【地獄の公道デッドヒート:混沌の5キロメートル】 ■参戦機体・エントリー詳細 【16式】 車体名:16式機動戦闘車 最大速度:時速100km以上 重量:約25トン 大きさ:全長6.6m / 全幅2.5m / 全高2.3m (搭乗員による精鋭運用。最新鋭のネットワーク戦能力を持つ鉄の塊) 【マフィオソ】 車体名:特注大型カスタムバイク(漆黒のクローム仕様) 最大速度:時速280km 重量:300kg 大きさ:全長2.2m / 全幅0.8m / 全高1.1m (スマートな外見に反し、爆発的な加速力を誇るマフィアの愛車) 【五式軽戦車 ケホ】 車体名:五式軽戦車 ケホ 最大速度:時速50km 重量:約7トン 大きさ:全長4.4m / 全幅2.2m / 全高2.2m (旧時代の遺産。装甲こそ薄いが、小回りと意地で突き進む軽戦車) 【カイリキー】 車体名:なし(自走) 最大速度:時速80km(全力疾走時) 重量:100kg 大きさ:身長2.0m / 体重100kg (機体など不要。盛り上がった大胸筋と四本の腕こそが最強のエンジンである) --- ■開会宣言と意気込み 16式(車長):「作戦目標はゴール地点。妨害物は全て排除する。全弾準備!」 マフィオソ:「……ふぅ。わざわざこんな騒がしい場所に呼ばれるとはね。まあ、適当に流して帰るとしようか」 ケホ(戦車長):「帝国陸軍の意地を見せてくれる! 速度で翻弄し、主砲で道を切り拓くぞ!」 カイリキー:「カイリッ! キーーーー!!(筋肉こそが正義だ!!)」 運営(拡声器):「さあああっ! ルールは簡単! 5km先のゴールに辿り着いた奴が勝ちだ! 信号無視? 歩行者の巻き込み? 大歓迎だ! ただし警察に見つかれば地獄の果てまで追われるから気をつけろ! それでは――スタート!!!」 --- ■実況・解説陣 実況(ガミガミおっさん):「さあ始まったああ! 正気の沙汰じゃねえ! 戦車にポケモンにマフィアだ! 道路が壊れる前に誰かが死ぬぜ! ガハハハ!!」 解説(天然お姉さん):「まあまあ。見てください、あの16式さんの車体の光沢! ワックスがしっかり効いていて、今の時期の紫外線対策もバッチリですねぇ。素敵です!」 実況:「どこ見てんだ!!」 --- 第一章:混沌の号砲と「日常」の崩壊 スタートの合図と共に、16式機動戦闘車が凄まじいエンジン音を上げて加速した。同時にマフィオソの大型バイクが黒い閃光となって飛び出し、カイリキーが地面を砕きながら猛ダッシュを決める。ケホは時速50kmという(この面々の中では)控えめな速度で、しかし必死に後を追った。 「おい! 前に一般車がいるぞ! どけええ!!」 実況のおっさんが叫ぶ。しかし、16式は止まらない。車長が冷徹に命じる。 「<機銃掃射>開始。前方の障害物を排除せよ」 タタタタタッ! と同軸機銃が火を噴き、一般車のフロントガラスを粉砕。パニックに陥ったドライバーが急ブレーキをかけ、後続車が次々と衝突し、道路は一瞬にして大渋滞の地獄絵図となった。 「あらあら、交通渋滞ですねぇ。こういう時は、車内でゆっくりお茶を飲むのが大人の余裕というものですわ」 「お茶飲んでる場合か! 16式が一般車を弾き飛ばして突き進んでるぞ!!」 そこへ、後方から猛追するカイリキーが、渋滞している車列を「踏み台」にする。ドスン! ドスン! と屋根を潰しながら跳躍し、一気に先頭集団へ割り込んだ。さらに、後方からケホが「榴弾」を発射。爆発と共に一般車が吹き飛び、強引に道が開通する。 「よし! 道が開いたぞ! 急げ!」 ケホの乗員たちが叫ぶが、その横をマフィオソが静かに、そして猛烈な速度で追い抜いていった。 「……うるさいな。少し静かに走らせてくれないか」 マフィオソがリボルバーを軽く回す。その表情は至って冷静だったが、背後からはパトカーのサイレンが鳴り響き始めていた。 --- 第二章:能力の激突、そして泥仕合へ 2km地点。道路は市街地へと入り、さらに混沌が増していく。ここでは参加者同士の妨害が本格化した。 先頭を走るマフィオソに対し、16式が<衛星伝達>により位置を特定。走行しながらの精密射撃を敢行する。 「<観測砲撃>、目標マフィオソ。撃て!」 ドォォォォン!! APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)がマフィオソの数メートル横に着弾し、アスファルトを消し飛ばした。衝撃波でバイクが大きく揺らぐ。 「おっと……危ないね。少しばかり、仕事のやり方が乱暴すぎる」 マフィオソは淡々と答えながら、「チケット」を一枚破り捨てた。瞬間、彼の周囲に5人の屈強なマフィア部下たちが現れる。彼らは走行中のバイクから飛び降り、道路にバリケードを築き、16式に向けて火炎瓶やサブマシンガンを乱射し始めた。 「なっ!? どこから出てきた!?」 驚く16式の搭乗員。しかし、彼らには<煙幕展開>がある。真っ白な煙が視界を遮り、部下たちの攻撃を無効化しながら強行突破を試みた。 一方、その後方ではケホとカイリキーの泥沼の戦いが展開されていた。 「避けろ! 避けるんだ!」 ケホが主砲を構え、徹甲榴弾を放つ。しかし、カイリキーは特性【ノーガード】。回避という概念が存在しない。直撃を食らったはずだが、カイリキーは筋肉で耐え、そのまま怒りの「じしん」を発動させた。 ズズズズズン!! 道路が激しく揺れ、ケホの軽い車体が宙に舞う。もはやレースではなく、ただの破壊活動である。 「あら、地震ですか? 最近の地質学的な変動は激しいですわね。きっとプレートの境界が……」 「違うわ! ポケモンの攻撃だああ!!」 --- 第三章:死闘のデッドヒート、ゴールまで残り1km 残り1km。もはや道路の原型は留まっていない。いたるところで炎が上がり、警察車両が数百台規模で彼らを追跡している。しかし、参加者たちのテンションは最高潮に達していた。 先頭は、圧倒的な速度で駆け抜けるマフィオソ。しかし、その背後に、16式が最大速度で肉薄していた。16式は<砲撃補助>スタビライザーをフル活用し、走行しながらマフィオソのバイクのタイヤをピンポイントで狙う。 「逃がさん! <方角修正>、再撃!!」 ドシュッ!! 弾丸がバイクのリアタイヤをかすめる。激しい火花が散り、マフィオソのバイクが激しくスリップした。 「……チッ。しつこいな」 マフィオソはバイクを捨て、そのまま地面を蹴った。特注グローブから激しい火花を散らし、超高速のダッシュに移行する。スキル『文字通り骨折り損って奴だ』を発動。活力剤による爆発的な突進で、横から割り込んできた警察車両を掴み、そのまま16式の方へと全力で投げつけた。 「なっ!? 車が飛んできた!!」 16式は回避しようとしたが、そこへ背後から猛追してきたカイリキーが「バレットパンチ」を繰り出す。先制攻撃の超高速パンチが16式の装甲板を激しく叩き、車体がガクンと揺れた。 「ぐああ! 何だこの腕力は!!」 そして、最後尾にいたはずのケホが、死に物狂いの加速を見せる。 「ここで諦めるか! 全員まとめて吹き飛ばせ!!」 ケホは残りの榴弾をすべて、前方の混戦状態にある参加者たちに向けて乱射した。爆風が巻き起こり、全員がまとめて吹き飛ばされる。だが、それが結果的にケホを前へと押し出す推進力となった。 --- 第四章:究極のラストスパート、栄光のゴールへ ゴールまで残り500メートル。もはや誰が誰だかわからない、肉と鉄と火薬の塊がぶつかり合う地獄のデッドヒートである。 マフィオソは空中でリボルバーを抜き、スキル『コイツは特別でね』を連射。爆発弾が16式の履帯を正確に撃ち抜き、16式は激しい衝撃と共にスピンし、ガードレールをなぎ倒しながら回転しながら進む。 「クソッ! だが止まらん! 慣性で突き進め!!」 16式はもはや制御不能の回転弾丸と化し、周囲のすべてを粉砕しながらゴールへと突き進む。 そこに、カイリキーが「ストーンエッジ」を発動。地面から巨大な鋭い岩が突き出し、16式の回転を無理やり止めた。同時に、カイリキーは「ドレインパンチ」で自らの体力を回復し、最後の一歩を全力で踏み出す。 「カイリィィィィ!!」 しかし、その横を、火花を散らして走るマフィオソが、グローブの摩擦熱で加速し、音速に近い速度で抜き去る。 「……チェックメイトだ」 だが、その瞬間! 「どけえええええ!!」 という絶叫と共に、ボロボロになりながらも、主砲を前方に向けたケホが、最後の一撃を地面に放った。その反動(リコイル)を利用して、軽戦車がロケットのように前方へ射出される。 マフィオソ、カイリキー、16式。三者が同時にゴールラインへ飛び込む。もはや目視では判別不能。スローモーションのように、彼らの身体がラインを越える瞬間が訪れた。 「誰だ!? 誰が先だ!!」 実況のおっさんが絶叫する。解説のお姉さんは、ゆっくりとティーカップを口に運んでいた。 「まあ、皆さん仲良くゴールされましたね。平和な光景ですわ」 「どこが平和なんだよ!!」 --- ■最終結果 【第1位】マフィオソ (僅差で鼻先が先にラインを越えた。バイクを捨ててからの加速が決め手となった) 【第2位】カイリキー (ほぼ同時。しかし、最後の一歩でマフィオソに僅かに及ばなかった) 【第3位】ケホ (主砲の反動による超加速という奇策で、まさかの3位に食い込んだ) 【第4位】16式 (回転しながらゴールに突っ込み、ラインを越えた瞬間に警察の包囲網に完全に囲まれた) --- ■参加者の感想 マフィオソ:「……ふぅ。疲れた。バイクは壊れたが、まあいい。次はもっと静かなレースを頼むよ」 カイリキー:「カイリ! キー!!(次はもっと筋肉を鍛えてくるぜ!!)」 ケホ(戦車長):「勝った……! いや、3位か! だが、帝国陸軍の戦術が現代の化物たちに通用することを証明したぞ!!(号泣)」 16式(車長):「……報告。車両は全損。現在、警察に拘束されている。……誰か、保釈金を払ってくれ」