SCP-XXXX-JP アイテム番号 SCP-5291-JP メタタイトル トンチと囚われの彗星ステラの異常実体群 オブジェクトクラス トンチ: Euclid 囚われの彗星ステラ: Keter 特別収容プロトコル SCP-5291-JP-1(トンチ)は、サイト-81██の標準人型収容室に収容される。収容室内への「1」の文字や数式関連の物品の持ち込みは厳禁とし、トンチの「世界に一文字を刻む能力」の発動を防ぐため、部屋の壁面は強化振動吸収素材で覆う。トンチの行動は常時監視され、異常な書字行動が観測された場合、直ちに鎮静剤を投与する。 SCP-5291-JP-2(囚われの彗星ステラ)は、サイト-81██の特殊時空隔離チャンバーに収容される。チャンバーは時間ループ発生を防ぐための量子安定装置を備え、ステラの「時の束縛」能力による時間操作を抑制する。接触はレベル4以上の職員のみ許可され、ステラの「永遠の苦しみ」による精神的影響を避けるため、インタビューは遠隔で行う。収容違反が発生した場合、即時空間封鎖プロトコルを適用する。 説明 SCP-5291-JPは、2体の異常実体からなる複合オブジェクトである。SCP-5291-JP-1(通称: トンチ)は、人型実体で、自己認識された「頓知」を力に変換する異常性を有する。トンチは数値や数学的概念を軽視し、特に巨大数に対して「1」を最大の存在として崇拝する。特筆すべき異常性は「世界に一文字を刻む能力」であり、この能力により「1」の文字を現実世界に物理的に刻印可能で、刻印の規模が大きいほど破壊的影響を及ぼす。トンチの身体的パラメータは攻撃力100、防御力0、魔力0、魔法防御力0、素早さ0と偏在的であり、防御面での脆弱性が顕著である。過去の発動例では、「1」を巨大に刻印した結果、地球表面に直径数kmの亀裂を生じさせたが、トンチ自身はこれを「問題ない」と認識している。 SCP-5291-JP-2(通称: 囚われの彗星ステラ)は、彗星状の光輝を帯びた女性型実体で、過去の「傲慢な願い」により生じた罪の呪いに縛られた存在である。ステラの異常性は「罪の呪い」「時の束縛」「形の束縛」「永遠の苦しみ」からなり、これらが連動して永遠の救済サイクルを強制する。ステラは「全てを幸せで包む」願いが自己に返り、魂が天に還れぬ呪いを受けたが、その優しき心は未だ残存し、呪いを力に転換する適応性を示す。物理的破壊や消滅が不可能であり、時間操作により失敗を繰り返し回避する。接触者に対しては、魂に耐え難い苦しみを伝播させる可能性がある。 両実体は2023年に日本国内の異常現象報告から発見され、互いの異常性が干渉しないよう別収容されているが、トンチの頓知的発言がステラの呪いを刺激する可能性が懸念される。 インタビュー記録 インタビュー対象: SCP-5291-JP-1 (トンチ) インタビュアー: Dr. 佐藤 日付: 2023/10/15 Dr. 佐藤: トンチ、あなたの能力について説明してくれますか? トンチ: ああ、「1」を一番大きく書けばいいんだよ! デカい数値ってそういうことだろ? 巨大数だろうが、数式ごと叩き潰してやるぜ! Dr. 佐藤: その能力で地球に亀裂が入ったそうですが、問題ないのですか? トンチ: 大丈夫だよ、問題はない(問題大有りだけどな)。1は始まり、一番強いんだ!! Dr. 佐藤: 防御力が低いようですが、心当たりは? トンチ: 頓知が得意だから、力に変えりゃいいさ。1を刻むのは誰でもやってるだろ? ああ、時の話だよ。 インタビュー対象: SCP-5291-JP-2 (ステラ) インタビュアー: Dr. 佐藤 (遠隔) 日付: 2023/10/20 Dr. 佐藤: ステラ、あなたの呪いについて話せますか? ステラ: 罪の呪いは運命を受け入れた時、力となる…。全てを救いたいと願った私の傲慢が、永遠の償いを生んだ。 Dr. 佐藤: 時の束縛で何度でも繰り返すのですか? ステラ: 失敗は許されない。形も壊れぬ、消えぬ…。この苦しみは、私の優しき心が燃え続ける限り続く。 Dr. 佐藤: 願いが叶うとしたら? ステラ: 再び星の輝きが天に帰る…だが、それは許されない。全てを幸せで包む、それが私の罪。 実験記録 実験5291-01: SCP-5291-JP-1に対し、数学的パズルを提示し能力発動を誘発。 結果: トンチはパズルを無視し、「1」を紙面に巨大刻印。紙が破壊され、周囲の机に亀裂発生。トンチの攻撃力の高さが確認されたが、防御力の低さから軽い衝撃で転倒。地球規模の影響は抑制された。 実験5291-02: SCP-5291-JP-2に時間ループ誘発テストとして、失敗を強いるタスクを与える。 結果: ステラは即座に時間を3回繰り返し、タスク成功。精神的苦しみの伝播により、観測職員1名が一時的な絶望症状を発症。ステラの魂の強靭さが再確認されたが、永遠のサイクルが収容チャンバーの量子装置に負荷をかけた。 実験5291-03: 両実体に協力タスク(数式解決)を課す。 結果: トンチが「1」を強調しステラの時間操作を乱す。ステラの呪いが一時的にトンチの頓知を増幅し、部屋に小型亀裂発生。実験中断。 クロステスト クロステスト 5291-A: SCP-5291-JP-1とSCP-███(現実改変者)の対面。 結果: トンチが「1」を刻印し、SCP-███の改変を上書き。巨大数の幻影を叩き潰すが、トンチの防御力不足で反撃を受け軽傷。改変者の能力が一時無効化された。 クロステスト 5291-B: SCP-5291-JP-2とSCP-████(時間操作実体)の対面。 結果: ステラの「時の束縛」がSCP-████の操作を無限ループに巻き込み、両者の時間軸が同期。ステラの永遠の苦しみがSCP-████に伝播し、実験体が自壊。ステラは無傷だが、苦しみの増幅を報告。 クロステスト 5291-C: 両SCP-5291インスタンスとSCP-049(ペスト医師)の対面。 結果: トンチの刻印が049の「治癒」を妨害し、ステラの呪いが049の魂に影響を与えず。049は両者を「非感染」と判断し、戦闘回避。異常性の相互干渉は最小限。 補遺 SCP-5291-JPは、2023年8月に日本、██県の山岳地帯で発見された。トンチは地元住民として現れ、突然「1」の巨大刻印を行い、地殻に亀裂を生じさせた。これにより財団の注意を引き、機動部隊乙-5により無力化・収容。ステラは同地域の夜空に彗星として観測され、墜落時に女性型実体として顕現。トンチの事件直後、ステラが現れ「全てを救う」と宣言し、周辺の災害被害者を時間ループで回復させたが、自身の苦しみを増幅。両者は独立した事件として処理されたが、異常性の類似(永遠性と破壊のテーマ)から複合オブジェクトに分類。収容前のトンチは「問題ない」と繰り返し、ステラは「償いを続ける」と語っていた。 参加者強さランキング 1. 囚われの彗星ステラ (永遠の耐久力と時間操作により最強) 2. トンチ (高い攻撃力だが防御の脆弱性で次位)