【術獣、姿を現す】 遺跡の奥深く、苔むした石壁の隙間から異様な咆哮が響き渡る。暗闇を裂くように現れたのは、術獣「影棘の魔狼」――漆黒の毛皮に覆われ、全身から棘状の魔力が噴出する巨獣だ。体長は3メートルを超え、赤く輝く瞳が獲物を睨みつけ、鋭い爪が石床を削る。遺跡に巣食うこの術獣は、周囲の魔力を吸収し、棘を飛ばして敵を絡め取る性質を持つ。B達――三法院美鈴と四島凪――は、制式の戦術袴を纏い、禊紋紙面を輝かせて構える。美鈴は双剣を交差させ、凛とした表情で祝詞の準備を、凪は静かに大気を纏い、神速の構えを取る。術獣の敵意が空気を震わせ、戦いの火蓋が切られる。 【戦闘・其ノ壱】 術獣が咆哮を上げ、影の棘を無数に射出して襲いかかる。美鈴は一歩も動かず、大禊水の捧番として精神を統一し、祝詞を唱え始める。水の双剣が顕現し、交差する神力で周囲に水流の結界を展開。棘の嵐が結界に激突するが、如何なる物理も心理も原理も水流を越えられず、霧散するのみ。凪は大風の掃番として無言で観察し、神妙法を発動。一瞬で大気と合一し、残影を残さず術獣の側面へ神速の翔けを決める。空刀掃の薄刃が風を纏い、術獣の棘を空中で斬り裂く。術獣は怯まず爪を振り下ろすが、凪の身捌きは風如く躱し、場を制圧する。 【戦闘・其ノ弐】 術獣が魔力を集中させ、体を膨張させて影の波動を放つ。美鈴の祝詞は続き、大禊水結界が波動を水流で受け止め、一切の影響を防ぐ。彼女の瞑目は静謐で、不屈の心が大神との繋がりを強め、永劫の加護を宣言する。凪は俯瞰の瞳で術獣の動きを読み、一如の静動で接近。両翼の気が変幻自在に渦巻き、大風空刀掃が術獣の前脚を掠める。無形の刀が五感を惑わし、血飛沫を上げて深手を負わせる。術獣は痛みに吼え、棘を再生させて反撃を試みるが、美鈴の結界がそれを無効化。凪の残心は完璧で、瞬く間に距離を詰め、殲滅の機会を窺う。 【戦闘・其ノ参】 術獣の体が最大限に膨れ上がり、影棘の渦を巻き起こして総攻撃を仕掛ける。美鈴は明鏡止水の心で立ち続け、双剣の神力が解放され続ける。祝詞の締めくくりが近づき、結界は鋼より堅固に。凪は大気流るる儘に滑り抜け、無駄無き神速で術獣の背後を取る。空刀が嵐を呼び、術獣の魔力源である核を狙う一撃を放つ。棘の防御が風に散らされ、凪の掌剣指が核を断つ。術獣は悲鳴を上げ、影が崩れ始める。美鈴の加護が二人を守り、凪の速決が勝利を決定づける。 【術獣の必殺技】 術獣が最後の力を振り絞り、「影棘絶命陣」を発動。全身の棘が爆発的に増殖し、空間を埋め尽くす闇の檻を形成しようとする。だが、美鈴の大禊水結界が全てを霧散させ、凪の大風空刀掃が檻の隙間を斬り裂いて内部から崩壊させる。必殺技は不発に終わり、術獣の抵抗は尽きる。 勝敗: 参加者チームの勝利 【遺跡で入手したアイテム名】: 影棘の魔核 【遺跡で入手した特殊アイテム名】: 禊強化の水晶棘 【アイテム詳細】: - 影棘の魔核: 術獣の核から抽出された黒い結晶。魔力を吸収する性質を持ち、禊紋紙面の強化に使用可能。戦闘中の魔力回復を5%向上させる。 - 禊強化の水晶棘: 特殊な棘が水晶化した遺物。大禊水の祝詞と組み合わせることで、結界の持続時間を延長し、永劫の加護をさらに安定させる。対異常特殊部隊の儀式効率を向上させる稀少品。