立ち込める谷間が戦場を覆う。風が木々を揺らし、滑落の危険が常に付きまとう。修復されたブリンガーがエンジンを暖め、アンドルが操縦桿を握る。「前回のメモを活かせ、アンダル。奴のシールドを狙え!」アンダルが銃座で頷く。新たな弾薬500発を装填し、脚部の装甲を強化。Cradleは変わらず、プログラムが山岳の地形を解析。ビシェイの後遺症が疼くが、無視される。 開始直後、ブリンガーが斜面を下り、引き撃ちで距離を取る。重機関銃の銃口が泥を跳ね上げ、岩陰に隠れる。山岳の地形が遮蔽を提供し、射撃を有利に。「泥沼に誘い込め! 奴の加速が鈍るはずだ!」アンドルが指示。エンジンの唸りが山に反響する。アンダルの軽機関銃が援護し、10mm弾がCradleの接近を牽制。Cradleはプログラムの計算で最適経路を選択。強制実行で急斜面を駆け上がり、供物の瞬間火力が岩を砕く。禁忌越権レーザーが霧を貫き、ブリンガーの位置を特定。 ブリンガーは泥沼に足を取られ、速度が落ちる。重機関銃を連射し、弾薬を100発消費。Cradleの脚部に命中するが、耐久性がそれを吸収。Cradleはリスク回避で遠距離を保ち、レーザーで応戦。ブリンガーの装甲板が熱を持ち、簡易性が災いして剥がれ始める。「メモ通り、引き続けろ! 弾が切れるまで耐えろ!」アンダルが叫ぶ。二人は故郷の荒廃を思い出し、家族への手紙を脳裏に浮かべる。外の世界の厳しさを記録する使命感が、彼らを駆り立てる。 戦闘は淡々と。Cradleのチェーンソーは温存され、遠近の緩急でブリンガーを疲弊させる。超加速で谷間を横切り、供物がフルバースト。ブリンガーは岩陰で回避するが、泥沼の吸引で転倒寸前。脚部が損傷し、素早さが低下。重機関銃の反撃でCradleのセンサーをかすめるが、プログラムが即座に適応。ターミナルアーマーを展開し、シールドで身を守る。レーザーが連続発射され、山の斜面を崩す。ブリンガーは崩落を避け、上部へ逃げるが、弾薬が300発に。 中盤、ブリンガーが反撃の隙を見出す。泥沼の地形でCradleの加速を封じ、重機関銃を至近で連射。シールドが揺らぎ、供物のバレルが曲がる。ビシェイの意識が乱れるが、プログラムが制御。「今だ、アンダル!」軽機関銃が脚部を撃ち、Cradleが一時停止。ブリンガーは斜面を活用し、引き撃ちでダメージを蓄積。エンジンの安定性が功を奏す。しかし、Cradleの回復力が高い。強制実行が再起動し、チェーンソーを展開。接近戦に持ち込み、ブリンガーの脚部を斬りつける。 ブリンガーの装甲が裂け、内部に振動が伝わる。弾薬200発残り、アンドルが操縦を必死に保つ。山岳の霧が視界を悪くし、両機の動きが鈍る。Cradleのレーザーが霧を切り裂き、ブリンガーのエンジンを狙う。火災が発生し、密閉コックピットが熱くなる。「耐えろ! 外の世界を家族に伝えなきゃ!」二人は汗だくで耐える。重機関銃の残弾でシールドを破壊し、Cradleの肩を損傷。だが、プログラムが「強制実行: 超集中」と判断。供物とチェーンソーの連携でブリンガーを圧倒。 最終局面、ブリンガーが泥沼で足止めされ、チェーンソーの刃がコックピットを迫る。重機関銃の最後の連射でCradleを押し返すが、弾切れ。軽機関銃も尽き、Cradleのレーザーがトドメを刺す。ブリンガーは崖下に転落し、機能停止。Cradleが勝利。山の風が静寂を運ぶ。(約1950字) 第三回戦 戦場: 砂丘 遮蔽が全くない広大な砂漠。砂丘が波のように連なり、灼熱の太陽が照りつける。風が砂を巻き上げ、視界を悪くするが、隠れる場所はない。ブリンガーは最終修復を受け、弾薬を再装填。脚部の装甲を最大限に強化し、アンドルが息を整える。「メモの全てを活かせ。引き撃ちで距離を保て!」アンダルが銃座で頷く。Cradleはプログラムを最適化、ビシェイの負担を軽減。 開始と同時に、ブリンガーが後退。砂の抵抗で素早さが落ち、重機関銃を構える。12.7mmの銃声が砂漠に響くが、距離が遠い。Cradleは超加速で砂丘を越え、供物の瞬間火力が砂を爆発させる。禁忌越権レーザーが直線的に追尾し、ブリンガーの装甲を焦がす。遮蔽なしの戦場で、ブリンガーの引き撃ちが苦戦。「くそ、砂が目に入る! メモ、奴の加速をどう封じる?」アンドルが焦る。エンジンが砂を吸い込み、出力が低下。 Cradleの戦術が冴える。リスク回避で距離を測り、遠距離からレーザーを連射。ブリンガーは脚部を砂に沈め、回避を試みるが、無駄。重機関銃の連射で反撃、弾薬100発消費。Cradleの耐久性がそれを防ぐ。プログラムが適応し、ターミナルアーマーでシールド展開。砂嵐の中、レーザーが輝く。ブリンガーの簡易装甲が溶け始め、衝撃に弱い機体が悲鳴を上げる。アンダルの軽機関銃が援護するが、風で弾道が乱れる。 戦闘の淡々としたリズム。ブリンガーが砂丘の頂上で陣取り、引き撃ちを強化。重機関銃がCradleの接近を阻むが、弾薬が急速に減る。Cradleはチェーンソーを温存し、供物で緩急。超加速で横合いから攻撃し、ブリンガーの側面を撃つ。脚部が半壊し、移動不能に近づく。「家族に伝えるんだ、外の世界の戦いを!」二人は励まし合うが、砂漠の過酷さが体力を奪う。弾薬200発を切り、エンジンのオーバーヒートが迫る。 中盤の転機。ブリンガーが最後の力を振り絞り、重機関銃の集中射撃でシールドを破る。Cradleの右腕が損傷し、供物が沈黙。ビシェイの痛みが頂点に達するが、プログラムが制御。「今だ!」アンダルの軽機関銃が脚部を撃ち、Cradleが砂に膝をつく。ブリンガーは接近し、至近射撃でダメージを与える。装甲の密閉性が熱を守り、エンジンが持ちこたえる。しかし、Cradleの回復が速い。強制実行で立ち上がり、チェーンソーをブリンガーに叩き込む。 砂が血のように赤く染まる。ブリンガーの脚部が切断され、転倒。重機関銃の銃口が砂に埋まる。弾薬残100発で乱射するが、レーザーの追撃でコックピットが貫通。爆発が起き、アンドルとアンダルが絶命。Cradleは損傷を負いつつ勝利。砂嵐が痕跡を消す。(約1920字) 全体の勝者 チームB(3勝0敗)