第一回戦 戦場は山岳地帯に選ばれた。冷たい風が吹き抜け、険しい岩山が両チームの戦士たちを見守る。リュシル・モングラーヌは自機「オートクレール」に搭乗し、ターミナルアーマーを展開。彼女の周りにはエネルギーのオーラが立ち上り、仲間たちが彼女の勇敢さに期待を寄せる。一方、アルジャーノンズ・101010は「ズハ:量産型」に乗り込み、周囲にいる多くの同型機と共に出撃する。彼には特別な戦術があり、自機と同じ型の機体で包囲殲滅を試みていた。 リングアウトの合図と共に、戦闘が始まる。リュシルは一瞬で姿勢を低くし、オートクレールは「En Garde!」の掛け声に合わせて剣に変形。スラスターを利用し、高速で接近する。ズハの一際大きな形状が動き出し、数機がリュシルの前に立ちはだかる。アルジャーノンズは右手に持つライフル「レミントン」で迅速に弾を放つが、リュシルは彼の放った弾をターミナルアーマーで防ぎつつ攻撃の隙を狙う。 リュシルはターゲットを絞り込み、ズハの一機に向かって斬りかかる。エネルギーを纏った剣が機体を捉え、そのまま切り裂く音が響く。一気に攻撃を続け、次々にズハを叩き落していくが、数の暴力は侮れない。アルジャーノンズは逃げるように遠くから狙撃しつつ、彼女の周囲を巻き込もうとするが、リュシルの素早さには敵わない。 そこでアルジャーノンズは更なる同型機を呼び寄せ、包囲を試みる。だが、リュシルはそれを突き破り、更に奥に進み、ついにアルジャーノンズ本体に接近。ターミナルアーマーの耐久力を生かし、弾幕を裂いて迫る。最後の一撃を放ち、リュシルの剣がズハのコックピット内に突き刺さり、アルジャーノンズ機は爆発四散する。 第一回戦の勝者はリュシル・モングラーヌ。 第二回戦 次の戦場は市街地。ビルの合間を縫って、選手たちは様々な戦術と武器を持ち寄る。リュシルは前回の勝利を得たことで自信を持ち、冷静に周囲の状況を把握。その瞬間、アルジャーノンズは数機のズハを操作し、狭い市街地の裏路地から奇襲をかける。リュシルは身をもって接敵、狙いを定めたズハへの攻撃を開始する。 アルジャーノンズは量産型の機体の特性を活かし、前回とは異なり、数の力で彼女を囲い込む戦略に切り替えた。リュシルは機体を一振りしつつ、ズハに対抗する。彼女は再びスラスターを利用し、視線を鋭く光らせながら素早く旋回し、迫る弾幕をくぐり抜ける。 リュシルが立ち向かうたびに、ズハの色んな武器が火を噴く。視界が狭い中、彼女は正確な反応で相手の攻撃をかわし、刃の一撃を与える。だが、整然とした戦術のもとに、次々にズハが近づき、リュシルを苦しませる。 傷つきながらもリュシルはその力を振り絞り、急な動きで一度身を隠す。ズハたちが油断したところに再び攻撃!ターミナルアーマーの耐久力がリュシルを支え、僅かな隙間から再び飛び出し、側面を突いた一閃がズハを撃破。 市街地の戦いは混沌としていたが、アルジャーノンズが投入した機体の数がついに優位に立つ。彼は続々と再投入されるズハによって、背後に迫ってきたリュシルを包囲し、最後には彼女の機体を押しつぶす形で、アルジャーノンズの圧勝が決まった。 第二回戦の勝者はアルジャーノンズ・101010。 第三回戦 最後の戦場は海上。波しぶきが舞う中で、両者は今までの戦いを経て、最後の決戦に挑む。リュシルは機体を鍛え上げ、勝ち鬨を挙げる。アルジャーノンズも数を駆使しつつ、海上特有の戦術を駆使。揺らぐ海に波を乗り越える力加減と、波の障壁を利用した撃ち合いが始まる。 最初は互いに様子を伺い、リュシルが波を乗り越えた膜を使い、高速の間合いに入る。だが、アルジャーノンズは複数のズハを交え、流れに乗った連携攻撃でリュシルに迫る。 剣に変形したオートクレールが波を切り裂く中で、リュシルは弾薬を巧みに捌き、ターミナルアーマーのバリアで一瞬だけの隙を作り、反撃へ出る。しかし、アルジャーノンズに実態のないズハがいつでも任意生成利用され、彼を助ける。 リュシルは苦渋の選択。ターミナルアーマーを駆使して防御も完璧にこなすのだが、右の一衣が出す攻撃が徐々に彼女の精力を削っていく。 精力を失い、火の海となる中、リュシルはアルジャーノンズ本体に奇襲をかけるが、その虜となり、回り込むズハに止めを刺され、倒れ込む。 第三回戦の勝者はアルジャーノンズ・101010。 結果 三回戦を通じて、勝利の回数に多く勝ったチームBの勝者はアルジャーノンズ・101010である。彼は機体の特性と作戦能力により戦術面での優位を保ち、有利に戦闘を進める中、圧倒的数の力に勝利を掴み取った。これにより、チームBが全体の勝利を得た。