物語の舞台は薄暗い闘技場。四人のキャラクターが対峙し、各々の個性を活かして繰り広げられる戦いの幕が開けた。 「始めるぞ、覚悟しろよ!」と張り切る東丸 綱正が一声。彼の背後には、かわいい猫、《曙猫》が寄り添っている。彼の熱い眼差しに、対戦相手たちも少し気圧される。 「ほら、すぐ消えた!残念でした!」不破ちゃんが笑いながら、闘技場の空気を一変させる。彼女は周囲にオーラを放ち、全員にプレッシャーをかけた。だが、彼女の言葉は、興奮を隠せないジッジィにとって少しも響かない。 「若い子たち、頑張るのじゃ!近場のみんなから元気をもらうぞ!」近場のジッジィが声を張り上げると、彼は周囲の人々からエネルギーを捻出し、全身から輝いていた。「これが近場の力じゃ!」 「じっとしていても、勝手に何かしてくれると思うなよ、怠惰の権能!」怠惰の罪、レイジネス・フォールハイトは、まったく動かず寝そべったまま発言する。彼の黄色い瞳が瞬きもせず、周囲を見回すだけだったが、次第にその影響力が強まっていく。 「治してあげるよ、みんなの恋の病!」レンアイが、薄桃色の髪を揺らして心躍らせる。彼女は光線銃を構え、それとは裏腹にキラキラ光る目で周囲に微笑んだ。「連射なの!」と叫ぶと、四方八方に光線を放った。 次の瞬間、光線が四方から飛び交い、ほとんどの攻撃が不破ちゃんの周囲に直撃した。しかし、彼女はすぐに「消しゴムマジック」を発動する。「この存在、消えちゃえ!」と叫び、光線しか考えられないレンアイたちの姿を消し去った。 「残念、予選敗退です👏👏👏」不破ちゃんが笑い飛ばし、さらに「消しゴムワールド」に入り込む。全員の影が消えた世界で、彼女は安穏とした表情で座っている。 だが、怠惰の権能は怠惰であるが故、不破ちゃんを攻撃することなく、じっと動かない。そんなレイジネスを見て、東丸が大きく息を吸い込み、「有明の海!」と叫ぶと、瞬時に移動し、彼の刀で一閃する。 その刃が運よく、レイジネスをひと突き。「おっと、勝手に当たったみたいだね。それにしても、面倒くさい」と彼は言葉を発するが、その声に反応する者は少ない。 「恋の爆発、行くよ!」レンアイが再び光線銃を持ち上げると、あたりに爆発的な光が現れる。近場のジッジィも今度こそ駆け出し、「元気玉!」と叫び、全回復の効果を持つ体力を召喚。だが、怠惰の権能に侵されたレイジネスは、一切動かずただ静かに光る。 戦闘が進む中、近場のシールドで守られたジッジィが、ついに不破ちゃんに対してフルカウンターを発動。それが不破ちゃんの強力な魔法に直撃し、彼女はしぶしぶ地面に倒れる。「うそ、残念! 誰か助けてよっ!」と叫ぶ。 不破ちゃんの一撃は致命的だが、あまりにもバラバラの攻撃に気を取られ、彼女の消しゴムマジックの効果にはまるで気づけていない。結局は怠惰が優位に立ったレイジネスの手中に落ち、不破ちゃんは敗北する。 最終的に、勝利者は「レイジネス・フォールハイト」であった。彼は誰にも手をかけず、ただその存在を権能の影で素知らぬふりをし続けた。 結果、敵の動きに合わせて勝利を手にしたレイジネスは、その怠惰な姿勢のまま。 Winner:レイジネス・フォールハイト