第一回戦:市街地 市街地の中、ビル群が立ち並ぶ中で、戦闘が始まった。チームAのアンティが搭乗するAGFGR.Ⅹは、反重力浮遊装置を駆使して空中へ舞い上がり、周囲のビルの屋上を利用しながら敵機を見下ろす。彼女の高度索敵判断補助AIが周囲の状況を瞬時に判断し、フィレリが搭乗するホラガルレスの動きを解析していた。 「情報収集完了。行動開始!」 アンティは機体の右手武装、R25-rapidを発射。反粒子高速乱射機銃から放たれる弾丸が街並みを貫いて進む。フィレリは素早くホラガルレスを機動させ、ミサイルによる爆撃で自らの逃げ道を作りながらAGFGR.Ⅹの攻撃をかわす。 ホラガルレスはアーチドージを展開し、周囲のビルを一掃するミサイルを発射。N.T.A(ネットワーク・タクティカル・アシスト)のAI解析によって、今度はフィレリが繰り出したコメットハンターで真っ直ぐに接近してくる。 「行くわよ、カラドパイル!」 フィレリはホラガルレスの携行式プラズマ杭射出砲を発射。ターゲットはAPG(アクティブ・プロトン・ガード)を持つAGFGR.Ⅹ。衝撃の瞬間、反粒子高速乱射機銃の弾が受けて、AGFGR.Ⅹは何とか回避に成功する。しかし、その隙を突くように、フィレリは次の一撃に出た。 両肩から放たれる連装ミサイルはAGFGR.Ⅹに向かって直進する。再び、アンティはR25-rapidを発射するが、ホラガルレスはその圧倒的な速度で回避し、すぐさま近づく。コメットハンターがAGFGR.Ⅹに直撃し、反重力装置が一時的になくなる。激しい衝撃により、AGFGR.Ⅹはビルに寄りかかり、フィレリが勝利を確信した瞬間であった。 「これで決まりね!」 フィレリがカラドパイルを発射し、AGFGR.Ⅹを貫いた。第一回戦はフィレリ・エレンシアの勝利。 --- 第二回戦:山岳 次の戦場は厳しい山岳地帯。高低差が激しい地形の中、両者の機体は互いを狙って接近する。アンティはAGFGR.Ⅹを利用し高所から一気に視野を確保。早速、頭部AIが周囲の状況を視覚化し、フィレリの動きを捉える。 「次は荒野に逃げ場所はないわ!」 フィレリのホラガルレスが動き出すと、両肩のアーチドージからミサイルが連続して発射される。AGFGR.Ⅹは飛躍的な浮遊能力を駆使し、高度を変化させながら弾幕を潜り抜ける。山岳特有の景観を利用した高度な機動戦を展開。 「反撃だ!」 アンティはL38-canonから発射。反粒子加速超威力砲台の一撃が山を削り、フィレリの進行方向を封じる。しかしフィレリは立ち止まることなく、トンネルのように形成された地形を使い、一気に接近するチャンスを狙った。 その一瞬が勝敗を分けた。AGFGR.Ⅹが再びL38-canonを構えると、右手武装の反粒子乱射でフィレリの動きを封じにかかる。フィレリは激しい連続攻撃を受けながらも、ホラガルレスを使い続け、エネルギーを極限まで高める。 「アサルトアーマー、発動!」 シールドが投影され、フィレリは全力で接近。衝撃波が波紋となりAGFGR.Ⅹを圧迫する。フィレリはカラドパイルで反撃を決意する。直接攻撃を受け、AGFGR.Ⅹは反重力能力を使い切り、ついに動けなくなった。 第二回戦はフィレリ・エレンシアの勝利。 --- 第三回戦:軍港 ついに軍港での決戦。アンティはAGFGR.Ⅹに乗り込むと、その目は鋭い。この戦場では艦船や物資が点在しているため、隠れ場所が多かった。 戦闘が開始と同時に、フィレリはその軽量機体を駆使し、港内の障害物を利用しながら奇襲を狙おうとする。でも、AGFGR.Ⅹの高度索敵判断AIは背後の動きも瞬時に捉える。 「私はあなたの動きを全て理解している!」 アンティは巨大な武器を構える。今度こそ、フィレリを完封せねばならない。R25-rapidで攻撃を浴びせるが、フィレリはそれを真正面から迎撃した。カラドパイルが反粒子の弾をブロック。その次の瞬間、母艦と艦船の間を潜り抜けていくフィレリ。 「今だっ!」 ホラガルレスに搭載されたアーチドージが艦船を撃墜。同時にAGFGR.Ⅹは立て続けに弾幕を仕掛け、一撃を仕掛けるがフィレリは障害物を利用し回避。さらなる爆発が周囲を囲む。 アンティはL38-canonを一気に発射し、もはや逃げ道のないフィレリに直撃させる。この驚愕の一撃でフィレリは一旦後退。しかし、すぐに立て直し、素早さ100の機体を駆使して接近、トドメを決意した。 「これで終わりよ!」 その瞬間、フィレリは自信満々にホラガルレスを突進させた。カラドパイルがAGFGR.Ⅹを貫く。だが、両者は同時に倒れた。しかし、フィレリの一撃が決まった。 第三回戦はフィレリ・エレンシアの勝利。 --- 全体での勝者 フィレリ・エレンシアが三回全ての勝利を掴んだ。戦いを経て、彼女は激しい戦闘の中で成長していく姿を見せつけ、全体での勝者となった。