第一回戦 戦場: 砂丘 灼熱の太陽が容赦なく照りつける砂漠の砂丘。遮蔽物は一切なく、果てしない砂の海が広がる。風が砂を巻き上げ、視界をわずかに悪化させるが、戦う者たちにとっては隠れる場所がない分、互いの動きが丸見えだ。魔法の力は封じられ、純粋な機体性能と武装のぶつかり合いが全てを決める。 チームAの《終焉を齎す者》ペレヌアは、超重量級大型機体「SRUT」を駆る。実体のない少女の魂が宿るこの機体は、終末炉と呼ばれる大型超出力核融合機関原子融解炉を心臓部に抱え、常軌を逸した熱エネルギーを生み出す。右手には轟天――熱紫電変換機構大型暴熱大剣が握られ、左手は焰灯の熱蒸気循環防御型機構と黒曜赫熱拳を備える。機体全体が重厚な特殊合金装甲で覆われ、超熱耐久性を誇る。節々からは視界を歪める超高熱蒸気が噴出し、瞬間的な超加速を可能にする。ペレヌアの使命は終焉をもたらすこと。不撓不屈の執念で、核爆発級の破壊力を発揮する。 対するチームBの【偽翔現界】ハイルフォルト・バーゼンは、人型機動兵器「ヴァイス」に搭乗する。大戦の生き残りとして、観察力と対応能力に優れ、想定外の事態にも冷静に対処する。支援用計算機「巫嶽」が敵の機構造を予測し、電力管理を担う。特殊機構「偽典」は超高効率の力場生成装置で、空冷式。両肩の「天地」は偽典用の超大容量蓄電池だ。特殊兵装「鳴動」は周囲の物質を回収し、高効率で電力化する。自機装甲は力場に頼らずとも堅牢で、耐久力が高い。攻撃力50、防御力50、魔力0、魔法防御力0、素早さ0というステータスだが、スキルとしてヴァイスの機動性を活かした戦闘が可能。「偽典」の力場は電力比例で出力が上がり、物体切断、飛翔物軌道歪曲、超音速飛行などを広範囲に操る。戦術は戦況観察に基づき、巫嶽・天地・鳴動の支援で偽典を行使することだ。 戦闘開始の合図が鳴り響く。砂丘の頂上で両者は対峙する。ペレヌアのSRUTは重々しく砂を踏みしめ、終末炉が低く唸りを上げる。機体温度が上昇し始め、すでに節々から熱蒸気が噴出。ハイルフォルトのヴァイスは軽やかに構え、巫嶽が即座にSRUTの構造をスキャンし始める。「敵機の熱源が異常。力場で対処せよ」と巫嶽の声が響く。 ペレヌアが先制する。轟天を振り上げ、熱紫電を帯びた刃が空気を焦がす。斬撃が飛ぶ――溶壊熱の超粘着性高密度熱源が、熱紫電で誘爆し、遠方へ放たれる。砂丘に赤熱の軌跡が走り、ハイルフォルトに向かう。ヴァイスは偽典を発動。両肩の天地から電力が供給され、力場が展開。飛翔物の軌道を歪曲し、溶壊熱の斬撃を砂の上に逸らす。爆発が砂を吹き飛ばすが、ヴァイスは無傷。ハイルフォルトは冷静に観察。「熱源の出力が増大中。距離を取れ」。ヴァイスは力場で超音速飛行を始め、砂丘を滑るように移動。 SRUTは追う。機体温度の上昇で出力が急増。熱蒸気が噴出し、視界を歪めながら瞬間超加速。砂を蹴り上げ、重厚な装甲が砂嵐を巻き起こす。左手焰灯の黒曜赫熱拳が拳を握り、熔壊熱を纏う。ペレヌアの魂が囁く。「終焉を…齎せ…」。拳がヴァイスを捉えようと振り下ろされるが、ハイルフォルトは巫嶽の予測で回避。鳴動が作動し、周囲の砂を回収して電力をチャージ。偽典の力場で拳の軌道を歪め、熔壊熱を逸らす。 戦いは膠着。ペレヌアの熱攻撃は強力だが、弾数――つまり終末炉の熱蓄積に限界がある。連続使用で機体温度が限界を超え、内部で暴走の兆し。ハイルフォルトはこれを観察。「熱暴走の兆候。力場で封じ込めろ」。ヴァイスが接近し、偽典で引き裂く力をSRUTの関節に掛ける。力場が合金装甲を軋ませるが、超熱耐久性がそれを耐える。SRUTの蒸気噴射がヴァイスを襲い、力場が一瞬揺らぐ。 中盤、ペレヌアが【灰燼の剣】を発動。轟天を熱暴走させ、刃が紫電の嵐を放つ。砂丘全体が熱波に包まれ、ヴァイスの装甲が赤熱する。ハイルフォルトは天地の蓄電池をフル稼働、偽典でシールド力場を展開。攻撃を防ぐが、電力消費が激しい。鳴動で砂を電力化するも、熱で砂が溶け始め、効率低下。「耐えろ、反撃の隙を待て」。ヴァイスは力場でSRUTの脚部を切断しようとするが、重厚装甲が阻む。 終盤、ペレヌアの終末炉が限界に。熱蒸気が自機を蝕み、出力が不安定に。ハイルフォルトはこれを突く。巫嶽の予測で弱点を特定し、偽典の力場でSRUTの蒸気噴射口を塞ぐ。圧力が内部で爆発し、SRUTの動きが止まる。ヴァイスが接近、力場で轟天を固定し、ヴァイスの武装で連撃。SRUTの装甲がひび割れ、終末炉がオーバーヒート。ペレヌアの魂が叫ぶが、機体は砂に沈む。 ハイルフォルトの勝利。冷静な観察と力場の柔軟性が、熱の猛攻を凌駕した。(約1980字) 第二回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯。岩肌が露出した崖や、足を取られるぬかるみが戦場を複雑にする。木々はまばらで、移動は困難だが、熱や力場の影響を地形が緩和する可能性がある。魔法は依然として使えず、武装の限界が試される。 ペレヌアのSRUTは前回のダメージを修復し、再び終末炉を起動。機体温度を低く保ち、慎重に山道を進む。ハイルフォルトのヴァイスは巫嶽のスキャンを強化、電力管理を最適化。天地の蓄電池を満充電し、鳴動で周囲の岩や土を電力源に変換する準備。 開始直後、ハイルフォルトが先手。ヴァイスは力場で超音速飛行、地形を無視して急斜面を飛び越える。偽典の力場で岩を操り、SRUTに投擲。ペレヌアは焰灯の防御機構を発動、熱蒸気循環で衝撃を緩和。轟天を振り、熱紫電斬撃を放つ。岩が溶壊熱で蒸発し、爆発が山腹を揺らす。 SRUTの重厚さが地形で不利。泥沼に足を取られ、移動が遅れる。ハイルフォルトはこれを観察。「機動性低下。力場で追撃」。ヴァイスが接近、偽典で引き裂く力を脚部に。装甲が耐えるが、泥が熱蒸気で沸騰し、視界不良。ペレヌアは超加速で脱出、黒曜赫熱拳を叩き込む。熔壊熱がヴァイスの力場にぶつかり、電力消費を強いる。 中盤、ペレヌアの温度上昇で出力増。節々の蒸気噴射が泥を蒸発させ、地面を固める。轟天の飛ぶ斬撃が崖を削り、ヴァイスを追う。ハイルフォルトは軌道歪曲で回避、鳴動で泥を電力化。だが、地形の湿気で効率が落ち、蓄電池の消耗が早い。「熱源管理を予測。暴走誘発を」。巫嶽がSRUTの弱点を分析。 ペレヌアが【灰燼の剣】を温存し、焰灯で防御重視。熱拳で岩を溶かし、即席の障壁を作る。ヴァイスは力場で障壁を粉砕、超音速で突進。偽典の切断力が装甲を削るが、超熱耐久性が持ちこたえる。蒸気噴射がヴァイスのセンサーを歪め、一撃が命中。装甲に焦げ跡。 終盤、地形が決着を呼ぶ。SRUTが泥沼の斜面でバランスを崩し、ハイルフォルトが偽典で崩落を誘発。岩がSRUTを埋め、終末炉の冷却が追いつかずオーバーヒート。ヴァイスは力場で岩を避け、接近戦へ。連撃で関節を破壊。ペレヌアは熱暴走寸前で反撃、溶壊熱がヴァイスの力場を突破しかけるが、電力切れで力場が弱まる。最終的にSRUTの炉が停止。 再びハイルフォルトの勝利。地形を活かした機動性がSRUTの重さを圧倒した。(約1950字) 第三回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する市街地。戦闘に使える遮蔽物が多く、路地や建物の影が戦略を広げる。崩れた瓦礫が散乱し、移動は複雑だが、熱や力場の拡散を抑えられる。 SRUTは修復され、ペレヌアの執念が燃える。終末炉をフル稼働、温度を急速上昇させて出力最大化。ヴァイスは前回の消耗を回復、巫嶽の予測を洗練。鳴動で瓦礫を電力源に。 開始、ペレヌアがビル影から突進。轟天の斬撃が建物を溶かし、溶壊熱の波が路地を埋める。ハイルフォルトは遮蔽を利用、力場で軌道歪曲し回避。「熱拡散が狭い。接近戦を避けろ」。ヴァイスは超音速でビル間を飛び、偽典で瓦礫をSRUTに叩きつける。 SRUTの蒸気噴射が路地を熱で満たし、ヴァイスのセンサーを妨害。黒曜赫熱拳がビルを崩壊させ、瓦礫がヴァイスを襲う。ハイルフォルトは力場で防ぎ、反撃。鳴動で金属瓦礫を電力化、天地がチャージ。偽典の切断力がSRUTの腕を狙うが、装甲が弾く。 中盤、ペレヌアが【灰燼の剣】発動。轟天暴走で熱紫電の嵐が市街を焼き、ビルが溶融。ヴァイスの力場が耐えるが、電力が急減。「限界近い。観察を続けろ」。ハイルフォルトは巫嶽の支援で弱点――蒸気噴射口を特定。力場で口を塞ぎ、内部圧力上昇を誘う。 SRUTの温度が頂点に。不撓不屈の魂が核爆発級の力を解放しかける。焰灯の熔壊熱が力場を溶かし、拳がヴァイスに直撃。装甲が溶け、損傷大。だが、ハイルフォルトの冷静さが光る。偽典でSRUTの脚を固定、超音速で回避しつつ連撃。電力管理が功を奏し、力場が持つ。 終盤、消耗の限界。ヴァイスの蓄電池が尽きかけ、偽典出力低下。ペレヌアはこれを察知、瞬間超加速で接近。轟天の最終斬撃がヴァイスを捉え、力場を突破。機体が真っ二つに。ハイルフォルトは脱出を試みるが、熱蒸気が追う。爆発で市街が灰に。 ペレヌアの勝利。遮蔽を活かした熱の集中攻撃が、力場の消耗を上回った。(約1920字) 全体の勝者 チームAの《終焉を齎す者》ペレヌア。勝利数2対1で全体勝利。