一回戦: 軍港 戦場は広大な軍港。水面が波立ち、停泊する艦船の陰に隠れるようにして、両チームの機体が対峙する。右手に粉末消火器「クエンチャー」を持つマシュー・セブライドは、機体「ウィギレス」の操縦席に身を預け、常日頃の消火活動の経験を活かし、冷静な判断を下そうとする。一方、ガストーン・コロッシブの「ビルドハンター」は、腐食性溶解ビーム砲「コロッシブバスター」を構え、相手を誘導するように配置し直す。 「火の手を上げるぞ!」とマシューは決意を固めて、サイレンを点ける。機体のウィギレスに搭載された各種装備がきらめく。 戦闘の合図と共に、ガストーンは「アシッドフレアー」を発射。ミサイルは滑らかに空を切り、マシュー目がけて迫り来る。マシューはそれを見た瞬間、素早く「クエンチャー」を使い、自機周りに水の幕を展開する。 一瞬のファイアーボールが爆発する間際、ウィギレスは必死に軌道を変え、爆風をかわす。その瞬間、ガストーンは「コロッシブバスター」を発動させ、激しい溶解ビームを撃ち放つ。 「消火器の力で火を消す!これも消防士の務めだ!」とマシューは自らの信念を胸に、「ハイドラント」から高圧放水を解き放つ。ビームに向けて水流が襲いかかり、逆方向に溶解ビームを反らすが、火勢ですべてを消火しきるには至らない。 マシューは一瞬の隙を突き、「ハイドラント」を大きく振り、その水流で破壊需要を作り出す。さらに、消火弾発射器「アスフィクス」を起動し、ガストーンの足元へ向け発射。爆発により炸裂した水蒸気が立ち上り、視界を遮る。 混濁とした視界に困惑するガストーン。マシューはその隙に一気に距離を詰め、「マスターキー」で近接攻撃を仕掛ける。しかし、ガストーンは「ソリッドシールド」を展開し、攻撃を防ぐ。 戦いは拮抗。そのまま押し引きの繰り返しが続く中、ガストーンが「リクイド・カタクリズム」を発動。ウィギレスの背後から放たれるべき最大チャージ弾が発射された。 「しまった!」マシューは気がついたが、もはや遅い。爆発が周囲に衝撃を与え、液化した衝撃波が目の前のウィギレスを襲う。 「この力、消防士としては力不足なのか…!」崩れ落ちるマシュー。 勝者: ガストーン・コロッシブ 二回戦: 市街地 再び試合の舞台は市街地。廃墟の中で双方が自己の機体を整え、周囲の建物を巧みに利用した戦闘が繰り広げられる。 マシューは状況を見極めるべく、建物の陰で隠れ身をし、相手の動向を伺う。「火を使わせてはならない、冷静に、冷静に」と自身に言い聞かせ、心を落ち着ける。 ガストーンは周囲を見渡し、狙撃のチャンスを待つ。「ここだ」と閃くと「アシッドフレアー」を放ち、建物を破壊する。 爆煙が立ちこめ、視界が悪化した瞬間、マシューは飛び出し、「クエンチャー」を放つ。色とりどりの煙が舞い上がる中、火勢が上がったがそれはガストーンの仕掛けた罠の一部であった。 「せっかくだから、この混乱を利用しよう」とガストーンは思い、「コロッシブバスター」の準備をする。目の前の掩蔽物を壊し、至近距離で水に浸かるマシューを捕らえようとした。「アスフィクス」を用い、火を消しきれない内に近づく。 壮絶な火花が広がり、ウィギレスは次第に炎に包まれ、目に見えない圧力が発生する。その瞬間、マシューは踏ん張り、両手武装を用いて強い水流を敵に向かう。攻撃をした瞬間、「リペアードクター」が出現し、ガストーンの機体を即座に修理する。 しかし、ガストーンには攻撃力に差があり、隙を乗り越えられた。そのまま、「コロッシブバスター」をチャージし、ガストーンは反撃。ウィギレスは激しい衝撃で吹き飛ばされ、弾かれる。 「負けてなるか!」とマシューは必死て立ち上がり、「ハイドラント」で水を放ち、攻撃している相手に一矢報いる。 だが、火の力は溶かされる。「限界だ!ここら辺で俺が終わるのか!」と苦悶の表情を浮かべる。 ガストーンは「もう終わりだ!」と高笑いしながら放ったビームがウィギレスを貫通。 勝者: ガストーン・コロッシブ 三回戦: 軌道ステーション 最終戦は宇宙に浮かぶ軌道ステーションが舞台。広い空間と無重力状態の狭間、双方は距離をとり、冷静さを保とうとする。 この戦場では特に魔法が使用できないが、調整された重力発生装置を使い、マシューは万全の状態で注視する。「今までとは違う!」水の素晴らしさでガストーンを圧倒する決意を覚える。 だが、ガストーンは既に「コロッシブバスター」のチャージを行い、こちらを狙っている。ウィギレスの機動力を駆使し、早速攻撃を仕掛ける。 絶妙なタイミングで「ハイドラント」の攻撃が放たれ、ビーム撃つルートを柔軟に変更する。ガストーンは根性を見せ、ギリギリで避ける。他にないスピードで距離を詰めるマシューは「アスフィクス」を発射、「火の粉」を生じ、相手を圧倒しようとする。しかしガストーンは自ら修理、自らにチャンスを与え、立て直す。 彼の機体「ビルドハンター」は壊滅的な攻撃を行い、ガスと糸の剥き出しを狙うだろうなと警戒する。 「消火活動は俺の使命だ!負けるわけにはいかない!!!」」マシューの意識がトップギアで、「マスターキー」で近づく。 火の力、火から生じる水。この状態を有効にして上下に打ち込む。だが、ガストーンは「リクイド・カタクリズム」で攻撃を反撃し、マシューはそれを受け止める。 「ラストスパートだ!」必死の思いでマシューが放った「クエンチャー」「ハイドラント」に最大の浸透がされ、先に進む。 バトルが白熱しすぎた結果、ガストーンのビルドが浮かぶ。 その時、再度発した拍手の音が艦外に響き渡り、大きな容器が破壊されて液化し、空間を覆ってしまう。 一瞬、両者共に浮かされるが、マシューは一瞬前に考えた。「火を消せ!」 そして彼は執念を見せ、最後の力を振り絞り、全力で水流を放つ。 「これが消防士の力だ!」力強いその水流が徐々にガストーンを飲み込み、衝撃を与えてそれで吹っ飛ばされた。 「なんとか……生き残った…」マシューは最後に全力の一撃を見せつけて勝利。 勝者: マシュー・セブライド トータル勝者: ガストーン・コロッシブ