第一回戦 戦場は市街地に選ばれた。廃墟と化した高層ビルが立ち並び、支柱や瓦礫で形成された複雑な地形は、両者の戦闘スタイルに影響を与える。ライカ・アナスチグマートが操る機体「バルナック」は、圧倒的な火力を誇り、目立つ存在だった。その一方、ハーヴェイ・ザ・ハーヴェスターの「デモクラシー」は、中に秘めたる長距離スナイパーの特性を活かし、隠密行動を取る。 試合が開始されると、ライカは早速両腕の臼砲「ゼルデン」を展開し、周囲の建物を砲撃しながらデモクラシーの居場所を探る。一方、ハーヴェイは周囲を見渡し、「パノプティコン」によりライカの位置を捕捉し、身を潜めたまま狙いを定める。彼は高度な狙撃術を駆使し、瞬時に最適な狙撃ポイントを見つけ出した。 ライカが発見した位置から攻撃すると、ロックオンした瞬間、「アメンドメント5」が働き、ライカのレーダーに偽装信号が混入される。ライカはその影響に一瞬動揺し、狙撃の準備を整えていたハーヴェイの先制攻撃を許してしまう。 ハーヴェイが放った一発は、流れるような動きでバルナックへの直撃を果たす。だが、ライカは即座に「M-ブレム」を起動し、周囲に高圧電磁波を放出。ハーヴェイの装置に影響を与え、狙撃のために留めていた狙いすらも狂わせる。「これはお前のための同時攻撃だ!」と、ライカは臼砲を反撃へと向け発射した。 一発目が激しく響き渡り、ハーヴェイは慌てて位置を変更しようとするも、続けて放たれる弾丸がデモクラシーを直撃。防御力11のデモクラシーは、その名の通り民主的ではない結果を見せつけ、敗北が決定した。 勝者:ライカ・アナスチグマート(チームA) 第二回戦 舞台は軍港に変更された。巨大な船とその周りを囲む倉庫群は、両者にとって強力な遮蔽物が多く存在する。ライカは今回もバルナックに搭乗し、戦況を有利に進めようと誓った。ハーヴェイは艦船の陰に隠れ、静かにその時を待つ。 開始の合図と同時に、ライカは「ゼルデン」を振りかざし、一斉に周囲の艦船を攻撃。爆音が響き渡り、その音は港全体に響き、ハーヴェイはここからの撃ち合いに居場所をわかりやすくされる。 だが、ハーヴェイは艦船の間で再び身を潜めながら、機体のECM装置を使い、ライカのレーダーを狂わせる。彼は衝撃を受けた後も、運よく見えない範囲から一撃を放ち続けた。ライカはその暗殺者特有の立ち回りに捉えられないよう必死で周囲を見つめる。 ライカが周囲をスキャンしても、ハーヴェイは直観で次の狙撃位置を見つけ、閃光のような速さで攻撃した。「見えたあああ!」とライカが叫び、バルナックがその場を離れようとも、ハーヴェイのスナイプはすでにライカの目の前へと迫っていた。 一瞬の内に放たれた一撃は、ライカの装甲を貫通し、一撃で試合を奪った。戦闘を制したのは瞬発力を活かしたハーヴェイ。 勝者:ハーヴェイ・ザ・ハーヴェスター(チームB) 第三回戦 両者が勝ち点を1勝1敗で迎えた最終戦、戦場は海上に設定される。広大な海上での戦闘は、情報収集が非常に難しく、両者ともに最善の策を求められた。 最終戦が開始されると、ライカは「バルナック」の全力を込めて海面を離れ、直接的な対決を挑む。ハーヴェイは周囲の波に紛れながら素早い移動を選ぶ。今回はライカが圧倒的な攻撃力を持っているため、ハーヴェイは遠距離からの狙撃に徹し、一発のスナイプを弾き出さざるを得ない。 しかし、ライカはただの力任せではなく、妙な動きで周囲の水しぶきを破壊し、「M-ブレム」を使って周囲を制圧。ハーヴェイの位置を限界まで暴こうとする。ハーヴェイはスナイパーという立ち位置から意外な戦法を取り、フットワークを活かして急所を狙うが、すでにライカが居場所を知ってしまっていた。 ライカが何発も撃たれる中で、ハーヴェイは必死に逃げようとするが、周囲の監視が強くなり、自らの狙撃チャンスを逃していくことが明らかとなってきた。ついには、ライカの怒涛の猛攻がハーヴェイを捉え、一撃を食らわせた。 3回目の戦闘から、ライカが逆転勝利を獲得する。 勝者:ライカ・アナスチグマート(チームA) 全体の勝者 一勝ずつで迎えた最終戦で、最終的に二勝したのはチームAのライカ・アナスチグマート。 全体の勝者:チームA