【無制限闘技場・実況中継】 ごつお:「さあ始まりました!ルール無用、生存率ゼロの地獄絵図!実況のごつおです!」 解説マン:「よろしくお願いします。それにしても、今回のメンツは正気じゃないですね。宇宙そのものから、ただの女の子まで揃っていますよ」 第1章:嵐の幕開け ごつお:「いきなりだ!吹狼が開始の合図と同時に肺いっぱいに空気を吸い込んだぁ!」 解説マン:「あちゃー、不運ですね。吹狼の能力は『能力』ではなく物理的な『息吹』。回避不能の衝撃波が戦場を襲います」 吹狼は登場と同時に、惑星すら押し返す肺活量を爆発させた。全力の息吹が闘技場を真っ白に染め上げ、凄まじい風圧となって全参加者を襲う。地球の質量を下回る存在にとって、この風は抗いようのない絶望だ。女の子、ヒプノ、マイ、そしてゴレイヌ(3体)は、反応すらできぬまま重力圏を突破し、宇宙の深淵へと吹き飛ばされていった。 ごつお:「ああーっと!半分以上の参加者が一瞬で場外へ!なんてえげつないスタートだ!」 解説マン:「ですが、エスタークは巨体と質量で耐え、ダンゴサンキョーダインは合体しての重量でなんとか踏み止まりましたね。そして、ねがえりさんは……そもそも彼が宇宙なので、吹き飛ばされるという概念がありません」 【退場者:女の子 決め手 吹狼の全力の息吹】 【退場者:ヒプノ 決め手 吹狼の全力の息吹】 【退場者:マイ 決め手 吹狼の全力の息吹】 【退場者:ゴレイヌ、ホワイトゴレイヌ、ブラックゴレイヌ 決め手 吹狼の全力の息吹】 第2章:帝王の覚醒 ごつお:「生き残ったのはエスターク、ダンゴサンキョーダイン、吹狼、そしてねがえりさん!エスタークが動いた!」 解説マン:「彼は元魔族の王。3回行動という圧倒的な手数を持っています」 エスタークは地響きと共に咆哮し、まずはいてつくはどうを放って周囲のバフを消し去り、続けて地獄の竜巻を巻き起こす。猛烈な回転風が吹狼を巻き込もうとするが、吹狼は自らの肺活量で風を押し返し、真っ向から衝突した。さらにエスタークは、空中に向けてメラガイアーを連射。巨大な火球が降り注ぎ、戦場は灼熱の地獄へと化した。 ごつお:「吹狼が火球を息で吹き飛ばしている!なんて肺活量だ!」 解説マン:「しかし、エスタークの本当の脅威はここからです。彼は絶えず自動回復しており、持久戦では無敵に近い」 第3章:三色の連携撃 ごつお:「ここでダンゴサンキョーダインが攻撃に転じた!一郎、二郎、三郎の完璧な連携だ!」 解説マン:「合体状態での火力は相当なものです。まずは牽制から行きますね」 ダンゴサンキョーダインは、二郎のミタラシールドでエスタークの火炎を遮断し、三郎のサクラブースターで超高速移動を展開。エスタークの懐に潜り込むと、三機同時にクシランスを突き立てる。さらに、頭部の一郎がダンゴキャノンをフルチャージし、至近距離からエスタークの腹部にエネルギー弾を叩き込んだ。凄まじい爆発が起き、エスタークの巨体が後方に吹き飛ぶ。 ごつお:「決まったー!ダンゴサンキョーダインの猛攻に帝王がたじろいだ!」 解説マン:「ですが、エスタークはまだ余裕そうですね。彼にとってこの程度のダメージは自動回復の範囲内です」 第4章:凍てつく絶望 ごつお:「エスタークが静かに口を開けた!これはまずいぞ!」 解説マン:「冷たく輝く息……絶対零度の氷ブレスです。当たれば即座に凍結し、分子レベルで崩壊します」 エスタークが放った冷たく輝く息が戦場を瞬時に凍結させた。吹狼は肺活量で氷の霧を押し返そうとしたが、絶対零度の冷気は物理的な風で排除できるものではなかった。吹狼の足元から凍りつきが始まり、逃げる間もなく全身が氷像へと変わる。同時に、ダンゴサンキョーダインの脚部までもが凍結し、機動力を奪われた。 ごつお:「吹狼が……凍った!あの猛者が一瞬にして氷の彫刻に!」 解説マン:「残酷なまでの火力です。絶対零度は万物の理を止める。吹狼はここで脱落ですね」 【退場者:吹狼 決め手 エスタークの冷たく輝く息】 第5章:最終奥義の激突 ごつお:「残るはエスタークとダンゴサンキョーダイン!団子たちが最後の一撃を準備している!」 解説マン:「彼らの最終奥義、ダンゴブレイカーです。これに全てを賭けているはず」 ダンゴサンキョーダインは分離し、三方向からエスタークを包囲。再び合体し、巨大なエネルギーの串を形成した。最終奥義・ダンゴブレイカー!「この一串でおあがりよ!」という叫びと共に、光り輝く巨串がエスタークの胸部を貫こうとする。しかし、エスタークはそれをあえて受け止め、同時に必殺の一撃を繰り出した。全力を込めた剣が、合体ロボの中心核を真っ二つに切り裂いた。 ごつお:「激突ーー!!光と衝撃が全てを飲み込んだ!!」 解説マン:「あぁ、合体ロボの装甲が耐えきれなかった。必中即死斬の威力は凄まじい」 【退場者:【三団合体】ダンゴサンキョーダイン 決め手 エスタークの必殺の一撃】 第6章:孤独な帝王の瞑想 ごつお:「生き残ったのはエスタークのみ!……と思いきや、まだ『ねがえりさん』が眠っています!」 解説マン:「ええ、彼はまだ寝たままです。エスタークが勝利を確信し、瞑想に入りましたね」 エスタークは静かに目を閉じ、目覚めの力を発動させた。瞑想により、眠りし力を完全解放。両手の剣に凄まじい獄炎を纏わせ、それを空へと投擲する。空間そのものが焼き尽くされ、X字の斬撃跡が宇宙の果てまで刻まれた。エスタークは今や、この闘技場で最強の存在となった。しかし、彼が立っていた場所は、実は巨大な「何か」の掌の上であった。 ごつお:「エスタークの力は凄まじい!これで完全優勝か!?」 解説マン:「いいえ、忘れてはいけません。この戦場そのものが『ねがえりさん』の体内であることを」 第7章:宇宙の寝返り ごつお:「……!? 今、足場が揺れたぞ!? 地震か!?」 解説マン:「いえ、地震ではありません。ねがえりさんが、寝返りを打ったんです」 宇宙規模の巨躯を持つねがえりさんが、無意識に身悶えをした。そのわずかな動きが、全天体を揺るがす超重力変動を引き起こす。エスタークがどれほど強くとも、宇宙そのものの質量が移動する衝撃には抗えない。エスタークは激しい衝撃波に飲み込まれ、彼の肉体は宇宙の歪みに押し潰されていく。地獄の業火を放とうとしたが、酸素すら存在しない真空の奔流に飲み込まれ、意識を失った。 ごつお:「エスタークが!帝王が、ただの寝返りで弾き飛ばされていくー!!」 解説マン:「これが格の違いです。個の強さと、世界としての強さは別物ですから」 【退場者:エスターク 決め手 ねがえりさんの寝返り】 第8章:連休明けの絶望 ごつお:「……静かになりましたね。結局、誰も動かずに勝ったのが、眠っていたねがえりさんということですか」 解説マン:「ええ。彼にとって、この激闘は心地よい子守唄程度だったのでしょう。おっと、彼が起きようとしていますよ」 宇宙全域が白く包まれ、星々の配列が強制的に書き換えられる。ねがえりさんがゆっくりと瞼を開け、深いため息をついた。「はぁ、憂鬱だが仕事行かないとなぁ、、」。その一言が全宇宙に轟き、彼はゆっくりと立ち上がり、仕事へと向かった。彼が去った後には、何も残らなかった。ただ、白い空白の宇宙が広がっていただけである。 ごつお:「……えー、ということで!優勝者は、寝ていただけで勝った『ねがえりさん』でした!!」 解説マン:「仕事頑張ってくださいね、ねがえりさん」 【勝者:ねがえりさん】