一回戦: 軌道ステーション 試合は「軌道ステーション」で始まった。無重力の空間での戦闘は、双方にとって新たな挑戦であり、しかしそれぞれが持つ機体の特性を活かす絶好の機会でもあった。 プーレ・シャロームは、大型人型機体「プレステージュ」を駆使し、周囲の浮遊物に対してもお構いなしに全力で前進。彼女は先制攻撃を仕掛け、「ハーゲイツ」で2000発の弾丸を空中に撒き散らした。無重力の中、弾は不規則な軌道を描き、あたりを埋め尽くす。 その瞬間、アグニ・バラクーダの「ファラクトス」が空間を変化させる。子機「ペインター」により、周囲は有重力に変わり、アグニは自在に動き回る。「覇天」を振るい、雷を纏った棍で「ハーゲイツ」の弾幕をいなす。極めて大きな力によって弾は多くが弾き飛ばされ、残りは「フォルニーノ」の荷電粒子砲でさらに消し去られた。 プーレは直ちに「イーン」を展開し、広域滅却爆熱風放射砲で反撃する。しかし、アグニはそのエネルギーの流れを察知し、巧みに死角から接近。「フォルニーノ」で応戦する。「プレステージュ」にヒットしたが、装甲が堅く守り抜く。しかし、爆風の余波で無重力状態に翻弄され、思わぬ動きが生まれた。 頂上での戦闘が繰り広げられる中、アグニは彼の戦術AI「AA-g3」と連携し、素早くプーレの背後に回り込む。彼が放った「覇天」は、雷光がバチバチと音を立てて広がり、ついにプーレの機体を捉えた。 爆発が起き、プーレの「プレステージュ」は耐えるも、技術的見地から攻撃を防ぐのが難しくなった。結果、アグニ・バラクーダの勝利となる。 二回戦: 市街地 次の戦場は「市街地」。この場所では高層ビルや狭い路地が多く、環境を操るのにはうってつけの地点だった。 プーレは再び仕掛ける。「ハーゲイツ」での連続射撃を試み、ビルの影から敵を伺う。しかし、アグニは冷静だ。「ペインター」で空間を操り、重力を解除した後、一気にビルの上から急降下。プーレの視界に突如として「ファラクトス」が出現した。 すかさず「イーン」を使用し、広域攻撃を行うが、この狭い場所では効果的に作用しきれない。「覇天」が大きな範囲をカバーする前に、プーレは環境を利用し弾道を変更。その先にいるアグニを捕らえようと試みる。 しかし、アグニはすでに位置を変え、「フォルニーノ」の荷電粒子砲で迎撃。プーレはそれに気づき軌道を修正しながら後退し、間を取った。市街地の複雑な地形に翻弄されるアグニは、必死に対応を迫られる。 その時、プーレは「ヘクセン」で36基のミサイルを同時発射する。狭い空間を利用し、ミサイルは爆発を繰り返し、周囲のビルにダメージを与えるとともに、アグニを追い詰める。 しかし、アグニはこの大混乱の中でも冷静に、次の一手を考えていた。「AA-g3」により位置を瞬時に理解し、連携を強める。全方向から来る攻撃を、時に「覇天」でいなす。 最終的に、プーレが放ったミサイルの一部がアグニに届くものの、連携の力で最小限の被害に済ませた。アグニは再度「フォルニーノ」を発射。圧倒的な破壊力でプーレの「プレステージュ」を捉え、深い損傷を与えた。 プーレはアグニの巧妙さに敗北を認めざるを得ず、アグニの勝利が決まった。 三回戦: 軍港 この試合の場所は「軍港」。広大な海と貯蔵された艦船に囲まれ、戦場には無数の障害物が存在した。両者にとって厳しい状況が予測されるが、これを逆に利用しようとする者にとっては有利な場所となる可能性もあった。 プーレはすでに負けが続いた状況に心が沈んでいたが、彼女は今回こそ勝つ決意を固めていた。即座に「イーン」を展開し、周囲の船舶を巻き込んだ一斉攻撃で始動する。「ハーゲイツ」の弾が周囲を掻き分ける中、アグニも適応力を発揮する。 アグニは「ペインター」を使い、敵の攻撃経路を予測して空間を躍らせることで、効果的な回避を試みる。それにより、ミサイルと弾幕が彼に届くことはなかった。しかし、プーレは「ヘクセン」を使い、側面からアグニに攻撃を仕掛けた。プーレは前進し、「プレステージュ」の体当たりで周囲の障害物を利用し、遮蔽物を取り込みながら戦う。 アグニはその状況に気づき、次に「覇天」を振り下ろし、雷の如く放たれる衝撃波で一度も止める。「フォルニーノ」の援護で、すぐさまプーレの攻撃の意図を読み、最後の一撃を仕掛ける。 プーレはそれを避けることができず、「プレステージュ」は穏やかな場所で崩れるように倒れた。アグニは冷静に勝利を収めたのだった。 最終結果 二回の勝利をアグニ・バラクーダが収め、これにより彼が全体の勝者となる。