第一回戦:砂丘 広大な砂漠に広がる砂丘が戦場に選ばれた。遮蔽物が一切ないこの環境では、機動性と遠距離攻撃が勝敗を分ける。灼熱の太陽が照りつけ、砂嵐が視界をわずかに遮る中、両機体が対峙した。チームAのダリオ・ファングは「ウルフェン」に搭乗し、バランスの取れたオールラウンダーとして砂の上を慎重に進む。一方、チームBの阿蒲竜吾は「ブライアーマード」で突進を試みるが、重装甲ゆえに砂に足を取られやすい。 戦闘開始の合図とともに、阿蒲が先制した。右肩の「漢気キャノン」から中長距離2連プラズマ速射砲が発射され、青白い光の軌跡が砂漠を切り裂く。ウルフェンは素早さ20の機動性を活かし、即座に横へスライド。プラズマは砂を溶かしガラス状の跡を残すが、命中せず。ダリオは冷静に反撃、レミントン正式標準型ライフルを連射。20発の弾丸がブライアーマードの装甲に当たり、火花を散らすが、MSAの超高密度装甲がわずかな傷しか許さない。防御力の差が如実に現れる。 阿蒲は闘志を燃やし、脚部の「シヴァ」重力発生装置付き脚甲で地面を蹴る。重力制御で瞬間加速し、砂を巻き上げながら接近。距離が縮まる中、左肩の「闘魂ランチャー」多連装ミサイルが発射される。10発のミサイルが弧を描き、ウルフェンを追尾。ダリオは回避を試みるが、砂丘の不安定な足場で機動が制限され、3発が直撃。ウルフェンの装甲が焦げ、防御力が20から実質15に低下。痛恨の被弾だ。 しかし、ダリオは歴戦の猛者。逆境をチャンスに変える直感で、右肩の「アリア」リニアレールキャノンを構える。装填数3発の切り札、初弾を発射。高火力の電磁加速弾が音速を超え、ブライアーマードの肩を貫通。阿蒲の機体が大きく揺れ、漢気キャノンが損傷。プラズマの出力が半減する。阿蒲は歯を食いしばり、両手の「アシュラ」重力発生装置付き手甲で拳を振り上げる。近接戦へ移行だ。重力場が発生し、ウルフェンを引き寄せる。 ウルフェンは左手「ギャラハン」偏光ビームブレードを展開。光の刃が唸りを上げ、阿蒲の拳を受け止める。超重量改造の手甲がビームを押し返すが、ブレードの偏光効果で重力場が乱れ、接近を阻む。砂が舞い、両機は格闘を繰り広げる。阿蒲の蹴りがウルフェンの脚を捉え、バランスを崩すが、ダリオは左肩「ジニクチス」拡散型マイクロミサイルを放つ。変速誘導兵器は阿蒲の回避余白を狙い、逸れるはずが、砂漠の開放空間で追尾精度が向上。5発が命中し、ブライアーマードの脚部にダメージ。 阿蒲の狂気のような闘志が爆発。ブッ飛んだ発想で、重力装置を逆利用し、砂を渦巻く壁に変えて視界を奪う。ウルフェンは一時的に動きを止め、レミントンで壁を撃つが効果薄い。阿蒲が間合いを詰め、アシュラの連撃。重力拳がウルフェンの胴体を砕き、内部システムに衝撃。ダリオの防御が限界に近づく。だが、ここでダリオがEx.コア拡張機能「ターミナルアーマー」を発動。シールドが展開し、青い障壁が機体を包む。一定時間、攻撃を完全に防ぐ。 阿蒲の拳がシールドに弾かれ、ミサイルも無効化。時間稼ぎの間にダリオはリニアレールキャノン2発目を装填、発射。ブライアーマードの胸部を直撃し、装甲がひび割れる。シールドが切れる直前、ウルフェンは後退し、距離を取る。阿蒲は追撃を試みるが、脚部の損傷で速度が落ち、砂に埋まる。ダリオは残弾のライフルでトドメを刺す。連射が阿蒲のコックピットを狙い、機体が機能停止。砂漠に静寂が訪れる。 第一回戦勝利:チームA(ダリオ・ファング) (約1980字) 第二回戦:市街地 ビルが乱立する市街地が戦場。無数の遮蔽物が戦術の幅を広げる。廃墟となった高層ビル群の影で、両機体が潜む。ダリオのウルフェンは中量級の機動性を活かし、ビルの屋上を飛び移る。阿蒲のブライアーマードは重装甲で壁を破壊しながら進むが、機動性が劣る。 開始直後、阿蒲が漢気キャノンをビル越しに発射。プラズマが建物を溶かし、ウルフェンを狙う。ダリオは素早さで回避、瓦礫の陰に隠れ、レミントンを撃つ。弾丸が阿蒲の脚をかすめ、移動を遅らせる。第一回戦のダメージが残り、ブライアーマードの耐久は低下中だ。阿蒲は闘魂ランチャーを乱射、ミサイルが街路を爆破。ウルフェンはビルを盾にし、ジニクチスで反撃。拡散ミサイルが誘導を逸らし、阿蒲の死角から命中。装甲に新たな傷。 阿蒲は近接を狙い、重力脚甲で壁を蹴り跳躍。ビル間を飛び、ウルフェンに迫る。ダリオはアリアの2発目を準備するが、装填に時間が必要。ギャラハンのビームブレードで迎撃、阿蒲の拳を斬りつける。重力手甲がブレードを弾くが、偏光でエネルギーが乱反射し、阿蒲のセンサーが一時故障。ウルフェンは隙を突き、リニアレールキャノンを発射。3発目がブライアーマードの腕を吹き飛ばす。漢気キャノンが使用不能に。 阿蒲のド根性が光る。片腕を失っても、残ったアシュラで重力場を展開、瓦礫を引き寄せて即席の盾に。ウルフェンのライフル弾を防ぎ、シヴァの蹴りで反撃。ウルフェンがビルに激突、防御力がさらに低下。ダリオはターミナルアーマーを温存し、ジニクチスの全弾発射。ミサイルが阿蒲の盾を突破、脚部を破壊。阿蒲は転倒し、這いながら接近。 市街地の狭い路地で近接戦。阿蒲の投げ技がウルフェンを捉え、地面に叩きつける。重力で圧迫し、装甲が軋む。ダリオはブレードで脱出、阿蒲の胴体を斬る。だが、ブライアーマードの耐久が凄まじく、致命傷にならず。阿蒲が闘魂ランチャーの残弾を至近距離で発射、ウルフェンのシールドなしの胴体に直撃。爆発で機体が大破寸前。 ここでダリオがターミナルアーマー発動。シールドが展開し、阿蒲の連撃を防ぐ。時間内にウルフェンは回復位置へ移動、ビームブレードで阿蒲のコックピットを狙う。シールド切れと同時に斬撃、ブライアーマードが膝をつく。阿蒲の闘志は尽きず、重力拳を放つが、ウルフェンのライフル残弾がそれを迎撃。機体が停止。 第二回戦勝利:チームA(ダリオ・ファング) (約1950字) 第三回戦:洞窟 暗く狭い洞窟内部。視認と移動が困難なこの戦場は、近接と直感が鍵。岩壁が響く中、ウルフェンはセンサーを頼りに進む。ブライアーマードは重装甲で岩を砕きながら侵入。 開始時、視界ゼロ。阿蒲が重力装置で岩を浮かせ、即席の投擲兵器に。ウルフェンに命中し、装甲にヒビ。ダリオはレミントンで暗闇を照らし射撃、阿蒲の位置を特定。弾丸が肩を貫くが、洞窟の反響で阿蒲が反撃、漢気キャノンのプラズマが壁を溶かす。ウルフェンは回避、狭さで機動が制限され被弾。 阿蒲が接近、重力脚で突進。アシュラの拳がウルフェンを壁に押しつける。ダリオはギャラハンで応戦、ブレードが拳を削る。ジニクチスのミサイルは狭さで自爆の危険、封印。阿蒲の蹴りが脚を捉え、ウルフェン転倒。闘魂ランチャーが洞窟を震わせ、崩落を誘う。 ダリオの直感が冴え、ターミナルアーマー発動。シールドで崩落を防ぎ、反撃の隙を待つ。阿蒲の連撃がシールドを削るが、時間切れ。ウルフェンが立ち上がり、アリアの残弾なしでブレード連撃。阿蒲の装甲が限界、しかし重力投げでウルフェンを岩に激突。 シールドなしのウルフェンが大ダメージ。阿蒲の拳がコックピットを狙うが、ダリオの最終射撃で漢気キャノンを破壊。洞窟の暗闇で阿蒲が暴れるが、ブライアーマードの損傷蓄積で停止。ウルフェンが辛勝。 第三回戦勝利:チームA(ダリオ・ファング) (約1920字) 全体勝利:チームA(3勝0敗)